2023年7月3日午後20時38分、蟹座の太陽と山羊座の月が向かい合って満月を迎えました。
昨年12月頃から動き始めた上半期の大きな流れが一旦節目を迎えるばかりでなく、長い目で見れば15年、6年単位での自分の成長の振り返り。運命の「建て付け」が弱くなっている部分の再点検。
満月のサビアンシンボルは山羊座12度『講義をする自然の研究者』です。
学びや知的好奇心・周囲の人間関係を司る3ハウスに位置している、拡大と発展作用をもたらす木星の影響も相まって
人生を通して探究したいテーマとの出会い、未知の知識の探究専門知識の追求、研究など。
そしてそれらを通して学ぶことで得られる同志との出会い。
『自分自身が生涯通して学びたいと思える何かに出会うこと』や
『それらを通して出会うことができたかけがえのない仲間の存在』などを振り返り、自分なりに続けてきたことを誇ること。
自分の直感センサーに従ってこれから始まる学びに心高鳴らせるようなこと。
ずっと関心を寄せていた神秘的な領域や、自分の今後の人生に関わってくるような大切な知識を学び始めたりする人もいるかもしれません。
学ぶことが自分だけでなく、自分を取り巻く社会全体への好影響につながったり、将来的にみた自分の付加価値に繋がるはず。
ずっと興味があったけれど「今だ!」と思えることがあるならば自己投資の一つとして向き合ってみることが必ず実りになるでしょう。
そして何より、満月は「完了、達成」を振り返るタイミングです。
上記のテーマについてこれまで自分が向き合ってきたことを振り返り「よくここまで来たな」と自分を褒めてあげることもとても大切なこと。
今回の満月は12ハウス・自分自身の秘密ごと、非現実世界、潜在意識の領域を司るテーマの部屋で起こります。
山羊座というサインは、運命の骨格や構造を司るもの。
時間をかけて結果につなげるだけでなく全体構造の見直しを促す性質を持っています。
☑︎自分がずっと秘密にしていたこと
☑︎分かっているけれど断ち切れない関係性の精算
☑︎内心限界を感じていること
☑︎運命の流れの中で、不安定になっている部分
満月という「完了」のタイミングに相応しく、これらのテーマにスポットを当てて見直しが必要な部分を暴いてくるかもしれません。
体調や精神面の揺らぎ含めて不安定さを感じている人は、山羊座満月の「精算の洗礼」を食らっているのかも。
今、自分の見えない部分のココが弱くなっていると教えてくれているのね、と受け止めること。
特に健康面や生活習慣の見直しはマスト。個人事業主、特にご無沙汰になっている人ほど健康診断(歯や目もふくむ)に行きましょう。分かっていても後回しな健診系に行くのが吉です。
今回は見えない世界(12ハウス)と見える世界(6ハウス)をつなぐ満月ですから、普段は手が届かない・わかりづらい部分の顕在化を促してくれることから後回ししている案件に気がつくように仕向けてくれる可能性もあります。
後からいろいろ冷や汗かく前に自分で確認をしましょうね。
ここ数年の山羊座的な意識は社会全体の仕組みを取り替えるべく、土星・木星・冥王星との連なりを作った2019年後半から形骸化した社会構造へメスをいれ、大きく社会の仕組みが変化していくように人々の意識を促してきました。
「運命の流れ」に逆らうことができず、大きく自分の人生の舵を切り直し、数年前とは全く違う立ち位置にいる人も少なくないでしょう。なぜならそれこそが冥王星の作用であり、これから本格化する「水瓶座意識の領域」へ踏み込むための準備運動だったのです。
「風の時代」の本当の恐ろしさは、これまで先人たちが築き上げてきた「当たり前の社会」を取り崩し、国民として享受できるものすらも贅沢だという認識にさせていく貧富の二元化なども挙げられます。具体的にいうと、政府に期待せずに自立と自助精神を一人一人が持つ必要があるのです。
この数年間、必死に自立を目指して自分なりに頑張ってきたこと。
社会に対して誠実であろうと向き合ってきたこと。色々あると思います。
それでも感じるこの焦りや、及ばない結果と行き場のない焦燥感は何なのかと、力を振り切れずに無気力になっている人もおられるはず。
今回の満月においては、過去の精算と振り返り、自然法則に立ちかえることが本筋のテーマです。
出来ていないことよりも「自分なりに数年かけて向き合い続けてきたこと」を労ってあげること。
この世界は同じ周波数同士が連なっている同調の世界の中で生きていることを思い出すこと。
自分に厳しいばかりになかなか合格を出してあげられていないだけであなた自身の頑張りは十分周りが認めている。
それだけ、あなたが向き合い続けてきたこの数年は意味のあるもので、非常に実りのある時間を過ごしてきました。
ですから、どうかここ数日は、どんなに焦燥感や焦りに苛まれたとしても「私によく頑張ってきた」と、ここ数年の歩みを褒め称えてほしいのです。たまには至らない部分よりも出来ている部分にも目を向けてあげましょう。
人によっては、パートナーシップ(および人との関わり)を入口にして生活環境がガラッと変わったり
人生の基盤そのものを見直したり、自分が変わることで生活も変わる連動性を感じる人もいるでしょう。
今すぐ始まったことではなく、ずっと分かっていながらも後回しにしてしまった関係性の生産による代償かもしれません。
きっとそれは悪いことではなくあなた自身の「開かずの扉」を動かしてくれるきっかけになったこと。
変化を前向きに受け入れて、長い目で見た幸せのために新しい一歩を踏み出して。
今回の満月において、いかなる影響があった人でもおすすめのアクションがあります。
それは過去の見直しだけではなく【ご先祖様や見えない存在への感謝の気持ちを伝えること】です。
自分の人生への焦燥感を感じる時、大概の人は視野が非常に狭くなってしまいます。
その上 慢心的で「どうして私はこんなにやっているのに・・・」という悲観モードになってしまいがちなのです。
そんな時に思い出してほしいこと、それは「常に自分は生かされている」と自覚すること。
この世界における肉体はただの借り物、脈々と受け継がれてきた命のバトンの流れの中に存在しているということ。
それはかけがえのない奇跡で、あなた自身が「生きて今世を体験する」と決めたからこそ「今」があるのです。
生きる意味がわからなくなったり、生活そのものが無気力に感じる時。
ふと、そのことを思い出して好きなお香を焚いて手を合わせたり、神棚を掃除したり、近所の神社さんを参ったりなど、見えない命のサイクルと守護の存在に感謝と祈りを捧げてみてください。
そして何より、私(淡の間)はあなたに心から感謝していて、いつだってあなたの幸せを祈っていることを思い出してください。
長い文章を読んでくださりありがとうございました。
淡の間より