2023年6月4日午後12時42分、射手座の位置で真昼の満月。
半年前に書いたメモがあれば手元に用意して自分の歩みを確認してみましょう。
満月のサビアンシンボルは射手座15度「ピラミッドとスフィンクス」
学びへの意欲を示す3ハウスと、学んだ結果として専門性を極めようとする9ハウスで起こります。
(3ハウス=発信、9ハウス=出版、それぞれ移動や旅行、引っ越しも示します)
あなたの人生は、付け焼き刃の浅い何かを目指している訳ではありません。発展と成長の中で築いていく、替えの効かないもの。時間と共に成長しながら増していく価値。
人によっては、これから自分の中で歴史と付加価値を伴う知識という資産を築くための「一旦区切り」を迎えたり。行きたい場所、極めたい専門性があるならば少し時間がかかることを自覚した上で腹を括るみたいなこと。
本当に伝えたいこと、広めたいことを言語化するにはもう少し努力が必要かもしれない・・・それに、中途半端は気持ちではないからこそ、熟成させるための時間も要するかもしれない。それでも今のあなたは、以前よりも然るべき時間をかけることに対して前向きになっていることを感じられているかもしれません。
きっとその努力や、今回の満月付近に感じたことに向き合うことは、いつかあなたをもっと遠くの場所へ連れて行ってくれるための燃料になります。それに、自分なりに前進したことについて与えられる成功体験。
怖いなあと思っていたこと、絶対に譲りたくなかったこと、その「食わず嫌い」みたいな一歩を恐る恐る踏み出すことで、世界が変わるようなこと。
できることとできないことの分別。
無理なくモチベーションをキープする器用さ。
長い目で見る、ということを選択できた心の成長。
射手座の支配星・木星は運命の導きであるドラゴンヘッドと深部へ潜る部屋・8ハウスで重なります。とある存在に対して導かれたように深く結ばれるような体験や、人によっては怠慢さが目立つこと、散財、暴かれる秘密。
今回も満月のキーポイントを握っている「水星」は革命と独自性、まさかの番狂わせを行う星・天王星とコンジャンクション。
4月20日の新月の頃、進みかけて一旦停止していたことや当時満身創痍だったことが思わぬ形で進んでいく時期です。より必要なタイミングで達成できるように添削されていたような計画書。
5月後半から6月前半にかけて、不動宮のグランドクロス。
緊張感の強い頑固さ、粘り、ハードワーク、正念場。
恋愛をしている人たちにとっては手放しで喜べないような押し付け合いのすれ違いが起こりやすい時期です。もしも、ヒリヒリした気持ちの交差が起こった時、それが愛ではなく「愛のような何か」だったと教えてくれています。一方的に感情を押し付けたり、自分が勝手に想像して動いたことに対して見返りを求めるのはNG。
なんだかタイミングが噛み合わないと感じたなら風向きが変わることを待つのもまた、愛。
6月18日の双子座新月で土星が逆行スタート。11月4日まで。
少し先ですが7月1日に海王星が逆行スタート。12月6日まで。
5月2日からスタートした冥王星の逆行は6月11日に山羊座にIN。10月11日に逆行が終了するも、山羊座に滞在は来年の1月半ばまで。この影響によって、引き続きオーバーワークな7月14日〜20日、1月14日〜20日生まれ(あるいは蟹座&山羊座後半度数に個人天体&アングル持ち)のチーム。歯痛のぶり返しなども・・・忙しいことからは避けられないし、きっとその多忙さはここ数年のあなたの頑張りが認められてこそのこと。人生をかけた挑戦なども。ともかく休み上手になりましょう!
水星や金星のような個人天体ならまだしも、社会天体という動きのゆっくりした天体の逆行(点検作用)は影響がそこまで大きくないとは言いますが1964年3月生まれ〜、1993年5月〜生まれの魚座土星世代は3月から6月まで進んでいたことを煮詰める時期。
海王星の逆行時、決断力や普段は感じやすい直感のセンサーが鈍りやすくなると言われます。あらかじめ決まっていることであれば問題ありませんが、2023年下半期のおおかたの流れをこれから6月18日の新月までに決めておいたり迷っていることがあれば前向きな検討を。
正直、今の流れは勢いだけあれば進む訳ではなく、中〜長期的にみて自己投資の甲斐があるかどうかを見極めながら進める必要があります。そんな時に重要なのが「正常バイアス」という思考の癖や認知の歪みを自覚しておくことではないかと思います。
みなさんにとって、貴重な人生の中で然るべき時間をかけて取り組む価値のあること。
誰かとの関係性でも、学びでも、場所でも。
そんな素敵な何かとの出会いがありますように。
購読者の皆様へ、今回の考察も(長々と)読んでくださりありがとうございました。
神経が乱れるような睡眠の不調、心の乱れは徐々に落ち着いてくると思いますが、先述にもあるようにくれぐれも感情の爆発には注意です!
淡の間より