考察おまけ

インド占星術にも西洋占星術にも『ドラゴンヘッド とドラゴンテイル 』という概念があります。

天体ではなく感受点とよばれ、太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)が交わる点のこと。
現世と前世を織り交ぜた宿命のポイントです。「ノード」とも呼ばれます。

このポイントを、太陽と月が実際に通過する時の新月と満月を「日食・月食」と呼びます。

龍の頭と尾。
龍が太陽と月を飲み込むように月が太陽を覆い隠す様を「蝕」と呼んだのでしょう。

古くから太陽は男性性、月は女性性のシンボル。
よって「陰陽統合の引き合いを生み出すもの」という解釈も出来ます。

更に、約1年半から2年ほど掛けて世代的に取り組む課題とも考えられるこの重要な感受点が宇宙の天体と手を組む時は、人と人との関わりや性質に意味を生み出すだけでなく世間にも宿命的とも呼べる大きな気づきをもたらします。

2018年11月から2020年5月までドラゴンヘッド(現世の課題)は蟹座の位置、ドラゴンテイル(前世の課題)は山羊座の位置関係に配置されます。

12星座同士の関係は常に向かい合わせです。

水と地、風と火。
全てが相対的に配置されています。

例えば私たちが地球で生まれたとき、『地球から見たときの太陽』と『太陽から見たときの地球』という相対性が生まれます。

あえて占星術用語を使用すると、ヘリオセントリック(太陽視点)とジオセントリック(地球視点)の影響をいつも同時に考えなければいけません。

いま例に挙げたのは太陽ですが、宇宙には太陽だけでなく月・水星・金星など様々な天体が宇宙には存在しています。これもまた、地球をはじめとする数々の天体たちと相対性の関係を作って配置されています。

太陽を巡って成長していく私たちの自我が、他の天体たちによって彩られ、さらに輪郭を深めていきます。

天体と天体を結んだ線の中で相対的に生まれるエネルギーが「自分自身の運命」を作り出しているのです。

よって、太陽だけでなくそれぞれの天体に該当する影響も含めて自分自身を読み解かなくてはいけません。繰り返しますが、一方向ではなく相対的にです。

確かに、太陽はとてもとても重要です。
私たち生命体が太陽の光無くしては生きていけないように私たちの自我の中核を担います。

ただ「太陽の星座だけ(※それも相対的に配置された星座を確認せずに一方向のみ)」を「全ての自分の人生・自我」として考えることは、喩えるならば鏡で顔の正面だけを見ること、しかも一番魅力的な顔をしてその瞳に写ろうとすることと同じようなものです。

一番盛れてる顔で自撮りするのと一緒。

12星座と呼ばれるもの、
牡羊座(火) ー 天秤座(風)- 活動
牡牛座(地) ー 蠍座(水)- 不動
双子座(風) ー 射手座(火)- 柔軟
蟹座(水)ー 山羊座(地)- 活動
獅子座(火)ー 水瓶座(風)- 不動
乙女座(地)ー魚座(水)- 柔軟

これら12個の「自我」を対極に結んで交わる中心の点が「自分自身」です。

自分自身を多面的に見たときに様々な表情の自分がいるように、「自分自身」を構成するエネルギーは様々な自我によって構成されています。

地球から見たときの太陽星座が山羊座の私は、同時に蟹座の側面を持っています。

地球から見たときの月星座が獅子座の私は、同時に水瓶座の側面を持っています。

光と陰が表裏一体であることと同じです。

これを考えると正直12星座というより「6つの性質」と活動・不動・柔軟の3区分を重点的に考えるだけでよくない?ってなるんですよね・・・

そのほうが簡単だよね星占い

火・水・地・風の4元素も西洋だと4つしかないのに、東洋占いだと失われた五元素がちゃんと存在しているし・・・どういうこと?西洋だけが正義ってことはないよね・・・?
(※この説明は別記事にてまとめられたら・・・)


そして、ここで決して勘違いしてはならないことを申し上げます。


私たちは星に動かされているわけではありません。

自分自身が自分の乗り越えるべき課題として運命を選択しているのです。

「いま、ここにある意識」が、今と未来の自分を作っています。

意識が具現化するのならば、

星が自分たちの運命を左右しているのではなく、自分自身が自分の運命を作っているのです。


これが絶対的な事実です。

話は脱線しましたが、
つまり現在ドラゴンヘッドとテイルのノードラインが位置する山羊座(地)と蟹座(水)は常に向かい合わせであり、表裏一体の関係です。


『活動宮・自ら働きかける』性質の区分に当たります。

2018年から2020年の間、宿命の交点が私たちに問いかけていたものは、

私たちにとっての社会、私たちにとっての家(基盤)。

私たちが目指すべきもの、私たちが守るべきものとは何か?ということ。

家や家族の状態・場所がガラッと様変わりし、社会における立場も大変化した人も多いでしょう。

更に、貴方にとっての「家・土台・基盤」を表すものについては、場所だけでなく場所だけではなく大切な人、ありのままの自分を受け入れてくれる存在も含まれます。大切なひとがいるから頑張れるのです。行くべき場所にいく準備が、覚悟ができるのです。


現在はこの運命の課題が最終局面を迎えています。
5月からは別な課題・あるいはフェーズに変わっていくためです。


ノード(ドラゴンヘッド・テイル)の課題が仕上げに移り変わっていくこの段階で、世界的な集合意識の変化を促す流れが出来ていることは、必然的に起こることです。

誰もが前向きな変化を待ち望んでいるのです。

「家・土台」で内省する各々の行動が私たちの社会を守る行為に繋がることは、正に相反する二つの要素が本質的に繋がっている事を示唆する。

不謹慎ながら意識の集合体の変容を目の当たりにしているようで、どうしても高揚が止まらないのです。

徹底的に内省し、土台を作り上げる仕上げを行うことが私たちの新しい社会を作ることに繋がっている。

現状の仕上げが終わると2020年5月6日からの約一年半をかけて『柔軟宮・より適応していく』性質に集合意識の課題は移ります。叡智を学ぶためにより遠くの世界を知ろうとするのです。

今まで作り上げた土台の上に、新たな可能性が自我を持って飛び立っていくのです。

今、新しい時代を生きる個人の土台を固める勇気を試されています。
自分の運命・環境を作るのは、宇宙でもなく、国でもなく、自分自身に他なりません。

この混沌とした状況は「貴方自身の心そのもの」だとしたら?

覚悟を試されているとしたら、未来を自分の手で作るとようやく気がつくきっかけになるとしたら?

2020年は魂が目覚める決起元年。
新しい時代に向かうためのトライアル期間です。
活動的であり、臨機応変な柔軟性も兼ね備え、そして常に自らの軸を維持する真の強さを兼ね備えるための予行練習。

「自分自身の意識次第で予想もしなかった未来が作れる」、そのきっかけを与えられているのなら、この変容も悪くないなと思えます。

ここから先は、すっごく、心の闇です。

すっごいです。

良いですか?


正直にいうと、私は占星術の話をするのがすごく嫌なときがあります。

もちろん星を読んでいるだけで涙が出るほど感動するし、涙が出るほど憤ることもあります。

大好きなのに、嫌いなんです。

続けます。

何故占星術と向き合うようになったかというと、どんなスピリチュアリストに会ってもしっくりこなかった為、自分で自分のことを知る他なかったのです。

私にとって一番手っ取り早く潜在意識とエネルギーの状態に入り込めるのが天体と占星術の概念を通すことでした。

逃げても無駄でした。

向き合うと決めたとき、ゴーサインが出たかのように全てが動き始めたのです。

けれど、占星術って凄く奥が深くて、楽しくて、矛盾しているんです。

自分の中の感覚と、うまく噛み合わないことがあるんです。

そして、大好きなのに、何故こんなに嫌いなんでしょう。

例えば、今でも占星術を学んだ人なら誰しもが思うであろう「いわゆる一般的な太陽オンリーの星座占いって、本質的じゃないよね?」という、誰もが分かっていることを何故暗黙の了解のように誰も言おうとしないのか不思議でならないとか。

そりゃあ太陽星座は影響力強いですよ。
そのくらいは私にも分かります。

12星座ごとのアドバイスって言われても、ぜーんぶまとめてその人なのに、って思ってしまう私は捻くれているのでしょうか。

誰が決めたの?実際に見たの?

不思議で仕方ないのです。

私が12星座ごとの運勢をあげないのはその為です。

ひとりひとり、すべての星座を持っている。
そのなかでも特に影響が強く出るサインがある、と言うのが答えです。

なるべく矛盾がないように伝えるためには、星座ではなく天体の様子を全体的に捉える必要がある。

太陽だけではなく当事者の全体を見てこそ、ようやく意味を成すものだからです。

凶角も調和角もノーアスペクトも本当は関係ない。
なぜならエネルギーには「上も下もない」から、そして物体存在している限り必ず何かと引き合うからです。

良いも悪いもその人次第です。
その人次第で、アスペクトの影響も変わってきます。

内気な獅子座もいれば、大雑把な乙女座もいます。

当たり前です。一人一人違って当然なのだから。

しかし、ここでクダを巻いていても仕方ありません。嫌悪感を感じるものこそ、私にまだ残るブロックの正体であると気がついたからです。

世間に宣う軽々しい占星術の概念を見るのも嫌になってくることがある一方で、自分の中で言及するにはまだまだ言葉が足りない不甲斐なさを感じています。

そんなに簡単なものじゃないと感覚では分かっているのですが、今の自分にはその嫌悪感を論破できるほどの知識がまだ足りないのです。

もしも前世があるならば、ギリシャ時代からやり直したい。

どこを探しても見当たらない真実を確かめるために頼りになるのは、言葉にならない今の自分の感覚と、カウンセリングを通して読み解ける潜在意識のリアルな状態のみ。

占星術から個人の運命を読み解くこと。
私たちの現実を作る意識は光そのものであること。

それらを証明する作業は必ずしも当事者にとって幸せな感情とは限りません。
時に矛盾、葛藤を生み出します。
良いことも悪いこともないからです。

その他様々な自分が感じる感覚を、なんと説明していいか分からないのです。

ですが、この えも言われぬ嫌悪感からは当分逃げられないと感じています。

私が「抽選で当たった」この運命を受け入れることは、自分の意識とさらに統合すること。

この見えない感覚をもっと鮮明な知識として言葉にするためには、真実を必要とする誰かに伝えていくためにもっと学びを深めること。

そして、知識を持ってして嫌悪感の正体を暴くこと。

それしかないのだろうと。

もっともっと学びます。
もっとわたしの言葉で神秘を伝えます。

私にとって、上記の心の闇を皆さんと共有できたことが、今回の満月による最大のデトックスかなあと、思います。

追記

最後まで読んだ方で嫌な思いをさせてしまったらすみません。何が言いたいと言いますと、なるべく矛盾がないように、張り切って日々カウンセリングに本気で向かっております。反復する己を見つめ続けます。

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