2022年12月23日山羊座新月

牡羊座木星、冬至、そして2025年に続いていく精神的外壁のメタモルフォーゼ

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2022年12月23日午後19時13分頃、冬至を迎えたばかりの山羊座の太陽が月と重なり、新月です。

時を近くして20日に牡羊座に入ったばかりの木星とのアスペクトを含めて読んでいくと2020年、2023年、そして2025年に向けて展開していく成長模様がまさに『精神的外壁を取り壊していくメタモルフォーゼ(変身)』のような成長過程を示唆するようなものでしたので、今回は併せて考察していきたいと思います。

木星は今年の5月11日から10月29日まで一時的に牡羊座に滞在していました。

中でも、5月11日から7月28日までの順行期間・約2ヶ月の間に起こったできごとの調整期間とも言える2022年下半期を経て12月20日から再度動いていくことがこれからの12年間の本番のようなこととも言える。

私はかねてより講座や考察の中で1962年2月6日の水瓶座8天体集合・記録的な金環日食こそが風の時代およびアクエリアンエイジブームの先駆けであったとお伝えしているのですが、当時の星の流れが意図していたこと、マイルストーンの回収がようやく成されるようなことが起こるのが2020年〜2023年から2025年にわたしたちが体験すること。

つまりは、2020年から2023年、2023年から2025年までにかけて起こることは『本質的な意味での風の時代への適応期』のようなことではないかと思います。

この渦中にいる私たちが体験していることはまさに混乱・葛藤、世界が変化していく様相で、混沌の流れを生きたまま実体験していくようなことなのですが、今回の新月のメッセージがまさに!その流れの答え合わせになるような気がしています。

少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。

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新月時、アセンダントのサビアン度数は獅子座7度【ボリシェキプロパガンダを広める人】

自分の中にある古い概念を崩そうとする姿勢の表れ。

それらを解決に導くキーワードは、獅子座の支配星である太陽の元にあります。

新月は太陽と月の重なりあいのことです。

太陽=表面意識 / 表向きの自分と世間の方向性

月=潜在意識 / 内面的な自分と世間の方向性

を、示します。

太陽と月のサビアン度数は山羊座1度【3つのステンドグラスの窓、1つは爆撃で損傷】

5ハウスという自己表現・欲求・情熱の部屋で起こる新月、

自分の実力や能力を周囲に認めさせたい願望、対抗意識の現れに向き合うこと。

自分の中にある古い概念とは、自分の中にある優劣意識・優生意識のようなものが子ども時代から蓄積されている、植え付けられた社会的模範像のようなものなのですが(例えば、このような社会性をもて、このような模範であれ、〜ねばならないあれこれを理想の概念として見えない外壁のように備え付けられること)

それらは既に“耐用年数を終えた外壁のような状態“であるため、早く自分なりの新たな社会目標を刷新させ「こういう人間にならなくてはならない」という精神的プロパガンダを自分なりに消化させていくことが大切なのですが

この新月付近、または11月8日の皆既月食の付近から自分の中での感情の葛藤や変化、価値観の変容、環境そのものが大幅に変わろうとしていることを体験した人々にとっては

その変化の向こう側にあるものや、感情の奥にある願望を拾い上げることが自分自身の“備え付けられた外壁”を壊すきっかけになろうとしているのかもしれません。

刷り込まれたものとはいえ、これまで自分自身を守ってくれていたものを取り外すことはある種の恐怖感が生じます。

なぜならそのおかげで、あなたは『理想を叶えるためのことは、自分にできるわけがない』という言い訳が通る環境を作れていたからです。

言うなれば、“壁“の向こう側に行く努力をしなくてもよかったからです。

22日の冬至、そして23日の新月のチャートは、新たな始まりのサイクルに向けた衝動性を働かせる牡羊座の意識とスクエアの角度を形成しますが、この影響に寄る心の葛藤や変化はすでに役割を終えているはずの“不要な外壁の大きさ“と比例するかのよう。

(※外壁とは比喩表現ですが、自分の中にある優劣意識・優生意識に対する思い込みのようなものと捉えてみてください)

よって、怒りにも似た無力感、疲労感、脱力感、悲しみ、自己卑下的な意識、罪悪感に苛まれる方もいるかも知れません。

もっとこんな自分だったら

もっとこんなことができたら

または成長や変化に向けた不安を自分で作り出すような妄想

など、他者との比較の中で生まれた自己卑下の感情の悪循環が起こってはいないでしょうか。

あるいは、そのような状況になるような投影の世界でもがいている人もいるかもしれません。

自分が生まれ育った環境の中で刷り込まれた“外壁”の中でもがき苦しみ、結果的に自分が乗り越えられない理由そのものを他者になすりつけようとしたり

自分自身の幼少期の消化不良になってしまったことを他者に求めようとすると

当時の自分自身が発散できなかったことがある種の暴力性を持ったものになったり

勝つか負けるか、自分が人よりも優れていたいと言う誤った暴力的な男性性が表に現れてしまうことがあります。

今回の新月の角度、山羊座2度はNYで同時多発テロが起こった日のチャートの火星(トラブル・戦い)を示す角度と同じ、社会構造そのものに一石を投じるような、または見えない外壁を乗り越えようとするときに現れる心情を示すような出来事や未熟な野心の表れ。

未熟で暴力的な男性性を癒そうとする牡羊座のカイロンは今年の2〜3月に牡羊座の木星と重なり合い、自分自身の未熟さを受け入れる運びをもたらしますが

同じ活動宮の山羊座の星々からの刺激や、逆行中の火星の影響によって自分自身の未熟さをコントロールできずに衝動性に走ることが見受けられます。

あなたの身の回りに見える、またはメディアが伝える情報の中に存在する

支配的な人、暴力的な人、未熟だと感じる人

自分勝手だと感じる人、野心的な人、自分をコントロールしようとしてくる人

自分のことしか考えていない人、向こうみずな人

それらを目の当たりにして、実際に関わり合って感じる嫌悪感や苦しさ、憤りは全て

あなたの内側の精神的未熟さの投影。

自分が憤りや嫌悪感を感じる対象を通して、投影された現状を受け取りながら未熟な男性性の癒しを行っている最中なのです。

共通して2023年の上半期は、多くの人によって挑戦にふさわしい年。

それも、自分自身がこれまで無意識に諦めかけていたことほど向き合うべきテーマとなります。

そのために、自分の中にある未熟さや、刷り込まれた概念による精神的外壁を取り壊していくこと、すなわちタロットカードで示す「塔 TOWER」のような体験をしてようやく脱皮できる状況や運びがあるのでしょう。

宇宙の後押しを受け取るも受け取らないのも自分次第、自分を押さえつける概念という外壁を飛び越えるのも、壁の内側に籠るのもあとは自分次第というわけです。

2022年の冬至から2023年4月20日ごろまでは大きな流れの時期。

まずは3月21日の春分前後まで牡羊座木星期「開拓×始まり」という宇宙からの力強いエネルギーを味方につけながら前向きに行動していきましょう。

12月29日から1月12日までは山羊座の水星逆行期。

冥王星という限界を乗り越えようとする天体に、水星が重なる直前に起こる逆行は、肉体と精神を繋ぐ間にある精神的外壁を乗り越ようとする恐怖心の表在化そのものです。

この影響は12月20日〜23日付近に起こった出来事が自分の中にある課題のどの部分にアプローチをもたらすのかをさらに裏付けてくれたり

この時期に起こった出来事を自分の中で答え合わせするような調整期間になったり

人によっては今まで放っておいた歯が爆発的に痛んだり(年末年始が最悪の思い出にならないよう・・)

あるいは、自分自身が自分自身の“壁“を乗り越えるために向き合うべきことは何なのか、分かりやすく外側から教えてくれるようなことがあるかもしれません。

1月10〜20日、7月10〜20日、または山羊座・蟹座・乙女座・牡牛座・天秤座・牡羊座の20〜28度という後半度数に個人天体またはアングル、プログレス天体がある方にとっては特に大きな影響を及ぼします。興味のある方は“無料ホロスコープ“と検索して出てくるサイトで自分のチャートを調べてみてください。

または私のカウンセリングを受けていただけましたら、乗り越える外壁の影響も含めてお話しいたします。

改めて、山羊座冥王星期というものは既存の国家のありよう、社会構造・社会制度の形骸化を示して崩壊させていくばかりではなく、山羊座の向かい側の蟹座サインが示すローカルや地域性の問題、家族問題、そして未来の国家、社会を委ねる教育制度そのものを一旦崩壊させてまた新しく作り直す必要性を示すもの。

そして次にやってくる水瓶座冥王星時代とは、新しい社会・教育制度・家族形態・婚姻の仕組みとなどこの社会を取り巻いている大枠の仕組みを一旦取り壊した山羊座冥王星時代の影響によって無秩序になった状況を、新しくこれからまた作るために一人一人の健康的な自立心や覚醒の意識に未来が委ねられる混乱の時代であることを感じています。

目に見える外側の壁やアクセサリーのようなもの、つまり肩書きや年齢・立場や物質では繕いきれない内面の精神性を嗅ぎ分ける嗅覚が問われる、つまり周波数(バイブス)のみが純粋に投影される本当の風の時代への突入です。

これに関してはまた改めて・・・

では、この度も長い文章を読んでくださりありがとうございました。

今年、淡の間のメッセージを受け取ってくださり、当マガジンを通して私を支援してくださった読者の皆様へ心からの感謝を申し上げます。

いつも大変ありがとうございます。

私にできることは多くはありませんが、読者の皆様にとっての最適なタイミングで必要なメッセージを届けられるよう今後も自己研磨に努めてまいります。

どうぞ2023年もよろしくお願いいたします。

淡の間

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