2023年3月21日春分、3月22日新月の考察(※時間は日本標準時の兵庫県明石市)
3月21日午前6時25分、牡羊座ゾーンに太陽がイングレスして春分を迎えました。
同時刻帯のアセンダント(チャート全体の空気を作るサイン)も同じく牡羊座、他天体も水星、木星、カイロンと集い『牡羊座色』が非常に強い春分図です。
チャート全体のムードとしては「自分自身の主張」を示すゾーンである円の左半分に天体が集中しています。
しかも、潜在意識を示す12ハウスと、自分自身(運気全体の流れ)を示す1ハウスに偏りが見えます。
『潜在的に抱えている自分像と実際に現れている自分像の偏りを埋めていく、自己統合の流れを促すようなテーマの春分図』と捉えました。
『牡羊座色が強い』ということは、牡羊座のエレメントである火の要素、クオリティである活動宮の性質、そして支配星である火星の配置が重要ですので、そのポイントに注目して考察します。
アセンダントのサビアンシンボルは【♈︎7度 2つの領域でうまく自己表現している男】
メリハリ、強弱、バランスが鍵。新年度に向けて3月いっぱいは調整期間。
自らの能動性をコントロールしていくことで円滑に進むこと。
これまで忙しかった人は落ち着き、休憩していた人は動き始め、然るべき場所に配置される適材適所の運びが。
特に、牡羊座、射手座、獅子座の火のエレメントの性質を強く持つ人(太陽、月、アングル、プログレス天体に該当星座を1〜2つ以上持つ人たち)は良い意味でその影響を受け取れるグループです。
特にこのグループに該当するみなさんは勢いを追い風にこの春から新しいプロジェクトが動いていくことになりますし、既に動きをつけるための話が舞い込んでいるかもしれません。5月15日前後を切り替えに木星が牡牛座へ移動しますので、この春の期間(3月〜5月上旬)までに勢いをうまく味方につけて行動してみて。
中でも獅子座チームは2020年12月からの水瓶座土星期の影響で息苦しい時期が続いた数年でしたが春の訪れと共にようやく出番が回ってくるような・・・今までよく頑張ったねと言いたくなるような気持ちに・・・!
2020年12月から2023年2月まで、水瓶座土星と牡牛座天王星の影響をダブルで食らっていた不動宮チーム、牡牛座・蠍座・水瓶座・獅子座の皆さんは、ここ数年の自分の成長を体感できる流れに。具体的にどのようなことかというと、以前の自分よりもフットワークが軽くなっていたり、何か物事に取り組む際の腰が軽くなっていたり、捉え方や考え方が柔軟になっていたり、以前の自分よりもどうにかなるさ精神が育まれて生きやすさがアップしているかも。山羊座、蟹座の後半度数チームも3月後半、やっと人生の大一番が過ぎてホッと肩の力が降りそう。同時に次の展開が息つく間も無く始まっているのですが・・・!
5月半ばに木星が移動することで、昨年少し苦しかった牡牛座・蠍座グループは(太陽、月、アングル、プログレス天体に該当星座を1〜2つ以上持つ人たち)今までやってきたことが認められる安心感が届けられるかもしれません。あるいはこの春に動いたプロジェクトが安定した形になっていく流れに変化していきます。行動したのは良いけれど、これをどうやって収益化に繋げていくか?安定した形にしていくか?という現実的なフェーズに移っていきます。この時期、乙女座チームは相当肩の力が抜けているはず。
この春せっかく行動したのに、出たとこ勝負の見切り発車状態では意味がありません。今回のサビアンシンボルから考察するに、ただ闇雲に動くのは得策でなく、あくまでメリハリがキーポイントということです。
木星は一旦逆行を挟んで2024年初旬までは牡牛座を運行していくため、2023年3月〜4月から本格始動したことを2024年までに目に見える形にしていけるように(例・お金を稼げるようにしていく、安定した良い流れをキープしていく)程よいペースを作ってみてください。
全体的に良い流れの一方で緊張感が大きく表れているのも特徴的といえます。牡羊座の支配星である好戦的な火星が双子座の元で、海王星とのぶつかりにより2022年半ばから不穏な空気を作り出してきました。
ここ数ヶ月、山羊座の冥王星と獅子座のリリスと共にYODを形成中。
今回の春分図のMCは山羊座なので、カルミネート天体はYODの一辺である冥王星です。
11ハウス、3ハウス、6ハウスのYOD。
それぞれマンデーン的に見てみると
11ハウスは(冥王星⇨破壊、崩壊、原子力、一旦取り壊して新しく構造する)国会や議会。
3ハウスは(火星⇨波乱、トラブル、戦争)通信、メディア、交通、発言。
6ハウスは(リリス⇨欲、承認欲求)労働、警察、軍隊。
これまでの世界(国家)の構造、屋台骨になっていた部分を取り壊して新しく生まれ変わらせる働きをしていた山羊座の冥王星が3月24日にいよいよ水瓶座へ移動することから『新しい世界の構造を作るために動き出す流れ』がいよいよ表面化しそうなのも2023年春分以降の流れの特徴。それぞれの持つ力を誇示するように、保たれていた均衡がとある誰かがトリガーを引くことで乱れるような、まるで火種に火がつくような緊張感を漂わせます。
戦いの星・軍神であるマルスを擁する火星を支配星に持つ好戦的なサイン、牡羊座の元に発展をもたらす木星が入ることは良くも悪くもさまざまな「火の種」を生み出すということでもあります。コミュニケーションを司る水星も牡羊座にあり、水星を支配星に持つ双子座の元に火星があるため外交上の不穏などが見えます。
では、その火種とは何が原因で生まれるのか?
社会で起こっていることが私たちの心の中を投影する表れだとしたら、私たちの心の中で潜在的に抱えている『火種』のようなものとは一体何のことを示すのでしょう。
その正体を一言で言うと、嫉妬心、欲望です。
誰かの活躍を見て焦ったり、自分はあるところに止まってなかなか思うように運ばない(ように見えたり)隣の芝が青く見えてしまうことは誰にでもあることですが
その焦りや不安から人とトラブルを作ってしまったり、不要な怒りを生んだりイライラしてしまったりしていませんか。
ここ数年のあなた自身の頑張り、成長を無下にしてしまうようなことはできれば避けたいものですが、それでも、わかっていても、羨ましくなってしまったり欲が出るのが人の性。
牡牛座金星とドラゴンヘッドのコンジャンクションに魚座土星のセクスタイル。
自分が思っている以上に自分は欲深い存在で、誰かに対して「持っている自分だと思われたい」という気持ち。目にみえる愛を求めてしまう気持ち。
そう願うあまりメンタルが不安定になってしまうようであれば、一旦そこから離れるのも勇気。いっそ離れてみた方が心の治安が保たれることもあるかもしれませんし、持っていないと(関わっていないと)不安になるような人や物とのまさかの決別が起こりそう。
また、これまで目に見える愛、物質的な豊さを追い求め続けてきた人にとっては愛の変化が。本当の心の豊かさ、肉体を持って生まれてきた喜びを感じられる出来事が起こるかもしれません。
1ハウスの牡羊座の木星とキロンのコンジャンクションは、他人とのポジティブな境界線を誘導。
牡羊座木星のサビアンシンボルは【2人の高潔な独身女性】
アセンダントのシンボルもそうでしたがシンボルにそれぞれ「2人の人間」が現れることは自分の中の二面性や誰かと私を比較するような状況や投影するテーマを示します。
本来であれば自分を客観的に鏡をみて省みることができれば良いのですが、誰かとの関わりを通してようやく自分の中に渦巻く醜い感情に対峙したり、その状態に気がつくきっかけが起こるかもしれません。
謎の嫉妬心や不安は人と自分を比べているようで自分自身の欠乏感から生まれるもの。
誰かがどうかではなく、自分自身のリアルな今の姿を見つめてみましょう。
羨ましいと言う気持ちを前向きな原動力に変えることで、その思いが怒りや支配の気持ちに変化することを防ぐことができます。
目の前の誰かを素敵だと思うなら、あなたがとても素敵だと言うこと。
『あなたも素敵だし、私も素敵』
『あなたが幸せなら私も幸せ』
こういう状態になれたら素敵です。
春分図の影響は6月の夏至まで続きます。
星の流れで予測できる注意日は
3月29日〜4月5、6日
5月22日〜25日
6月18日
身体の部位で気をつけること
肩、手、肺、呼吸ができないなど、神経の荒れ、痛み、骨や歯、肌荒れ
地震や災害に気をつけた方が良い場所は
沖縄県沖、石川、富山、岐阜、愛知(名古屋)、静岡方面
旅行におすすめな運気の良い場所は
島根、広島、愛媛、佐世保〜長崎、
(今回は日本のみで考察しました)
なぜ具体的に場所や日にちを書いたかというと、翌日22日は牡羊座の元で新月が起こります。これが『終わりの始まり、生きるために何ができるか』と言うことを問いだされるような天体の配置だからです。
このようなことを書くと不要に怖がったり、焦ったり、不安になる人が多いと思います。
私はいたずらに煽りたいのではなく『このような緊張した状況下で、ようやく自分の人生に自己責任が生まれるであろう』と思っています。
もし明日死ぬとしたら?
大切な人に何と伝える?どう生きる?何をする?
最善を尽くすために何ができる?
後悔しない生き方とは?
愛を持って生きる方法は?
人はいつか必ず死にます。早いか遅いか、それだけです。
ただし私が星の流れを読んで予測ができるとしたら、後悔なく生きるための方法にしたい。
1人でも多くの人が自己責任で自分の人生を生きる大切さに気がつけるようにメッセージに込めたいと思います。
仮に様々なことが星の流れで決まっているとしても
防ぎようのないことが起こったとしても
今、この瞬間から行動と心の持ちようを変えることができます。
後悔なく大切な人に愛を伝えることもできます。
用意できること、動けることはたくさんあります。
家族で共有できることや、準備できるものを用意しておきましょう。
これはあくまで予測にすぎませんから、何もなければ「結局何も来なかったね」と笑い合えればいいのです。
生きること、幸せになることを人任せにしない、それだけで人生は豊かになるんです。
後悔なく自分の人生を生きるのが一番良い。
あなたの命の炎を燃やすように、命の喜びを最大に分かち合えるような時間を過ごしてください。
それと、最後に。
皆様に報告ですがホームページの改修のため一旦このマガジンを閉じます。
Noteに続き当マガジンを購読してくださった皆様、本当にありがとうございました。
4月以降もインスタグラムで考察の投稿をしたりポッドキャストなどでも引き続き配信は続けますのでご安心を!
また夏至のタイミングで季節図を読みます。
皆様のことが大好きです。みんなまとめて幸せでいてほしいといつも願っています。
みんながそれぞれ、幸せでいてほしい。
そのためにできることを続けていきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
淡の間