2023年1月7日午前8時07分
山羊座の太陽と蟹座の月が向かい合い、満月を迎えました。
満月を迎えた蟹座のサインテーマは、母性や子ども時代の記憶(月の年齢域 0~7歳頃)、安心する環境、家族、家・家系、ルーツにまつわるもの。
元々「月」を支配星にもつサインでもあるので、より潜在意識の中に眠る感情が浮かびやすい時期なのでいつもより情緒不安定になったり、体調に関してはむくみ、体のだるさ、胸の張りなどが起こりやすいかも。
または母との思い出、母方とのつながりの中で大きなカルマや運命、分かりやすく「母性」を意識するきっかけが起こる人も見えそうです。
向かい合う山羊座の太陽が示すのは父性、社会性、実績、精神的な外壁にまつわること、人生のカルマ、逃げられないようなこと。肉体部位では体の骨格そのものや歯を管轄するので古傷が痛みや、見えない傷や骨格の矯正のようなこと。
向かい合う太陽と月の真ん中に位置してTスクエアを形成する癒しの星・カイロンは、引き続き牡羊座に。男性性の癒し。行動力の助長。食わず嫌いの克服など。
急に出てきた課題・逃げられない問題を示す今回の満月の影響は、この満月以前 / 以降で大きく精神的なアップデート、認識の変化が思わぬ癒し・救済につながる暗示。自分の未熟さを一旦受け止めて、よしよししてあげる。
今、あんまり頑張りきれない人やスイッチが入らないように感じる人も多いと思います。今回の満月で昨年ぶんの疲れがどっと出ている人も。
今まで頑張りすぎた代償をリカバリーするお休みとして、充電が終わるまでは休んでOK。頑張れない時の自分のことも受け止めてあげましょう。
落ちるとこまで落ちれば、好きなだけ休んだらきっと、もうちょっとやってみようかなって気持ちがだんだん湧いてくるものだから。
(※人によっては冬至頃から年末年始〜1月18日前後の水星逆光が終わるまでの長い時間アップデートが必要な場合もあります)
山羊座の性質もとい土星の役割というのは、人が誰しも持っている自分の精神的外壁(こんなことはできない、怖い、向き合いたくない)という課題に向き合うための強さを教えてくれたり、それらの課題に向き合った後の成功体験から成る自信と解放感という愛情を与えてくれるものですが、
その体験は他の誰でもなく、自分自身で向き合わない限りは一生体験することができないものです。それに、その出来事は、大概の場合少し厳しい表情をしている場合が多いです。なぜならば、あなたがそれらの出来事を乗り越えられるか、逃げずにいられるかも含めて試しているからです。
ちなみにですが
幼い頃から過ごしてきた環境や認識の刷り込みや、思い込みのような呪いから真の意味で解放がなされない限り、自分の真の成功体験を感じられることはなかなか起こりづらく
成功の基準が過去の思い込みの中に存在しているので、どれだけ自分が頑張っても十分に何かを得ていたとしても『足りない』という状態が生まれたり、自分で『まだまだ至らない状況』を引き寄せることになったり
結果的に無力さを抱えたまま生き続けたり
『精神的な外壁の内側』で、もがきながら生き続けることになります。
過去の刷り込みや記憶、体験の中で生まれた認識のことを“インナーチャイルド“と呼びますが、インナーチャイルドの刷り込みが無意識に生まれやすいのは0〜7歳の時期こと『月の年齢域』と呼ばれる時期と言われています。
今回は月を支配星にもつサイン、蟹座の領域で起こる満月、
誰しも持っている潜在意識の領域に抱えていたものが溢れやすい星の運びですから、下記の項目のような影響が見られやすいかもしれません。
☑︎自分のインナーチャイルドを解放するためのきっかけ
☑︎破壊的な現象を通して(ある意味ショッキングな事象)を通して純粋さを取り戻す
☑︎一旦終わりにして、何かを新しく始める
☑︎「振り切って」みる
☑︎こわいなあ、いやだなあと思っていることに着手する
☑︎比較対象のいない自分を生きる、と決める
それらの出来事を通して、きっとあなた自身が持つ純粋な可能性を取り戻すことができるはずです。
社会における問題で言えば、少子化問題の対策や国全体の教育問題そのものに着手する場合もあります。そういえば太陽星座・蟹座の東京都知事、小池百合子知事は所得制限に関係なく全ての18歳以下の子どもへの継続給付金を検討する姿勢を見せたことなどもタイムリーなニュースですよね。
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加えて現在、山羊座の位置では水星が逆行中。
冥王星という魂の領域と、水星という精神と肉体の繋ぎ目のあわいで起こる逆行(監査・点検)の作用は、自分の外側と内側の矛盾をなるべく無くすよう内面的統合に至る前の課題を示します。
簡単に言えば潜在的に考えている部分と表面的な行動の矛盾を埋めるためのきっかけに見舞われたり、ごまかしが効かないような状況に追い込まれる人もいると思います。
今回の逆行の影響は個人レベルでは収まらず、社会や国家レベルでの骨組み・構造についてメスが入る場合も考えられますが、なんにせよ今年の3月24日に冥王星が水瓶座に移行する前の毒だし、新陳代謝のようにさまざまなジャンルでの世代交代が相次ぐでしょう。
12月29日から始まった逆行は1月18日に終わります。
以降2月1日、2月14日付近と何段階かにかけて逆行中に起こった出来事を再確認するようなきっかけも。
または、人によりますが2008−9年、2018−19年ごろに体験した自分の体験が次のステージに進むフェーズを感じるような、まるでシーズン1からシーズン2への移り変わりのような運び。
これまで明かされなかった『シーズン1に誘われた理由、謎の解明』というスピンオフ的体験(?)を感じるかもしれません。中でも山羊座土星期生まれや太陽、アングル山羊座もしくは蟹座持ちの人は特に運命の運びや因果、自分が運命の流れに沿って生きてきた答え合わせのようなことを強く感じることがありそうです。
共通して今回の満月付近で起こりうる事象・現象・体験から生まれるのは、自分の中にある純粋ではない思い込み(呪いに近いようなもの)を払拭したり、自分をあらためて育て直すような、自分の中にある『絶対』の認識を上書きするためのポジティブな破壊の体験のようなことなのかもしれません。
アセンダント=自分を示すサビアンの度数、『卵から生まれた子ども』と
月=潜在意識を示すサビアンの度数『知識と生命に成長する微生物』
併せて考えてみると、卵から出てきた雛鳥が初めて体験した絶対的な存在、概念、親なるもの(※みなさんの中にある思い込みのことだと捉えてみてください)を上書きするための必要なプロセスがそれぞれ必要な現象を通して起こるのかも。
または山羊座ー蟹座ー牡羊座ラインで起こるTスクエアの配置の中、欠けた一辺である「天秤座的作用」のことを考えると、自分の近くにいる人間関係やパートナーシップ・仕事を含む大人関係も含めた関わり合いの中から成長のきっかけを得ることもあります。
💭現在の自分がどんな人のそばにいるか?
💭どんな関わりかたをしているか?
💭その人との間に摩擦のようなことは起こっていないか?
などをなるべく客観的に確認してみるのも良さそうです。
OTD会員の皆さんは過去のアーカイブ「思考の力」を確認して、他者を通して起こる投影の見直しをしてみてほしいです。
または、これまで考察を読んでくださった皆さんの中で「全く思い当たる節がない」と思う方もいるでしょう。
それでも、全く関係のないことはありません。
なぜなら、誰でも平等に天体の運びは生じているものですし
焦らなくても必要な時に必要な運びがあります。
そして案外、大切なことは灯台下暗し的に思わぬところに転がっているものです。
自分の身の回りを整理することや、後回しにしていることに手をつけるのもいいですね。そして何より、なかなかやる気スイッチが入らない人は好きなだけ休むことも大切なことだと思いますので・・・!
皆様にとって、必要なアップデートにつながるきっかけや良い運びがありますように。
長い文章を読んでくださりありがとうございました。
淡の間