母と

家族は今の仕事を応援しているのか?とたまに聞かれるのですが

買い付けや営業、カウンセリング、ハーブ関係の仕事(※怪しくは無い)をしていると伝えてある。

嘘ではない。

勉強をしに少しだけ渡独した経緯もあるし、実際それだし、概ね間違ってはいない。

母と弟夫婦はすべて知っている。

父は何となく察しているのではないだろうか。

母は割とこういうのが好きで石井ゆかりさんのサイトを数年愛読している。

朝7時に更新されるLINEも登録してあげた。

分からないけど分かりたいと言いながら月額サイトに課金している。

ありとあらゆることを反対し続けた経緯を経て、

今の私の仕事に対して未だかつてなく理解を示している。

魂の使命に気がつくと全てが整うと言うが、これもその1つなのだろうか、不気味なほどだよ。

おそらく私がブレンドするフラワーエッセンスを1番多くリピートしている。

無くなったらすぐに作って欲しいと言ってくるし、飲んでから調子がいいらしい。

ママどうなるかな?と2日にいっぺん聞いてくる。

(よくなるよ、としか言わない)

出張に行くと1日10回くらい

大丈夫?と連絡がくる

(少し未読が溜まった頃に、大丈夫じゃないとき連絡する、と返す)

周りに言うでもなく、母らしく私を支えてくれている。

こんな理解ある感じに書いたが

昔こそ大変で、いわゆる毒親の部類であった。

Twitterで話題(?)の放浪娘さんのケロッピ漫画を見ていると冗談抜きで昔の母のようだ。

いや、あれほどでは無いけれど… 近かった。

母が全ての決定権を握っていて

ずっと身動きが取れなかった。

それでも、それが母の愛情であることは知っていたし

母がそのまた母(わたしにとっての祖母)からそのように育てられたのを知って、ある意味仕方ないことだと思った。

20代半ばまで門限は21時、唯一の抜け道が仕事で遅くなると言う免罪符だった。

のちに知ったが本人もアダルトチルドレンを疑って病院通いしていたとのこと。

最近の話。

こんなふうに書いているが、母は本当に、本当に愛情深い人で、とても優しい。

無駄遣いな優しさではなく、

子供に対しての親の愛はこんなにも深いのかと感心するほどに。

決して冷たくされたり、暴力をふるわれたりしたわけではなく

ただ愛情余って心配するがゆえの行動であると子供の頃から分かっていた。

そしてわたしがちょっと変わった子どもだったそうで

それもまた母の過干渉を導く理由に関係していた。

父はと言うと私よりも弟に執着していて、自分の夢を弟に託すように熱を込めていた。

私は幸いにも(?)

171センチと言う身長に対して体育の評定が2という壊滅的な状態だったので(※やる気も能力もない)

父の情熱の矛先は弟にのみ向かった。

それで十分、私は昔から競争意識が乏しい。

運動にはちっとも興味がなかったので

万が一やる気を出して4以上の成績を収めてしまっていたら状況は違っていたかもしれない。

私は、私を磨く日々の中で

私と母と父の過去を一生懸命クリーニングして書き換えをした。

毎日毎日泣きながら行った。

何をするにも発狂しながら反対する母は

いつしか、一番の理解者になっていた。

いや 理解者であることは昔から変わりはない。

私が私に戻ったから、環境もそのまま通常運転になったのだと思う。

エッセンスをブレンドする私の傍で、

母は

いつからママはまともになったのかなぁ、

今の心のまま、若い頃に戻りたい。

と言う。

ヤバかった自覚あるんだね(笑)

やっとまともな話ができる人間になったよね〜

なんて笑って話せるのが奇跡である。

諸説あると思うけれど

インナーチャイルドという概念を ” 宿便 ” と例える話を聞いてすごく納得した。

詰まったものが取れたように人間らしくなった母を見て

まだ少し残ってそうだけど(宿便ね)

まあまあ出せてるかもね、と思うのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です