2021年1月13日山羊座新月

※前置きです。
私たちは皆、「黄道12宮」と呼ばれる12個の星座の性質全てを持ち合わせています。

その中でも特にどのサイン(星座)の影響が強くでているかは生まれた日も時間も場所も異なるので個人によって違います。(※黄道・・・太陽が通る軌道のこと。)



一般的に「○○座」と言うのは、太陽がそのサイン(星座)のゾーンに位置していた時に自身が出生していると言うことです。「○○座」と言うのは、空を見上げると「その星座」が浮かんでいる訳では無く、そのサインが管轄するゾーンのようなものです。

太陽だけではなく、私たちが生活している太陽系には数々の惑星が存在します。私たちの性格や運命は様々なサイン(星座)と惑星の組み合わせによって構成されます。

惑星(天体)は、私たちの心・移り変わり育つ自我を表します。

サイン(星座)は、元々持ち合わせているパターンや性質を表します。

これらを組み合わせて立体的な輪郭を読み解いていきます。

生まれた日時と場所によって運命の12ハウスにいずれかの星座が必ず該当するので、誰でも12星座の性質を全て内在し、持ち合わせています。

私が言うところの「特に影響が強い」部分については下記をご参照ください。

最重要なのは


太陽(表面意識の指標)


月(無意識の欲求)


ASC(人生のスタート地点・自分の器)


MC(魂の頂点・使命)

次に、
金星(愛と喜び・好奇心・女性性)


火星(性・バイタリティ・野心・男性性)


水星(知的・通信・伝達・情報・両性性)


キロン(魂の傷・トラウマ)
次に社会の大きな流れ、

世代的宿命を示す
木星(発展・拡大・才能)


土星(修行・課題・熟成)


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天王星(改革・個性・突発的・独立)


海王星(夢・潜在意識・薬・情緒)


冥王星(破壊・不可抗力・カルマ・永遠)

時に
ドラゴンヘッド&テイル、ヴァーテクス&アンチヴァーテクス
(宿命の感受点)

上記に星座のサインが当てはまる流れの際、特に状況に対して影響を受けやすいとします。

加えて、

「蟹座の向かい側は山羊座」のように、表があれば必ず裏がある。


180度向かい側の性質は表裏一体で同時に存在し、補完し合い、強く影響を引き付け合います。
牡羊座は天秤座


牡牛座は蠍座


双子座は射手座


蟹座は山羊座


獅子座は水瓶座


乙女座は魚座


このように向かい側の性質同士は必ず表裏一体です。


どちらか一側面ではなくセットで考えます。


これを念頭においてお話しするのが私の考察です。

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2020年1月13日は今年最初の新月です。
この度新月が起こるのは8ハウスですので、今日は8ハウスと2ハウスの性質のお話を中心にまとめていこうと思います。
(※ハウス=太陽の周回360度を12分割した “ 精神が成長する領域 “ のこと)


○ハウスの役割
8ハウスの役割は大きく分けて2つあります。

一つは「死の部屋」。
二つは「他者から受け取る部屋」です。

7ハウスという「共同・パートナーの部屋」からの発展がもたらす8ハウスでの成長領域は命の育み(SEX)、輪廻転生、両家の継承、血筋、家族の関わり、先祖から引き継いだもの、遺産、他者からもたらされる金銭・物質などを司る。

「死」という言葉を聞いて良い印象は浮かばないかもしれませんが、生を引き継いでいくバトンのこと。つまりは輪廻転生、終わりと始まりのことです。

成長の領域(ハウス)と星座の関係性は常に対極を補完し合っています。

8ハウスの対極にあるのは2ハウスです。
2つの向かい合うハウスはいずれも「所有」を司っています。

2ハウスのナチュラルサインは牡牛座、“物質“を所有したがり
8ハウスのナチュラルサインが蠍座、“精神“を所有したがる。

所有は欲求を満たすための単純な方法であり、双方に安定した土台をもたらすものですがその行動は決して過剰になってはいけません。

2ハウスは自身の稼ぐ力・生産力、物質的な価値。
8ハウスは他者からもたらされる金銭・物質、内なる精神性を司る場所でもあります。

8ハウスに天体を持つ人や、その性質を扱うのがうまい人は良くも悪くも人から受け取る力の強い人だと思います。そして、この世に対して達観した感情を持ち合わせています。
強いエンパシー(共感性)を持ち、感情を感じ取る力も人一倍です。

“人から受け取る力“を育てるためには自分の適性、能力、持ち味を研究する必要があります。自分の才能や持ち味をよく理解した人でなければ己の限界を引き出すことはできないためです。


○頂点を目指す魂の旅
カウンセリングをしていると自分の天職(10ハウス)を知りたいと思う人からの問い合わせがとにかく多いですが、天職に到達するためには1ハウスから始まる魂の旅を追求した結果にあるのが10ハウスという天頂であること、そのための過程を怠らないこと、10ハウスのナチュラルサインである山羊座の精神を理解する必要があります。

10ハウスはミッドヘブン(MC)と言い、人生をかけて登ろうとする山の頂上の部分であるからです。

山羊座の魂が目指す頂上は人生をかけて登るに値する誇り高き山で、積み重ねてこそ到達できる場所。かけがえのない経験を積み重ねてこそ自分の目指す高い山を登る喜びを知っているのです。

自身の使命や天職(10ハウス)を知りたいと思うとき、まずは自分の生産力と適性(2ハウス)を育てる必要があります。“高い山“を攻略するための方法として自分の持ち味を知ることが第一の課題であるからです。

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○新月の影響
今日の新月は8ハウスに太陽と月だけではなく冥王星がぴったりと重なることで「限界・終わりと始まり・決別」の色が濃くなり、その様子を魚座の海王星がセクスタイルして優しく見守るっています。

この影響、捉えようによっては現状抑えようのない新型ウイルス感染による死者の増加と脅威、その過酷な状況に向き合い続ける医療従事者の姿にも見える。

破壊と再生・限界突破、魂を司ると言われる冥王星ですが、元々冥王星のナチュラルハウス(実家、ホームみたいなところ)は8ハウスです。

本来の冥王星の力を全力で発揮できるホームのような場所で「新月」という始まりのタイミングが合致することは、「究極の状況の中で限界突破するためのチャンス到来」のような空気感とも言える。

しかもこの太陽と月と冥王星が滞在する星座は、昨年末まで土星が鎮座して約3年間に及ぶ社会性修行期間を終えたばかりの「山羊座」。

山羊座に滞在していた土星がもたらしたこの数年は三次元的な縛り、旧体制からの脱却、価値観のアップデートを図るための大・浄化期間でしたが、この考察を読んでいるあなたにとっての修行の時間はどのようなものでしたか?

これまでの数年間の修行の成果を試されるような、或いはその期間の間に水面下で動いていた計画に対峙するような、何にせよ「満を侍して」挑戦に挑む人も多いでしょう。

腕試しのような課題の勃発、新しいステージの到来など、これまで水面下で粛々と進んでいた状況がようやく顕在化して目の前に現れたという人もいるはずです。
そのために大切にしていた何かと決別したり、問題の潮時を感じる人も多いでしょう。

○自分軸の確認
2020年山羊座に土星と木星が入った頃から出現し始めた新型ウイルスの影響によるパンデミックを「またもや」繰り返そうとしている今、いろいろな情勢の進展のなさにため息をつきたくもなりますが… 

もし今のあなたが現状に不満を抱えているならば、現在の自分軸の状態を確認するために状況に対して生まれた感想を受け取り、今の自分の状況に当てはめてみて。

何度もいうように状況ではなく「状況に対しての感想そのもの」が大切です。
その感想こそが「あなたが今向き合うべきこと」を教えてくれる魂からのメッセージだからです。

ーあなたは今、自身の環境に対してどんな不満を持っていますか?
その不満を「自分に対して」当てはめた時、どんな問題を抱えていると認めざるを得なくなるでしょうか?
考えてみましょう。

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○不動宮の葛藤
昨2020年12月22日に山羊座での課題を終えた土星と木星は水瓶座のもとで重なりました。
大きな影響を持つ二つの天体のもとにはこの1月、水星(情報と通信)を迎え、牡牛座のもとに滞在する変革の天王星と緊張の角度を作り、新しい時代の進化のための葛藤を繰り広げます。

天王星は水星の性質がさらに発達した “ハイオクターブ天体” と呼ばれています。
イメージするならば、水星が「日常会話によるコミュニケーション・通信手段」だとしたら
天王星は「さらに発達したハイテクノロジー・テレパシー」のことです。

近頃報道されている通信会社の価格競争や5G問題、これから顕在化していくであろう世界的な金融問題などはまだまだ様子見が必要ですが、2021年以降の水瓶座×牡牛座に滞在する天体の絡みによって私たちの生活する社会を揺るがすような出来事が起こり、変容していくことは避けられない問題です。

牡牛座のテーマである豊さと水瓶座のテーマである新しさ、そして平等さ。
この二つのぶつかり合う性質を掛け合わせた理想の世界を具現化するためのトライアンドエラーの先には必ず明るい未来があるはずです。
共に乗り越えていきましょう、ますます良くなっていくために。

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○最後に
自分をよく理解している人はとても豊かです。
惜しみなく人に何かをもたらすことができます。
施しが循環し、然るべきときに自分に必要なものが返ってくることを知っているからです。

モノとは有限、最後に残るたった一つの所有物は「魂」のみであると知っている人が真の豊かな人だと思っています。

人は皆最後には死にます。その時残る唯一のモノは魂のみ。
物質的な「所有物」にいくら執着をしたとて、輪廻転生後の世界に物質は何も持っていくことはできないのです。

「風の時代」というものは精神性や本物の知性に豊かさを見出す時代、そのために本当に大切なものを見極めて尊い経験を積み重ねていくこと。

今日の新月付近の出来事と今日の考察がそのための余計なこだわりや執着を捨てるきっかけになれば良いと思います。

[ POINT ] 
○自分の適性を分析する ⇨ がんばらなくてもできることを探して認めてあげる。
○本当は苦手なのに無理やり続けていることはないか、確認する。
○何かひとつ、決別する。自らサヨナラしてみる。(一つではなくいくらでもOK)
○サヨナラした分だけ、風通しが良くなるはず。
○サヨナラできた自分を思い切り褒めてあげる。

[ 特に新月の影響を強く受ける人 ]
○山羊座・蟹座、特に第3デーク/後半度数生まれ(1/10~1/20,7/10~7/20生まれ)の人、あるいは該当の出生天体をネイタルチャートに持つ人
○水瓶座・獅子座、特に第1デーク/前半度数生まれ(1/21~25,7/21~25生まれ)の人、あるいは該当の出生天体をネイタルチャートに持つ人
○牡牛座・蠍座生まれ(4/21~5/20,10/21~11/20生まれ)の人、あるいは該当の出生天体をネイタルチャートに持つ人

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