10月2日牡羊座満月考察
今回の満月は天秤座の太陽と牡羊座の月が向かい合わせになって起こります。
無意識を司る月と、野心を司る火星が接近。
月と火星は木星・土星・冥王星と葛藤の緊張角を作ります。
この影響によって満月近辺は感情の荒ぶりや情緒不安定、人間関係に対する不安や社会の思わぬ動向にはいつも以上に注意が必要です。
週明けには冥王星が逆行を終了。14日から始まる水星の逆行や17日の新月、31日の満月と10月も慌ただしく動いていきそうです。
実質的な半年間の振り返りを兼ねた考察としてお楽しみいただけますように。
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月が太陽から照らされて煌々と輝く姿は私たちに「今自分はどんな姿をしているか」と改めて考えさせられるような問いかけにも見える。
今のあなたは「私は、私そのものです」と自信を持って答えることができるでしょうか。
自主性を司る牡羊座(火)は春分、客観性を司る天秤座(風)は秋分。
その間を挟む夏至と冬至が蟹座と山羊座、季節の始まりの星座たち。
この季節の始まりの時期を跨ぐ四つの星座の性質は「活動宮」と呼ばれ、始まりのエネルギーを持つ性質、行動力とアクションを象徴します。
その中でも特に牡羊座は「始まり」を意味する1ハウス、ASCに該当。
西洋占星術を宗教的側面から見ても「羊=信者を導くもの=キリスト=この世界の始まり」。この世を自分軸に捉えるならば、「神=自分」になりますし、この世を作ったのも遡れば自分ということになります。
牡羊座的意識=自己そのもの。
あなたがあなたの世界を作っている、という自覚を改めて持ちましょう。
と、そうはいえども個人の形を確認するために欠かせないのが自分以外の誰かの存在(天秤座的意識)が不可欠です。この世に実体を持って生まれてきた以上、「誰か」という鏡を通して具現化した意識のなかで自分を省みているからです。
魂の成長過程における牡羊座から対岸の天秤座に向かう旅は「自分が自分の形を確認するための時間」。自分が自分を生き抜くと決めて生まれてきた強い意志があるからこそ進むことができる道です。
満月は振り返りと達成。
次の天秤座新月まで、春分の頃からの約半年の自身のことを下記の流れに沿って振り返ってみましょう。
「自己の形」を設定し(1ハウス・ASC/牡羊座)
⇨自分の体、見た目そのものを活かし切れて居ますか?
→毎日鏡に向かって「今日も超いいね」って言ってみる。ファッション、メイクなど定期的なアップデートを測りながら客観的に一番いい自分を知る機会を作る。
財を呼ぶ能力・才能を持ち(2ハウス/牡牛座)
⇨元々の能力を自覚して使いこなせて居ますか?
→がんばらなくてもできることを思い出す。あるいは好きなことをリストアップする。好きっていう気持ちが才能そのもの。好きって何より大事。そして、がんばらなくても出来ること、誰にもあるはずだと思う、これも大事。
言葉を得て学び(3ハウス/双子座)、
⇨周囲の人間関係はどうですか?学びたいと意欲的に感じられることはありますか?(あるいは、発信するためのメディアは持っていますか?)
→周囲の言葉に囚われすぎない。情報の取捨選択は大事。
土台を築く。(4ハウス/蟹座)
⇨家族との関係はどうですか?あなたの生活環境は整えられていますか?
→地に足をつけられてる?家や家族は自分を写す鏡。
そして愛と創造の喜びを知り(5ハウス/獅子座)、
⇨恋愛してる?あるいは、最近わくわくしてる?
→人生の発展は「刺激」に触れること。常にクリエイティブであれ。そこら中に創造のヒントは転がってる。
調整を覚え、社会的な役割を得る。(6ハウス/乙女座)。
⇨社会に自分が貢献できることってなんだろう。そして、自分のために貢献できることはなんだろう。
→積み重ねは大きな財産になる。どこから手をつけていいか分からないならまずは身体のことから、食べるものから変えてみるのもいい。
まずは考えていることを整理しよう。
ここまでのステップを経てようやく協同、出会い。(7ハウス/天秤座)。
ようやく個を客観的に見つめることができるようになるのです。
⇨相手は自分を写す鏡とはよくいう事で。意識は現実になるし、自分は世界だから。
→自分がどんなもので構成されているかも分からずに無責任に生きることは止めてみよう。
この例に沿って、今の自分が「どんなもので構成されているか」、考えて取捨選択をするきっかけにしてみてください。
「風の時代になるから…」「誰かがこう言うから…」
という他人軸情報に捉われず、自分の視点で考えることが大切です。
自分がそうしたいならすればいいし、したくないならしなければいい。いつかまた選択のチャンスがきます。
風の時代って皆んな口を揃えて言うけれど、正直なところ私はこう思います。
みんなちょっと言葉に操られている。そんなに甘いものではないよ。
確かに今までより、ちょっとだけ自由になる。生きやすくもなる。解放される。かもしれない。
しかしその分だけ自分の意識に責任を持たなきゃいけなくなる。
自分で自分を守らなくてはいけない。
「地」は形が分かりやすいけれど、「風」は目に見えない。
例えば結婚制度なんて意味をなさなくなるかもしれないし、ステータスなんてどっかに吹き飛んでいくかもしれないし、もっと別の枠組みができるかもしれないし。社会そのものが大きく変わっていく=自分そのものが大きく変わっていく。それは受け身ではなく、自分の意思で。
いま形あるものが急に無くなろうとするとき、どうやって物事を判断する?
何があなたにとっての真実になる?
見える方が分かりやすいし、見えないものを信じるって少し勇気のいることだ。
だからこそ、判断基準はとにかくあなたがあなたでいるしかない。
今までの当たり前が当たり前じゃなくなっていく。代わりにこれからの当たり前を受け入れていく。いやでも順応せざるを得なくなる。時に痛みも生じるでしょう。意識の新陳代謝のために。
そして、これはカチッとスイッチが変わって切り替わるようなものじゃあなくて、少しずつ順応していくものだと思う。これまでの何十年、何百年分の変容なのだから。勿論すでにその変化は始まっているけれど、まだまだ本番はこれから。
ここから数年は移行期間、自分という軸にしっかりつかまってないと吹き飛ばされちゃうくらい世の中が大きく変容していって、あと数年もしたら2020年の価値観なんてもはや100年前くらいの感覚になってしまうだろう。
そういうわけで、泣けど喚けど確実に「風の時代」は来るんだけれど、魂が生き急いでも実体が適応するまでは少〜し時間がかかるかもなあって、思う。
少し厳しいことを書いてしまいましたが、でもどうか安心して欲しいのは、今のあなたがなかなか変わるのが難しいと言っても、これからの時代に取り残されるなんてことはありません。
繰り返し伝えている通り、大切なのは変わるのでなく「戻る」ことです。
またあるいは、意識のアップデートが終わっていない人を「可哀想」だなんて横目でみるような悲しいことはしないでほしい。
それこそがあなたの内側にこびりつく優劣意識の見せるものです。
そんな悲しい世界はこれから始まる愛の時代に相応しくはないはずです。
そんな場面にでくわすことがこれから沢山あるかもしれない。その度に、「ああ、私の中にもまだあるんだな、この気持ちが。」って素直に受け止めてみてほしい。
多分「なんのこと?」って人もいっぱいいるだろう。大勢の人は今まで通り普通に日々を過ごしていく。それでもいい。まずはあなたがあなたに集中すればいい。
誰にでも平等に時代の変化は訪れているし、アップデートできてないから時代遅れ!なんていうの、ナンセンスだし寂しい。
いつだってどんな時でも、どんな人でも多様性が認められる。それがこれから始まる「自由と愛の時代」ではないでしょうか。
そのためにあなたがあなたそのものでいること、
幸せなあなたが作る世界こそが幸せである、ということが必要不可欠なんです。
なんとか言語化しようと思ってやってきているけれど、伝わるかなー。
うまく伝えられなくてごめんなさい。
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振り返るならば今から半年前の牡羊座新月の頃は、2017年から山羊座ゾーンに滞在していたちょうど土星が水瓶座に移動したばかりでもあります。2020年最後の東京出張(muska@第六夜にて)からちょうど帰宅した頃です。それからの緊急事態宣言、強制自粛期間を経ての第一次コロナウイルス感染期間はちょうど水瓶座土星滞在期間(3/21前後〜7/2)と重なり、私はそれを「2020年12月以降の世界の予行演習」と呼んでいるのですが、状況によっては否応なく変容・停滞を強いらされたであろうこの特殊な時間をこの文章を読んでいる皆様はどのように過ごされたでしょうか。言わずもがな予行演習ですから来年以降は一体どんな世界が待っているのか…否応なしに身の皮剥がされるような心地はもうもうこりごりですが、例えるならば鎌倉幕府成立時(1186年ごろ、前・風の時代。貴族優位から武士時代の到来)のような大変化の中を駆け巡るように生きているのだというわくわく感が止まらないのも事実であります。2020年12月のグレートコンジャンクション、2023年の冥王星水瓶座入り、そして2025〜2026年頃の天王星双子座入りを経て進む大幅な順応期間が必要ではあるものの、真実は残り、そうでないもの(適応できないもの)は淘汰され、とはいえ誰を蔑むでもなく個が個であることを心から慈しむことができる多様性の時代=風の時代へと本格的に突入していくのでしょう。
私を例に挙げるとこの「演習期間」、重い腰を上げてリモート対応にチェンジ。月に5−6回飛び回っていた出張を完全にストップ。インスタライブ決行。デジタルバンクも登録。リモート環境整理。引越し。元々そんなに感覚が早い方ではないのと面倒くさがりなのでほぼアナログモードだったシステムを少しづつ移行させ、現状の自分が一番ベストを尽くせる環境を整理していきました。思い切ってやってみたことは結果オーライにつながっているような気がするし、曖昧だったビジョンが整理されてようやく進むべき方向がクリアになってきたのがこの満月の頃。半年前の自分とは大きく違うという実感がようやく感じられるような気がしています。
私にとっての9ハウス、10ハウス、MCがとことん徹底的に鍛え抜かれた山羊座土星期も残りわずか。(私のチャートは超・山羊座集中型で、9ハウスに太陽・天王星・海王星合、10ハウスMCにぴったり金星土星ドラゴンヘッドが合、向かいの蟹座ICにキロンテイルが合なのです)加えてトランジット天王星がアセンダントに差し掛かりまたまた個人天体とトライン。あんなに辛かった土星回帰期間は残り約3ヶ月、次にやってくるのはあと30年後…人生の中でもここまで個人天体が徹底的に鍛えられることなどそうそう無いのだと思うと寂しさすら覚えますが、「厳しさこそ愛」と思う私の性格はMC土星的な生き方そのものかもしれません。(良くも悪くも…)現状のプログレス6ハウスの積み重ねを終えたあとは2025〜30年頃にかけてMCへ上る修行へ邁進しようと思います。
10月は沢山インプットしてもっとちゃんとした文章を、考察を沢山書きたいなあと思っています。