2023年7月3日山羊座満月

2023年7月3日午後20時38分、蟹座の太陽と山羊座の月が向かい合って満月を迎えました。

昨年12月頃から動き始めた上半期の大きな流れが一旦節目を迎えるばかりでなく、長い目で見れば15年、6年単位での自分の成長の振り返り。運命の「建て付け」が弱くなっている部分の再点検。

満月のサビアンシンボルは山羊座12度『講義をする自然の研究者』です。

学びや知的好奇心・周囲の人間関係を司る3ハウスに位置している、拡大と発展作用をもたらす木星の影響も相まって

人生を通して探究したいテーマとの出会い、未知の知識の探究専門知識の追求、研究など。

そしてそれらを通して学ぶことで得られる同志との出会い。

『自分自身が生涯通して学びたいと思える何かに出会うこと』や

『それらを通して出会うことができたかけがえのない仲間の存在』などを振り返り、自分なりに続けてきたことを誇ること。

自分の直感センサーに従ってこれから始まる学びに心高鳴らせるようなこと。

ずっと関心を寄せていた神秘的な領域や、自分の今後の人生に関わってくるような大切な知識を学び始めたりする人もいるかもしれません。

学ぶことが自分だけでなく、自分を取り巻く社会全体への好影響につながったり、将来的にみた自分の付加価値に繋がるはず。

ずっと興味があったけれど「今だ!」と思えることがあるならば自己投資の一つとして向き合ってみることが必ず実りになるでしょう。

そして何より、満月は「完了、達成」を振り返るタイミングです。

上記のテーマについてこれまで自分が向き合ってきたことを振り返り「よくここまで来たな」と自分を褒めてあげることもとても大切なこと。

今回の満月は12ハウス・自分自身の秘密ごと、非現実世界、潜在意識の領域を司るテーマの部屋で起こります。

山羊座というサインは、運命の骨格や構造を司るもの。

時間をかけて結果につなげるだけでなく全体構造の見直しを促す性質を持っています。

☑︎自分がずっと秘密にしていたこと

☑︎分かっているけれど断ち切れない関係性の精算

☑︎内心限界を感じていること

☑︎運命の流れの中で、不安定になっている部分

満月という「完了」のタイミングに相応しく、これらのテーマにスポットを当てて見直しが必要な部分を暴いてくるかもしれません。

体調や精神面の揺らぎ含めて不安定さを感じている人は、山羊座満月の「精算の洗礼」を食らっているのかも。

今、自分の見えない部分のココが弱くなっていると教えてくれているのね、と受け止めること。

特に健康面や生活習慣の見直しはマスト。個人事業主、特にご無沙汰になっている人ほど健康診断(歯や目もふくむ)に行きましょう。分かっていても後回しな健診系に行くのが吉です。

今回は見えない世界(12ハウス)と見える世界(6ハウス)をつなぐ満月ですから、普段は手が届かない・わかりづらい部分の顕在化を促してくれることから後回ししている案件に気がつくように仕向けてくれる可能性もあります。

後からいろいろ冷や汗かく前に自分で確認をしましょうね。

ここ数年の山羊座的な意識は社会全体の仕組みを取り替えるべく、土星・木星・冥王星との連なりを作った2019年後半から形骸化した社会構造へメスをいれ、大きく社会の仕組みが変化していくように人々の意識を促してきました。

「運命の流れ」に逆らうことができず、大きく自分の人生の舵を切り直し、数年前とは全く違う立ち位置にいる人も少なくないでしょう。なぜならそれこそが冥王星の作用であり、これから本格化する「水瓶座意識の領域」へ踏み込むための準備運動だったのです。

「風の時代」の本当の恐ろしさは、これまで先人たちが築き上げてきた「当たり前の社会」を取り崩し、国民として享受できるものすらも贅沢だという認識にさせていく貧富の二元化なども挙げられます。具体的にいうと、政府に期待せずに自立と自助精神を一人一人が持つ必要があるのです。

この数年間、必死に自立を目指して自分なりに頑張ってきたこと。

社会に対して誠実であろうと向き合ってきたこと。色々あると思います。

それでも感じるこの焦りや、及ばない結果と行き場のない焦燥感は何なのかと、力を振り切れずに無気力になっている人もおられるはず。

今回の満月においては、過去の精算と振り返り、自然法則に立ちかえることが本筋のテーマです。

出来ていないことよりも「自分なりに数年かけて向き合い続けてきたこと」を労ってあげること。

この世界は同じ周波数同士が連なっている同調の世界の中で生きていることを思い出すこと。

自分に厳しいばかりになかなか合格を出してあげられていないだけであなた自身の頑張りは十分周りが認めている。

それだけ、あなたが向き合い続けてきたこの数年は意味のあるもので、非常に実りのある時間を過ごしてきました。

ですから、どうかここ数日は、どんなに焦燥感や焦りに苛まれたとしても「私によく頑張ってきた」と、ここ数年の歩みを褒め称えてほしいのです。たまには至らない部分よりも出来ている部分にも目を向けてあげましょう。

人によっては、パートナーシップ(および人との関わり)を入口にして生活環境がガラッと変わったり

人生の基盤そのものを見直したり、自分が変わることで生活も変わる連動性を感じる人もいるでしょう。

今すぐ始まったことではなく、ずっと分かっていながらも後回しにしてしまった関係性の生産による代償かもしれません。

きっとそれは悪いことではなくあなた自身の「開かずの扉」を動かしてくれるきっかけになったこと。

変化を前向きに受け入れて、長い目で見た幸せのために新しい一歩を踏み出して。

今回の満月において、いかなる影響があった人でもおすすめのアクションがあります。

それは過去の見直しだけではなく【ご先祖様や見えない存在への感謝の気持ちを伝えること】です。

自分の人生への焦燥感を感じる時、大概の人は視野が非常に狭くなってしまいます。

その上 慢心的で「どうして私はこんなにやっているのに・・・」という悲観モードになってしまいがちなのです。

そんな時に思い出してほしいこと、それは「常に自分は生かされている」と自覚すること。

この世界における肉体はただの借り物、脈々と受け継がれてきた命のバトンの流れの中に存在しているということ。

それはかけがえのない奇跡で、あなた自身が「生きて今世を体験する」と決めたからこそ「今」があるのです。

生きる意味がわからなくなったり、生活そのものが無気力に感じる時。

ふと、そのことを思い出して好きなお香を焚いて手を合わせたり、神棚を掃除したり、近所の神社さんを参ったりなど、見えない命のサイクルと守護の存在に感謝と祈りを捧げてみてください。

そして何より、私(淡の間)はあなたに心から感謝していて、いつだってあなたの幸せを祈っていることを思い出してください。

長い文章を読んでくださりありがとうございました。

淡の間より

2023年6月4日射手座満月

2023年6月4日午後12時42分、射手座の位置で真昼の満月。

半年前に書いたメモがあれば手元に用意して自分の歩みを確認してみましょう。

満月のサビアンシンボルは射手座15度「ピラミッドとスフィンクス」

学びへの意欲を示す3ハウスと、学んだ結果として専門性を極めようとする9ハウスで起こります。

(3ハウス=発信、9ハウス=出版、それぞれ移動や旅行、引っ越しも示します)

あなたの人生は、付け焼き刃の浅い何かを目指している訳ではありません。発展と成長の中で築いていく、替えの効かないもの。時間と共に成長しながら増していく価値。

人によっては、これから自分の中で歴史と付加価値を伴う知識という資産を築くための「一旦区切り」を迎えたり。行きたい場所、極めたい専門性があるならば少し時間がかかることを自覚した上で腹を括るみたいなこと。

本当に伝えたいこと、広めたいことを言語化するにはもう少し努力が必要かもしれない・・・それに、中途半端は気持ちではないからこそ、熟成させるための時間も要するかもしれない。それでも今のあなたは、以前よりも然るべき時間をかけることに対して前向きになっていることを感じられているかもしれません。

きっとその努力や、今回の満月付近に感じたことに向き合うことは、いつかあなたをもっと遠くの場所へ連れて行ってくれるための燃料になります。それに、自分なりに前進したことについて与えられる成功体験。

怖いなあと思っていたこと、絶対に譲りたくなかったこと、その「食わず嫌い」みたいな一歩を恐る恐る踏み出すことで、世界が変わるようなこと。

できることとできないことの分別。

無理なくモチベーションをキープする器用さ。

長い目で見る、ということを選択できた心の成長。

射手座の支配星・木星は運命の導きであるドラゴンヘッドと深部へ潜る部屋・8ハウスで重なります。とある存在に対して導かれたように深く結ばれるような体験や、人によっては怠慢さが目立つこと、散財、暴かれる秘密。

今回も満月のキーポイントを握っている「水星」は革命と独自性、まさかの番狂わせを行う星・天王星とコンジャンクション。

4月20日の新月の頃、進みかけて一旦停止していたことや当時満身創痍だったことが思わぬ形で進んでいく時期です。より必要なタイミングで達成できるように添削されていたような計画書。

5月後半から6月前半にかけて、不動宮のグランドクロス。

緊張感の強い頑固さ、粘り、ハードワーク、正念場。

恋愛をしている人たちにとっては手放しで喜べないような押し付け合いのすれ違いが起こりやすい時期です。もしも、ヒリヒリした気持ちの交差が起こった時、それが愛ではなく「愛のような何か」だったと教えてくれています。一方的に感情を押し付けたり、自分が勝手に想像して動いたことに対して見返りを求めるのはNG。

なんだかタイミングが噛み合わないと感じたなら風向きが変わることを待つのもまた、愛。

6月18日の双子座新月で土星が逆行スタート。11月4日まで。

少し先ですが7月1日に海王星が逆行スタート。12月6日まで。

5月2日からスタートした冥王星の逆行は6月11日に山羊座にIN。10月11日に逆行が終了するも、山羊座に滞在は来年の1月半ばまで。この影響によって、引き続きオーバーワークな7月14日〜20日、1月14日〜20日生まれ(あるいは蟹座&山羊座後半度数に個人天体&アングル持ち)のチーム。歯痛のぶり返しなども・・・忙しいことからは避けられないし、きっとその多忙さはここ数年のあなたの頑張りが認められてこそのこと。人生をかけた挑戦なども。ともかく休み上手になりましょう!

水星や金星のような個人天体ならまだしも、社会天体という動きのゆっくりした天体の逆行(点検作用)は影響がそこまで大きくないとは言いますが1964年3月生まれ〜、1993年5月〜生まれの魚座土星世代は3月から6月まで進んでいたことを煮詰める時期。

海王星の逆行時、決断力や普段は感じやすい直感のセンサーが鈍りやすくなると言われます。あらかじめ決まっていることであれば問題ありませんが、2023年下半期のおおかたの流れをこれから6月18日の新月までに決めておいたり迷っていることがあれば前向きな検討を。

正直、今の流れは勢いだけあれば進む訳ではなく、中〜長期的にみて自己投資の甲斐があるかどうかを見極めながら進める必要があります。そんな時に重要なのが「正常バイアス」という思考の癖や認知の歪みを自覚しておくことではないかと思います。

みなさんにとって、貴重な人生の中で然るべき時間をかけて取り組む価値のあること。

誰かとの関係性でも、学びでも、場所でも。

そんな素敵な何かとの出会いがありますように。

購読者の皆様へ、今回の考察も(長々と)読んでくださりありがとうございました。

神経が乱れるような睡眠の不調、心の乱れは徐々に落ち着いてくると思いますが、先述にもあるようにくれぐれも感情の爆発には注意です!

淡の間より

2023年5月20日牡牛座新月

2023年5月20日午前0時53分、牡牛座の新月を迎えました。

ここ数日、ずっと続いていた火星と海王星のトラインに冥王星との180度。おまけに木星とのタイトなTスクエアで緊張感抜群。

今回の新月は3ハウス、コミュニケーションや身近な環境、関係性。友人関係。知的好奇心や新しい学びの環境などを示す部屋で起こりました。

サビアンシンボルは【牡牛座29度 テーブルで働いている2人の靴職人】

牡牛座最後の度数から双子座領域への橋渡し。新旧の交代を示唆するシンボルが示すのは、先日5月6日の満月付近から浮上したテーマに対するアンサー&レスポンスのようなヒントたち。

先日5月6日の蠍座満月に示されたテーマは新しい収入源、才能の使い道、お金の入り口、体調の管理(体質の変化)などでしたが、

この満月の付近に決心した

然るべき収入のための新しい学び、人間関係の変化、興味や関心のあることに対してある種の“吹っ切れ”が起こったり、“本当に興味のあること“に対して本気で向き合う運びが起こります。

あとは、普段霊感の強い方や敏感で繊細な感覚を持っている方々は、今回の新月付近で視界がぐらつくような強烈な眠気や体調不良、耳鳴りや頭痛。普段のコンディションとの変化に戸惑いを覚えたかもしれません。

火星が象徴するのは、トラブルや衝動性、攻撃性、欲望。

海王星は夢の世界への誘いや、陶酔、曖昧さ、海そのもの。

冥王星は根底からの刷新と強力な破壊力。

木星は拡大、発展作用、正義。ドラゴンヘッドとの重なりによる木星食では、世間的に影響力のある人物の翳りや世間的集合意識に対する新旧交代の作用など。

大きな影響力をもつ天体たちがそれぞれの意識をぶつけ合って入り乱れたなんとも騒がしい新月でした。国内でのトラブルの頻発に加えて地震の多発はまだまだ用心が必要です。

そのほか、地盤という意味ではあらゆる社会構造の膿出しや整合性が合わない部分の整頓。

成長のために起こった衝動という歪み。

(この新月の近辺で体調が悪くなった方は、特定はできませんがなんらかの体調不調があるかと思いますので検査をされたりなど、身体をお大事になさってくださいね)

そして、賛否両論がある件とは思いますが・・・

この度の国際サミットにおいて、各首脳陣が広島に集う光景は現在水瓶座の元にある冥王星によって導かれた運びなのか、第二次世界大戦時からの歴史がようやく一区切りしたような答え合わせ感を覚えます。

冥王星という星は、破壊と再生の星。

時代の中で不要なものを壊し、また新しく生まれ変わらせる刷新の役割を担います。

英名はPluto 。核燃料であるplutoniumは、土星外惑星の発見順にちなんで原子が発見された順番に天王星(uranium)、海王星(neptunium)、そして最後の冥王星から引用された名称と言われます。

第二次世界大戦の渦中、冥王星は獅子座の位置にありました。当時の日本は“国家の太陽“を失うように戦いに敗れ、その後はGHQの統治下において数十年をかけて奇跡の復旧を果たしました。(ちなみに獅子座の支配星は太陽です)

戦争の終結から約80年の時を経て、時代の変容を促す冥王星が獅子座の対極の星座である水瓶座の元に配置されたタイミングでG7の首脳陣と現在も戦争の渦中であるウクライナ国の大統領らが共に当時の敗戦国である日本へと集い、今後の世界の勢力図の明確な線引きと協力体制を確認するかのような事態が起こることを誰が想像できたでしょうか。

日本から見て今回の新月のラインはロシア・中国・台湾を通過しており、個人的には正直何が起こるか気が気ではなかったのですが…このまま無事にサミットが終結することと、そして何よりこれからの世界情勢がとにかく平和であることを信じてやみません。

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満月前の5月17日に拡大と発展を司る星・木星が牡牛座に移動しました。

木星は幸せの星と呼ばれています。多くの牡牛座生まれの人は「いよいよ今年の私たちには幸運がやってくる!」と喜び勇んで待ち望んでいたかもしれません。

牡牛座が示す領域は、所有にまつわること、お金や財運、肉体、肉体による感覚領域のこと。

物事が持つ本質的な価値。才能がもたらす生産性。感覚に訴えかける美しさ、全身で感じることができる生きる喜び、命の尊さ。肉体の健康あってこそ体験できるこの世界の快楽、すべて。

新緑の季節に緑が伸びゆくように溢れんばかりの欲が咲き誇るような牡牛座領域における木星の影響。

木星。この星の働きを、私はよく『Googleマップで細い路地を拡大すると、いろんな道が見えてくるけれど同時に画質が荒くなりますよね』という様子に例えて表現します。

「対象」を広げて拡大させてくれる木星の働きは、確かに畑の栄養のように然るべき成長をサポートしてくれますが、目を逸らしていた部分にもスポットをあてて逃げ道を塞ぐように現実を見せてくれることもある。

自らの父親であるサタルヌスのカルマを払拭させてオリュンポスに平和をもたらしたゼウス(木星)のごとく、形骸化していた部分を拡大鏡のように見せてくれるのもまた木星の働き。

振り返って2018年から牡牛座に滞在していた革命の星・天王星の働きとあいまって、これから2024年にかけては世界的な通貨の変動やキャッシュレス化の加速、そして不動産を含めてあらゆるものの値上げは避けられなくなるかもしれません。あらゆる意味で、これまでのツケといいますか・・・整合性を測るための賃上げが余儀なく起こっています。

今、読者のみなさんにとって「いつか欲しい」と考えているwish listがあれば2023〜2024年までに購入しておくのがよさそうです。なぜならば、今後安くなることはなく今が一番安いから。牡牛座という、価値のあるものを見直す星座の元でモノの価値をもう一旦省みて本当に必要なものを揃えましょう。

そもそも牡牛座サインは、物質そのものや価値のあるものを示す領域ですので、この時期の投資価値のある買い物は実はおすすめ。長い目で見て、自分にとって良い投資になるか否かを見極めて行動すればOKかと。「なんとなく欲しい!とりあえず買っておこう!」という衝動買いは避けて。あとはとにかく、食欲や物欲が爆発します。 1年間ですっかり見た目は大きく、財布は軽い状態にならないようにしましょう。

木星は法律や司法、不動産などを示す星でもあります。法律を絡むお金のこと、報酬にまつわることもテーマに浮上。今まで見て見ぬふりをしていた部分には早いうちに向き合っておいた方が間違いなく自分のためになるでしょう。上手く流れに乗れば投資をしているみなさんや物件の購入を検討中の方々にとっては良い風向きになるかも。

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今回、ICという基盤や土台を示すラインは双子座を通り、そこには小惑星ジュノーが位置します。

ジュノーは神話においてゼウスの正妻。彼女は大変嫉妬心の強い執念深い女神で、夫婦関係のシナストリーでは互いの絆を示すポイントになる場合もありますが、今回の新月では小惑星ジュノーがASC近くの土星と衝突するようなスクエアの角度を形成します。

ちなみに、双子座のジュノーはコミュニケーションや対話の重要性に対しての主張などを象徴すると言われます。

今回、双子座のルーラーである水星は逆行を終えたばかりで、世間的な影響力を示すドラゴンヘッドと重なっていることからも、今回の新月付近に起こった報道などが今後の社会において印象的な意味合いを示すことを意味したり、ジュノーが言わんとする強い主張が今後の社会構造を変えるための非常に大きな影響をもつ場合があります。

ジュノーは今回、火星と木星とアスペクトを形成していた水瓶座の冥王星とも緩いトラインのアスペクトを形成していました。

少々センシティブな話題ですが、5月2日の冥王星の逆行以降今回の新月付近で芸能界を中心に暗黙の了解のようなことや業界全体の闇を暴くような衝撃的な話題が相次ぎました。

先ほど正義と拡大の星である木星の元型である全能の神・ゼウスの例を出しましたが、水瓶座の神話といえばゼウスに寵愛された美少年であるガニュメデスの話をご存じでしょうか。

彼のあまりの美しさに心を奪われたゼウスはオオワシに化けて彼を攫い、連れさらわれたガニュメデスは瓶に注がれた神の酒・ネクターを神々に注ぐ下僕(給仕)にされたのです。

彼にはその後、永遠の若さと美しさと不死が与えられたとか、最終的にはゼウスがいつも彼を見つめていられるように星座にしたとか、急に息子が攫われて悲しむガニュメデスの両親のために星座にしたとか。ガニュメデスのもつ水瓶の中にある生命の水・ネクターがナイル川信仰の始まりになったとか、水瓶の中のネクターが溢れる時にこの世界が浄化されるなどその神話がさまざま残されています。

絶対権力をもつゼウス(木星)に攫われ、永遠の若さと引き換えに神々の給仕にさせられた若く美しいガニュメデス(水瓶座)の神話を知ると、若く美しく弱い存在が権力の元で逆らうこともできず無理やり従事させられることなど、まるで現在起こっている状況の根底にあるアーキタイプそのもののよう。

今回、牡牛座(お金、肉体欲を示す)の元にある木星と水瓶座の元にある冥王星が衝突することは表在化している現在の問題の全てを一旦取り壊して新しく再生させる作用を働かせるばかりではなく、言わすもがな求められているのはただ謝罪するだけでは止まらない問題の根本的解決。そうでなければ意味がない。

綺麗事抜きで、誰かの犠牲の上に成り立つ喜びや幸せなどこの先長くは続く訳がないのだから。

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最後に。

ありのままの自分を愛するとか、受け入れるとか。簡単には言われますが、なかなか簡単なことではありません。それでも、今後の宇宙の星回りにおいてごまかしや嘘は一切通用しなくなるでしょう。

だからせめて、自分にだけは嘘をつかずに。

後に引けなくなっている状況を自分から勇気を持って顧みること。

そして、伝えたいことは「伝えようとしなければ伝わらない」ということをもう一度考えて見てくださいね。

少し先の話になりますが、現在夢や陶酔を示す海王星は支配星である魚座の元にあります。今後2025年、牡羊座位置へ海王星が動く頃。まるで夢の世界が終わりバブルが弾けるように“目を醒めるようなこと“が起こります。コロナ禍以降一気に増えた自分ビジネス系や謎のゆるいスピリチュアル系、占い師、ふわふわと出どころのわからないような足場の危うい玉石混同の界隈はAIの影響も含めて戦々恐々。(むろん、私も含め)2023年以降の魚座土星期、まだ始まったばかりですがいろんな意味でまだまだ浄化作用は大きそう。。

今回の新月の考察が良い意味でみなさんの認識のアップデートの助けになったり、新しい学びのあと押しになれば幸いです。

何より無限に長くなってすみません!!文章にするのに時間がかかった&新月の影響がきつすぎてやっと人間の生活に戻ってこれました…

いつも読んでくださりありがとうございます。

それでは!

淡の間より

2023年5月6日蠍座満月(月食)

2023年5月6日午前2時32分

蠍座で特別な満月、月食を迎えました。

満月のテーマは

「命の尊さ」「受け入れること」

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※2022年10月25日蠍座新月の影響はこちらから

https://aynoma.jp/wp1/wp-admin/post.php?post=1578&action=edit

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今回の満月の体感は、まあまあしんどい!

眠い、生理不順、頭グラグラ、モヤモヤ、結構あると思います。

満月のサビアンシンボルは蠍座15度【5つの砂山の周りで遊ぶ子どもたち】

☑︎純粋な競争心、本能的な能力を生かしていくこと

☑︎まるで子どものように、素直な欲求に従うこと

☑︎「登りたい山(目標)」を見つけ、遊ぶように挑むこと

この満月は昨年の10月25日の新月(日食)から続くストーリーの続きです。抗えない運命の流れに観念し、ようやく腹を括って「受け入れる覚悟」ができたようなこと。

8ハウスに月、向かい側の2ハウスに太陽。運命のポイントでもあるドラゴンヘッドとドラゴンテイル(ノード)が重なる特別な満月。

現実世界と非現実世界

形あるものと、形のないもの

それでも変わらずにそこにある 引き継がれて続いてゆくもの

2ハウスは才能、能力、生産性を司る世界 

自発的に動かしていく領域

8ハウスは報酬、継承、受容、一体化する世界(病気や死、遺伝なども)

受動的に働く領域

適材適所、分相応の場所への配置転換や精算。

受け入れざるを得ないことを降参するように受け入れること。

自分の才能、能力の再発見、発掘。

その能力を使って受け取っていい。稼いでいい。認めていいと受け入れる。

才能を通して報酬(結果)を受け取ること、そのシンプルなサイクルを動かし始めることで生まれる成功体験。

あるいは、前世の自分との約束を思い出すようなこと。借り物の器(現世)である肉体を通して体験できることを全力で向き合う、というミッションを思い出すことに繋がるかも。

というより、そろそろ本気出せよ!!と、お尻叩かれるどころか目が覚めるまで閉じ込められて(笑)

本気出すまでその部屋から出てくるなよ!!!

とでも言われているかのような、運命の本気具合に笑えてくるような展開の人もいるんじゃないでしょうか。実際はね、全然笑えないんですけどね。

2週間前の新月からこの満月付近にかけて、体調の悪化や病気の発見、思わぬ怪我などを通して肉体や命の尊さを感じることがあった人。不謹慎な物言いではありますが、8ハウスは命が繋がる場所。病気や死を示す部屋でもあります。心の準備が整わないままに運命の流れに乗って、現世的な肉体でのつながりが絶たれることもあるかもしれません。

(あるいは借金やお金問題、表沙汰にできないような秘密の問題など)

生きているということ、それは奇跡以外のなにものでもないですね。

そんな大切なこともありふれた日常の中で尊さが薄れてしまうほどに現世は厳しいもの。

それでもこの現世にまた生きると決めて生まれてきたあなたの魂は、今回の人生で一体何を望んで生まれてきましたか?

生かされた命の使い道について改めて考えさせられたり、生きながら生まれ変わるような体験をしたり。八方塞がりのような状況を抜け出すために観念して降参するような、いずれにせよ大きな大きな運命の流れの中にいることを実感できるのも、生命力・生死を司る天体の支配を受ける蠍座の月らしい影響なのかもしれません。

8ハウスの話、ちょっと怖く感じるかもしれませんが、新しい命の始まりや、家族を迎えることもまた「継承」のハウスがもたらすこと。自分の愛するひとへ与える影響力などもまた同じ。悪いことだけじゃない、終わりは始まりです。

金銭、所有、継承を示すサイン(牡牛座と蠍座)で起こる今回の満月は、社会的なインフラや構造、金銭面に対する影響も大きく、ここ数年かけて整理されてきた計画がようやく表に出てくる頃合いでもあります。

現在逆行している水星や、天王星、そして5月17日からスタートする木星が一気に牡牛座に集合する2023年の初夏以降、世の中の金融システムがさらに大きく揺らぐだけでなく世界のインフラや地盤、所得格差や物価などにますます大きく影響を与えることになるはずです。

おそらく今後、物の値段が下がることはなく、今が最も安い状態とも言えます。

プロダクト好き、小売業や消費者含めて全ての「物質・お金」に関わる人間にとっては首を絞められるかのような感覚ですが、激動の中でますます物質の真価が問われていきます。

牡牛座天王星の影響が物の価値やお金のあり方、所有の価値観をこんなに大きく変えるとは思いもしませんでした。

究極、それが手に入らなかったとしてもあなたの価値が変わることはありませんが、いつか欲しいものは今買っておけということですね。

欲しいなら今のうち。出会ったらその時。そういった勢いが重要かもしれません。もしかしたら、まだ手の届く範囲だった・・・と言えるのは2023年が最後になる可能性すらありますから。

怒りや衝動性を司る星・火星と、発展と拡大作用を司る星・木星の葛藤。

行き場のない不安や、怒りは発散不足からくる欲求不満がもたらすもの。

「心の海」が荒れ狂うように落ち着かなくなる時、いつも冷静な人も無性に落ち着かなくなったりイライラしたり、我慢や自制が効かなくなるようなことがあるかもしれません。

不安な時、怖い時、大人だからって変に冷静になろうとしたりしなくてOK。

あー怖い!あーいやだ!

声に出してみるとスッキリしたり、笑えてきたりしますよ。

なんだか最近モヤモヤするな〜という人は、爆発する前に吐き出してみること。

声に出すのが難しい人はノートに書くことも効果があるので是非お試しを!

(どんな汚い言葉でもいいので、いらない紙に書き殴ってポイしましょう)

満月時のアセンダントサインは魚座、サビアンシンボルは魚座16度【復活祭の歩道】

MCサインは射手座、サビアンシンボルは射手座22度【移民の入国】

あなたが本来持っている生命力(才能)を存分に使うことで、あたらしい世界の扉を開くような、運命をあえて受け入れる強さを試される、

そんな特別な満月の日。

どんな皆様にとっても学び深い素敵な運びがありますように。

長い文章を読んでくださりありがとうございました!

最後になりますが、これから夏至にかけてまた大きな地震や災害、世間を揺るがすようなニュースが増えてきます。ニュースを見て怖い気持ちになったり、心が揺らいだり、ざわざわした時。

大きく深呼吸した後で

「なるべく後悔しないようにするならできることは何かな?」

と考えてみてください。

そうやって日々の選択を充実させたり、心の安寧を取り戻しながら一緒に前に進んでいきましょう。

それではまた!

淡の間

⭐️今回の満月のこと、Podcastでも軽くお話ししたのでよかったら聞いてみてね

2023年4月20日牡羊座新月(金環日食)

2023年4月20日午後13時13分、牡羊座の新月を迎えました。

3月に続いて2度目の牡羊座新月、しかも金環日食です。

(※日食は通常の新月と違って約半年〜3年ほどに渡ってもたらされると言います。

誕生日の前後、ASC・MC、そして個人天体が牡羊座27〜29度の度数を持つ方にとっては何ハウスで新月が起こるか確認しておくと良いかもしれません。)

春分を過ぎてすぐに起こった新月から約1ヶ月間経った今。その時には分からなかったことが分かり始めた・・・(マイレボリューション)

決めきれなかったことがようやく決まった、とも言えるでしょうか。

ようやく新規一転仕切り直して己の人生を探求する道、もとい、自分が主役の人生ドラマのシーズン2(3、4の人もいるかもですが)が幕を開けます。

今回の新月、総じて【身分相応の幸せを求めて】というテーマをつけてみました。

さまざまな星の重なり合いによって、もはや運命の運びとしか思えないようなドラマティックな展開があちこちで頻発しているのではないでしょうか?

新月時のアセンダントのサビアンシンボルは、獅子座24度で「身だしなみの整っていない男」。

あなたがどんな姿であれ、今の自分の身の丈に合わせた運びが起こる。

分相応な生き方を示されるような、思わぬ出来事を通して、本当に自分にとっての価値とは何かを考えさせられるかもしれません。これまでの生活に終止符を打って仕切り直し、再スタート。どんな状態の自分でも受け入れてくれる本当の愛はどこにあるのか、すっきりとした頭でもう一度考えを改める時。誰も介入しない、比較もない、今の自分にとってのベストな場所を探して。リセットの時。

満月の度数のサビアンシンボルは、牡羊座30度「アヒルの池とその雛」。

本当に安心できる場所を探しにいくために、どんなことが起こっても“自分に戻る”ことができるように、身の丈に合った生き方にチェンジ。

それに伴い、腹を括って“生き方を改める”ようなことが起こる人も。

運命の流れを示すドラゴンヘッド(蝕)の範囲内で起こる新月ですから、強制的に運命のレーンに乗せられているような心地で覚悟を決めることもあるかもしれません。

牡羊座の太陽と月、そして幸運と発展をもたらすという木星が重なることで『スーパーラッキーなことが起こる』と判断することもできますが、本来木星の作用は『然るべき制裁=成長』というものですから、もたらされた結果が必ずしも優しくありがたいものとはいえないことも大いにありえます。なんと言っても、木星は正義の星。最も然るべき場所への制裁が行われる。長い目で見て、結果的にそれが最も“良いこと“になるようにするのです。

特に牡羊座は火のエレメントの中でも衝動性を示すサインのため、押さえられないエネルギーが放出することもありますし、癒しの星であるカイロンと蟹座の火星の影響で家庭内の大きなトラブル、喧嘩が起こることもあるかもしれません。

点検や調整を運ぶ星・土星が6ハウスにある影響としては、6ハウス&7ハウスのテーマとして仕事面でも恋愛面(パートナーシップ)でも『契約終了』とも言える精算的な出来事。これもまた新月のテーマに掲げた『今の自分にとって最適な、身の丈に合った状態』に戻すため、天王星の影響も相まってあまりにもいきなりな電撃の知らせが舞い込むかも。

人によっては衝撃的かつショッキングなお知らせになることもありそうです・・・

これによって目が覚めて、曖昧だった人生ビジョンの再構築、金銭価値&リテラシーのアップデート、調整が起こるなど。

9ハウスで起こる新月ですから、自らの付加価値を上げるために専門知識の勉強がスタートする人もいます。むしろ迷っているなら私が背中を押しますので、自分なりに目標を立てて挑戦してみてください。生涯学習の一環として習い事をスタートさせるのも良さそうです。

いずれにせよ、今回の新月付近の出来事は、急に起こったことのように見えて今まで積りに積もっていた何かがたまたま表に出るきっかけを得たようなものだと捉えてください。全ては因果応報。正義の味方がやってきて、適材適所に仕分けを行うような計らい。

また、新月の翌日である4月21日からは今年最初の水星逆行がスタートします。

今回は5月15日まで。

牡牛座という「所有・金銭・価値のあるもの」がテーマのサインのもとに、法律や契約の恩恵を示す木星と『まさかの』運びをもたらす天王星の影響も含めて考えると、

☑︎契約更新、変更(結婚、離婚)

☑︎お金の相談、見直し

☑︎訴訟(金銭的問題が絡む)

このような影響が『急に』スタートしますので、早くて半年〜1年、長くて2、3年ほどのスパンで見直していく必要があるかもしれません。いずれも自分の身の丈に合った過不足のない方向へと運びがありますように。今年の水星逆行は全て地のエレメントの星座のもとで起こりますので、年間通して金銭、キャリア、健康など、現実的な問題にフォーカスした見直しが起こる年になりそうです。

その他の水星逆行の影響としては、毎度のことですが水星領域の点検のような時期のようなもの。

☑︎移動のトラブル(ダイヤ変更、遅刻に注意)

☑︎連絡やコミュニケーションの相違

☑︎お金のミス、トラブル(払った、払わない、金額間違い)

☑︎財布を忘れる

☑︎お金の払い戻し

☑︎過去の振り返り、再挑戦

☑︎再契約、急なブレイク

逆行期間は悪いことだけではなく点検・監査の結果必要な運びが起こる時期です。あまりカリカリするのも良くないですが普段から余裕を持って丁寧に振る舞っておけば問題なさそう。(特に牡牛座、蠍座、山羊座、乙女座チームは上記に挙げたことを含めてなんらかの影響が大きそう!)

それと、おまけです。

人によってはですが鬱々とした気分が抜けず、どうにも気合がずっと入り切らない人もいると思います。星の影響は平等ですが、落ち込む流れが続いている人も少なくないでしょう。かくいう私も年明けからの数ヶ月、ずっと気持ちが上がらずで。最終的には「こんなブログ続けていても読んでくれている人に失礼だ‥」とまで考えて一旦閉めたのが先月のことでした。気持ちを持ち直してきたのは、一旦閉めてからも「もう考察書かないんですか?」と連絡をくださった方のおかげでした。本当にありがとうございます。とても励まされました。少し元気になってきたので今回の新月の前の日、私もある大きなことを決めて一歩踏み出してみました。また折りをみて報告します。ポッドキャストも始めてみたものの難しくて()笑)インスタライブくらいの気軽な感じが良かったんだなあと思ってますのでライブの録音くらいのノリでまた再開しようと思います。とにかく最近元気がなかったんですが、やっと落ち着いてきましたのでご安心を!

星を通して、励まされること、背中を押してもらえること、調子が悪い時の慰めになること、いろんなことを経験しています。星のことを知らなければ、ずっと分からないままだったことがたくさんあります。拙い言葉ではありますが、今後も私なりに星の言葉を通して必要な人に必要なことをお届けできるように努めていきたいと思いますので、9今後もよろしくお願いいたします。

※今後の更新について⇨HPの改修が行われるのは本当なのですがまだ時期が未定なので詳しく決まったらまた報告します🌝それまではまた月に2回更新しますのでご覧いただけると幸いです。いつも本当にありがとうございます!

2023年3月21日春分、3月22日新月の考察

2023年3月21日春分、3月22日新月の考察(※時間は日本標準時の兵庫県明石市)

3月21日午前6時25分、牡羊座ゾーンに太陽がイングレスして春分を迎えました。

同時刻帯のアセンダント(チャート全体の空気を作るサイン)も同じく牡羊座、他天体も水星、木星、カイロンと集い『牡羊座色』が非常に強い春分図です。

チャート全体のムードとしては「自分自身の主張」を示すゾーンである円の左半分に天体が集中しています。

しかも、潜在意識を示す12ハウスと、自分自身(運気全体の流れ)を示す1ハウスに偏りが見えます。

『潜在的に抱えている自分像と実際に現れている自分像の偏りを埋めていく、自己統合の流れを促すようなテーマの春分図』と捉えました。

『牡羊座色が強い』ということは、牡羊座のエレメントである火の要素、クオリティである活動宮の性質、そして支配星である火星の配置が重要ですので、そのポイントに注目して考察します。

アセンダントのサビアンシンボルは【♈︎7度 2つの領域でうまく自己表現している男】

メリハリ、強弱、バランスが鍵。新年度に向けて3月いっぱいは調整期間。

自らの能動性をコントロールしていくことで円滑に進むこと。

これまで忙しかった人は落ち着き、休憩していた人は動き始め、然るべき場所に配置される適材適所の運びが。

特に、牡羊座、射手座、獅子座の火のエレメントの性質を強く持つ人(太陽、月、アングル、プログレス天体に該当星座を1〜2つ以上持つ人たち)は良い意味でその影響を受け取れるグループです。

特にこのグループに該当するみなさんは勢いを追い風にこの春から新しいプロジェクトが動いていくことになりますし、既に動きをつけるための話が舞い込んでいるかもしれません。5月15日前後を切り替えに木星が牡牛座へ移動しますので、この春の期間(3月〜5月上旬)までに勢いをうまく味方につけて行動してみて。

中でも獅子座チームは2020年12月からの水瓶座土星期の影響で息苦しい時期が続いた数年でしたが春の訪れと共にようやく出番が回ってくるような・・・今までよく頑張ったねと言いたくなるような気持ちに・・・!

2020年12月から2023年2月まで、水瓶座土星と牡牛座天王星の影響をダブルで食らっていた不動宮チーム、牡牛座・蠍座・水瓶座・獅子座の皆さんは、ここ数年の自分の成長を体感できる流れに。具体的にどのようなことかというと、以前の自分よりもフットワークが軽くなっていたり、何か物事に取り組む際の腰が軽くなっていたり、捉え方や考え方が柔軟になっていたり、以前の自分よりもどうにかなるさ精神が育まれて生きやすさがアップしているかも。山羊座、蟹座の後半度数チームも3月後半、やっと人生の大一番が過ぎてホッと肩の力が降りそう。同時に次の展開が息つく間も無く始まっているのですが・・・!

5月半ばに木星が移動することで、昨年少し苦しかった牡牛座・蠍座グループは(太陽、月、アングル、プログレス天体に該当星座を1〜2つ以上持つ人たち)今までやってきたことが認められる安心感が届けられるかもしれません。あるいはこの春に動いたプロジェクトが安定した形になっていく流れに変化していきます。行動したのは良いけれど、これをどうやって収益化に繋げていくか?安定した形にしていくか?という現実的なフェーズに移っていきます。この時期、乙女座チームは相当肩の力が抜けているはず。

この春せっかく行動したのに、出たとこ勝負の見切り発車状態では意味がありません。今回のサビアンシンボルから考察するに、ただ闇雲に動くのは得策でなく、あくまでメリハリがキーポイントということです。

木星は一旦逆行を挟んで2024年初旬までは牡牛座を運行していくため、2023年3月〜4月から本格始動したことを2024年までに目に見える形にしていけるように(例・お金を稼げるようにしていく、安定した良い流れをキープしていく)程よいペースを作ってみてください。

全体的に良い流れの一方で緊張感が大きく表れているのも特徴的といえます。牡羊座の支配星である好戦的な火星が双子座の元で、海王星とのぶつかりにより2022年半ばから不穏な空気を作り出してきました。

ここ数ヶ月、山羊座の冥王星と獅子座のリリスと共にYODを形成中。

今回の春分図のMCは山羊座なので、カルミネート天体はYODの一辺である冥王星です。

11ハウス、3ハウス、6ハウスのYOD。

それぞれマンデーン的に見てみると

11ハウスは(冥王星⇨破壊、崩壊、原子力、一旦取り壊して新しく構造する)国会や議会。

3ハウスは(火星⇨波乱、トラブル、戦争)通信、メディア、交通、発言。

6ハウスは(リリス⇨欲、承認欲求)労働、警察、軍隊。

これまでの世界(国家)の構造、屋台骨になっていた部分を取り壊して新しく生まれ変わらせる働きをしていた山羊座の冥王星が3月24日にいよいよ水瓶座へ移動することから『新しい世界の構造を作るために動き出す流れ』がいよいよ表面化しそうなのも2023年春分以降の流れの特徴。それぞれの持つ力を誇示するように、保たれていた均衡がとある誰かがトリガーを引くことで乱れるような、まるで火種に火がつくような緊張感を漂わせます。

戦いの星・軍神であるマルスを擁する火星を支配星に持つ好戦的なサイン、牡羊座の元に発展をもたらす木星が入ることは良くも悪くもさまざまな「火の種」を生み出すということでもあります。コミュニケーションを司る水星も牡羊座にあり、水星を支配星に持つ双子座の元に火星があるため外交上の不穏などが見えます。

では、その火種とは何が原因で生まれるのか?

社会で起こっていることが私たちの心の中を投影する表れだとしたら、私たちの心の中で潜在的に抱えている『火種』のようなものとは一体何のことを示すのでしょう。

その正体を一言で言うと、嫉妬心、欲望です。

誰かの活躍を見て焦ったり、自分はあるところに止まってなかなか思うように運ばない(ように見えたり)隣の芝が青く見えてしまうことは誰にでもあることですが

その焦りや不安から人とトラブルを作ってしまったり、不要な怒りを生んだりイライラしてしまったりしていませんか。

ここ数年のあなた自身の頑張り、成長を無下にしてしまうようなことはできれば避けたいものですが、それでも、わかっていても、羨ましくなってしまったり欲が出るのが人の性。

牡牛座金星とドラゴンヘッドのコンジャンクションに魚座土星のセクスタイル。

自分が思っている以上に自分は欲深い存在で、誰かに対して「持っている自分だと思われたい」という気持ち。目にみえる愛を求めてしまう気持ち。

そう願うあまりメンタルが不安定になってしまうようであれば、一旦そこから離れるのも勇気。いっそ離れてみた方が心の治安が保たれることもあるかもしれませんし、持っていないと(関わっていないと)不安になるような人や物とのまさかの決別が起こりそう。

また、これまで目に見える愛、物質的な豊さを追い求め続けてきた人にとっては愛の変化が。本当の心の豊かさ、肉体を持って生まれてきた喜びを感じられる出来事が起こるかもしれません。

1ハウスの牡羊座の木星とキロンのコンジャンクションは、他人とのポジティブな境界線を誘導。

牡羊座木星のサビアンシンボルは【2人の高潔な独身女性】

アセンダントのシンボルもそうでしたがシンボルにそれぞれ「2人の人間」が現れることは自分の中の二面性や誰かと私を比較するような状況や投影するテーマを示します。

本来であれば自分を客観的に鏡をみて省みることができれば良いのですが、誰かとの関わりを通してようやく自分の中に渦巻く醜い感情に対峙したり、その状態に気がつくきっかけが起こるかもしれません。

謎の嫉妬心や不安は人と自分を比べているようで自分自身の欠乏感から生まれるもの。

誰かがどうかではなく、自分自身のリアルな今の姿を見つめてみましょう。

羨ましいと言う気持ちを前向きな原動力に変えることで、その思いが怒りや支配の気持ちに変化することを防ぐことができます。

目の前の誰かを素敵だと思うなら、あなたがとても素敵だと言うこと。

『あなたも素敵だし、私も素敵』

『あなたが幸せなら私も幸せ』

こういう状態になれたら素敵です。

春分図の影響は6月の夏至まで続きます。

星の流れで予測できる注意日は

3月29日〜4月5、6日

5月22日〜25日

6月18日

身体の部位で気をつけること

肩、手、肺、呼吸ができないなど、神経の荒れ、痛み、骨や歯、肌荒れ

地震や災害に気をつけた方が良い場所は

沖縄県沖、石川、富山、岐阜、愛知(名古屋)、静岡方面

旅行におすすめな運気の良い場所は

島根、広島、愛媛、佐世保〜長崎、

(今回は日本のみで考察しました)

なぜ具体的に場所や日にちを書いたかというと、翌日22日は牡羊座の元で新月が起こります。これが『終わりの始まり、生きるために何ができるか』と言うことを問いだされるような天体の配置だからです。

このようなことを書くと不要に怖がったり、焦ったり、不安になる人が多いと思います。

私はいたずらに煽りたいのではなく『このような緊張した状況下で、ようやく自分の人生に自己責任が生まれるであろう』と思っています。

もし明日死ぬとしたら?

大切な人に何と伝える?どう生きる?何をする?

最善を尽くすために何ができる?

後悔しない生き方とは?

愛を持って生きる方法は?

人はいつか必ず死にます。早いか遅いか、それだけです。

ただし私が星の流れを読んで予測ができるとしたら、後悔なく生きるための方法にしたい。

1人でも多くの人が自己責任で自分の人生を生きる大切さに気がつけるようにメッセージに込めたいと思います。

仮に様々なことが星の流れで決まっているとしても

防ぎようのないことが起こったとしても

今、この瞬間から行動と心の持ちようを変えることができます。

後悔なく大切な人に愛を伝えることもできます。

用意できること、動けることはたくさんあります。

家族で共有できることや、準備できるものを用意しておきましょう。

これはあくまで予測にすぎませんから、何もなければ「結局何も来なかったね」と笑い合えればいいのです。

生きること、幸せになることを人任せにしない、それだけで人生は豊かになるんです。

後悔なく自分の人生を生きるのが一番良い。

あなたの命の炎を燃やすように、命の喜びを最大に分かち合えるような時間を過ごしてください。

それと、最後に。

皆様に報告ですがホームページの改修のため一旦このマガジンを閉じます。

Noteに続き当マガジンを購読してくださった皆様、本当にありがとうございました。

4月以降もインスタグラムで考察の投稿をしたりポッドキャストなどでも引き続き配信は続けますのでご安心を!

また夏至のタイミングで季節図を読みます。

皆様のことが大好きです。みんなまとめて幸せでいてほしいといつも願っています。

みんながそれぞれ、幸せでいてほしい。

そのためにできることを続けていきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

淡の間

2023年3月7日乙女座満月

2023年3月7日午後21時41分、魚座の太陽と乙女座の月が向かい合って満月を迎えました。

満月は半年前に迎えた新月が完了、満了を迎える時。

半年前の新月時はほとんどの天体が逆行していた混乱の時期ですが、この度の満月は全天体が同じ方向を向いている【全天体順行期間】です。

当時の混乱が少しずつ片付き、視界が晴れてくる頃。

混乱していた様子にホッと一息ついたせいか、いきなり体調を崩したり調子が悪くなったりした人もおられましたね。

今回の満月の度数のサビアンシンボルは【噴火している火山】

感情の噴火、体調的な浄化、あらゆる噴出、自浄作用を経て分別を促すこと。

乙女座の身体部位は視覚、内臓(胃腸)など。

魚座は味覚、脚、そしてメンタリティ(精神面)など。

お腹を壊したり、視力の低下を感じたり、

ついつい食べ過ぎてしまったり、メンタルが大荒れになったり。

とてつもなく眠かったりだるかったり

なんだか意味のわからない調子の悪さだったり。

なんだかもう限界だなと思うことがあったり

そろそろ潮時かなと感じることがあったり

昔のトラウマが思い出されて心が荒れたりなど。

この満月前の1週間くらいは普段よりもちょっと苦しい

「デトックス・浄化作用」に見舞われた方もいるかもしれません。

この満月の1時間後にやってくる約2年ぶりの土星の移動によりその影響が加速するように体感していた人もいたかも。

いずれにせよ、上記の症状以外に現れている箇所もあると思いますが、総じて『今まで見えない部分で自分を支えてくれていた』屋台骨のようなところ。

特に体の部位などは気のせいだと思わずにしっかりケアしてくださいね。

今回の満月は太陽が魚座5ハウス、愛と想像の部屋。

月が乙女座11ハウス、コミュニケーション、繋がり、未知の可能性の部屋。

「愛」のために整理する必要のあるものを精査する。

点検して、改善する。

夢は見るものではなく、叶える(現実)ためのもの。

虚構の世界を生きるのをやめた時、目が覚めて、新しい可能性の扉が開く。

そこでまた新しく始まる繋がりや、抑え込んでいた可能性。

または、

愛だと思っていたものが愛ではなかったかもしれない。

それでも、あなたは愛することをやめられない。

自分にとっての誤解していたフィルターを取っ払って、クリアな視界で世界を見つめる。

『自分の「現実」を生きるための整理整頓をすること』

これらが今回の満月のキーワードです。

満月に対して双子座の火星がやや攻撃的な角度になることでいざこざや口論などにも注意が必要の配置ですが、むしろ今まで我慢していたことが相殺されるような「潮時」を感じる人もいたかもしれません。

この度の満月の1時間後、2020年12月に水瓶座に移動した土星が約2年をかけて魚座へとイングレスします。

土星は管理、メンテナンスの役割。

時代の移行期に皆が足並み揃えて同じ方向を見据えることを促す、クッション役のようなもの。

2023年3月から魚座領域を土星が移動するとき、何をメンテナンスしようとするのか。その意図は?

さらに3月24日、春分を過ぎてからは2008年から山羊座に入室していた冥王星が水瓶座へと移動します。この3月、宇宙が大忙しなのです。。

ということで・・・

3月30日(木)19時から

淡の間による特別講座【魚座土星期の心がまえ、水瓶座冥王星期のこれから】

を行います!!!

Open the doorの中で展開する講座なので会員の皆さんは月額で参加できますが

会員以外の皆様でも3,000円で参加できる破格の内容です。

詳しい告知はどうぞお楽しみに。

そしてデトックス作用の出ているみなさんはご自愛しつつ、色々整理&ケジメ、分別をつけるべきところを管理してみてくださいね。

考察お待たせして申し訳ございませんでした🙇🏻‍♀️

いつもどこでも、みなさまの幸せを願っています。

淡の間