2024年4月24日日本時間で8時50分、蠍座の月と牡牛座の太陽が向かい合って満月を迎えました。昨年11月の新月から半年、この半年間のあなたにはどのようなドラマがありましたか。この春は、3月の春分頃から始まったあらゆる事象を含め、社会的にも大きな影響が現れた時期でした。「縁」と言うものは逃れられないものだと観念したり、わだかまりを抱えていたものが澱みを流すように現れたり、水面下の秘密が暴かれるなど、穏やかな日々ではなかったかもしれません。今回は水星の逆行も重なったことで、色んな意味で「運命の点検・監査」の事案に大きく振り回されたのでは。
蠍座と牡牛座は物理的・精神的所有を示す領域でもあるため、今回の満月付近では金銭面や体調面、感情には特に大きく影響が現れます。自分で表現活動やものづくりをしている人にとっては普段とは違う刺激を通して新しい方向性を模索したり、自分の食わず嫌いのポイントや改善点を認めることになったりも。蠍座が示す領域は、巡る血筋(ルーツ)、DNAに刻まれた記憶や、秘密、水面下の計画、生命力、金銭。性のエネルギーは創造性であり、生きる力にも繋がります。「負けたくない」と思うことや「譲れない」と思うことも同じ。全て生きる目的であり活力です。
肉体の役割を終えても魂は残り続けます。魂にずっと記憶が残ること、つまり前世や来世の世界線やそこでの約束や課題があるとしたら?それらの出来事を思い出すようなアクシデントや出来事が急に現れたり、それらを通して人生の志や生きる目的を再確認する人もいるかもしれません。
生きる力を取り戻すこと。
本質的な意味での自立に向けて動き出すこと。
無意識に一体化していたさまざまな澱みを洗い流して、再スタートを切るようなこと。
自分の弱い心に向き合いながら決心した自分を誇らしく思ってあげてください。
💡POINT
☑︎命、使い切ると決める
☑︎自分が所有しているもの・こと・縁の整理
☑︎自立や再スタート(文字通り、自分の足で立つ)に向けて動き始める
☑︎これからの目標に対して地道に向き合っていくことを決める
☑︎無意識に一体化していた さまざまな重たいものを断ち切る
☑︎自分のポテンシャル(能力)を再確認する
☑︎許し難い感情に触れたのち、自分のプライドを取り戻す
☑︎甲状腺、ホルモン、リンパ系、生殖器または性生活の問題、月経リズムの崩れなど→放置せずに改善を
☑︎2011年頃からの振り返りをしたのち、自分の歩みを確認
☑︎新しいマネタイズ、取引先の出現
☑︎別れあれば出会いあり
☑︎例・食わず嫌いになっているもの食べてみる(案外イケる)
特に牡牛座、蠍座、水瓶座、獅子座。次点で牡羊座、天秤座。この星座にたくさん星の影響を受けている人、生まれの星座が該当する人は特に振り回され度が大きかったチームです。特に5月、11月生まれの皆さん、穏やかではない日々でしたね。お疲れ様でした。
春分の頃から、普段は飼い慣らしているおとなしい自分の内に秘めた意外性が現れたり、すでに断ち切った過去の思い出の復活、逃れきれない因果、想定外のトラブル、トラウマの再発、「こんな自分が存在していたんだ」と言うほどの感情の荒ぶりを経験することもあったり。
普段は秘めている独占欲や支配欲、怒りのトリガー、欲望などがあらわになり「なんだかもう、我慢できない!!(色んな意味で)」という気持ちになっている人もいるかもしれませんし、普段は抑えられるけど、今回はなかなかコントロールがうまくいかずに自己嫌悪に浸っていませんか?冷静になったら後の祭りだった…と後悔するようなこともあるかもしれませんが、結果的にそれは仕方のなかったこと。そうでもしなければあなたの心が晴れたり、その不要な縁が切れることはなかったわけですし、その感情の荒ぶりの中に本当の欲求が現れているとしたら、ちゃんとその思いを受け止めてあげることが大切です。特にお金関係のことには気をつけて、なるべく冷静に対処しましょう。
一見ネガティブに見える出来事こそ好機。新境地をひらくための大きなきっかけが現れたり、自分が一番怖いと思っていたことや避けていたことにこそ「ワクワク」のヒントが潜んでいることを認めたりできそうです。
満月の3日前のこと。拡大と発展の星・木星と規格外な革命を起こす星・天王星が13年ぶりに重なる出来事がありました。
木星はただのラッキースターにあらず、正義と制裁の作用を持つため、持ちすぎているもの・我欲が強すぎるもの・うまく誤魔化していたこと・やりすぎていることなどにメスが入ったり、地に足ついて生きていくための重要な気づきを与えたりなど。このところビッグネーム級の著名人が逮捕、告発されたり、さまざまな市場が荒れることが続きましたがフライングで現れた影響だったのではないかと思います。
もしも、この考察に目を通してみて「特に自分には何もない」と感じる人に進めたいのが自分のルーツを探ることです。氏神様(自分が生まれた場所や生まれた家、今住んでいる家に最も近い神社に祀られる神様)や家系のことを調べてみたり、自分の人生を振り返ってみたり、神棚を綺麗にしたりしましょう。それも一回じゃなくてできる範囲で続けてみてください。継続してこそ見えてくることがあるだろうし、どんな場合もやっぱり「顔を覚えてもらうこと」って回数が必要だったりしますよね。また、運や目に見えないものに頼る必要がない時の行動の積み重ねこそ重要だと思います。自分を見守っている見えない大きな存在に「いつもありがとうございます」と伝え続けてみてください。
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考察で縁や魂の話をしたので、少し自分の話を残します。
今年の春分は自分にイタリア出張をプレゼントしました。残念ながら春分のタイミングは時差ボケで寝ていたけど、占星術・魔術の重要な歴史的拠点でもあるイタリアで過ごすことはこの数年の自分へのご褒美として。あとは現在タロットカードを作っているので、タロットの原型が生まれた国の文化と背景を実際に目で見て経験したかったため。それから、イタリアどうだったのー?って色んな人から聞かれるのだけど、最高〜!っていうよりも、正直思ったより驚きがなかったのと後悔の半々です。コロナ禍を経て久しぶりの海外旅行、初めての国で色んなことが新鮮なはずで、行く前はかなりナーバスになってたけど、着いたら「なんか分かる、知ってる」という不思議な気持ちに浸っているうちに終了してしまったな。でも、途中から友人のさきちゃんがドイツからきてくれたのが本当に嬉しかった。喧嘩もしなかったし自然体でいられたこともよかった。さきちゃんがいなかったらもっと寂しく心細かっただろうと思うし、さきちゃんが次に日本に帰国したら国内を旅したいねって話した。
こういう気持ちになっているのは、行く前から「絶対ここで行かなかったらもう行くことはできない」という運の後押しみたいなものとか不思議な因果や縁も多くて守られているような心地があったし、結局大きなトラブルもなくて幸いだったことも影響しているのかもしれない(お湯が出ない、電気がつかない、鍵が開かないこともあったけど1日で無事終わったので)。とはいえ言葉が分からないから不完全燃焼のことも多くて後悔の気持ちの方が強い。もっと言葉を理解して色々話せたら吸収できることもずっと多かったはずなので正直とても悔しいです。英語ももちろんだけど、この仕事をしていく限りイタリア語とかラテン語とかをちゃんとやらないといけないんだな。これからの努力次第ではまた行けることもあるかもしれないから。
私の持論、旅(仕事も含め)で訪れる場所は前世の記憶を確認しに行くようなこと。前世で自分が残してきたマイルストーンを拾う作業。出会う人は全て運命の人で、お互いに縁があったから再会できた人。人生で起こることは全て意味があって、設定したストーリーを逆再生するようなこと。それを改めて確認できた数日間だった。私の好きな場所は山があって、大きな川があって、橋が渡っていて街があるところ。京都、盛岡や福岡、山形、あとはフィレンツェ。過去の私が残してくれたマイルストーンのおかげで繋がったところ。
春はいつにも増してそんなこと考えてる気がするけど、それはやはり私の12ハウスという魂・精神・見えない世界と繋がる部屋に魚座から牡羊座にかけて太陽含む多くの天体が通過していく時期だからかもしれません。そんなこんなであっという間に帰国して1ヶ月経ってしまいました。帰国して早々に乗ったタクシーで足を挟まれ、いまだに形成外科に通院していることが旅の余韻を残し続けています。
いつも読んでくれてありがとうございます。近々お知らせがあります。