2021年3月13日午後19時21分魚座新月

2021年3月13日午後19時21分、太陽と月が重なり新月に。

受容と統合、別れの時期・魚座シーズンもあと1週間。
その後の春分では太陽が牡羊座に移動して意識の方向が転換していきます。

昨年の暮れに起こったグレートコンジャンクション以降、
グレートリセットとも呼べるような混沌と波乱の中で生まれる気づきの連続。

変化のための刷新が起こり、新陳代謝の中での成長痛を乗り越え、みないフリしていた問題に各々が向き合い、ようやく足がつくような心地になった人も多いのではないのでしょうか。

「気がついたら三月〜?!」ってまさにそんな感じです私も。

必要なものとそうでないもの
今まで来た道とこれからの道
今までの私とこれからの私

全てを受け入れて、次の季節へ進みましょう。

今回の新月のテーマは
「相反する性質を統合させて自分を客観的に分析すること」
自分の中にある葛藤する思いに向き合うためのコツは表面的なことにこだわりすぎない。体と心と魂がバラバラになってしまっている原因を見つめてみること。

これは簡単なことではありませんが、気づきのヒントは常に身の回りに溢れています。淡の間ユーザー(カウンセリングのクライアント様)にとってはお馴染みですね!

一番分かりやすいのはこの法則です。
「最近自分がどんなこと・人に関わって・どんな感情を抱いたか」
その感想を書き出してみましょう。

上記の課題に向き合った結果、
「夢から覚めて一歩踏み出すための禊(みそぎ)」と新陳代謝の流れをもたらし
春分以降の勢いを作るきっかけを生むことにつながりそうです。

魚座のこと。実は今まで本当はなかなか理解できずちょっぴり難しかったんです。どうしても目に見えない世界のことは分かりきれないことも多いので目くじらを立ててしまうことも多く、まさに最近ですが「許すこと」について自分の体験を通して気づく機会もありました。

でも、先日開催した渡辺紘子さんとの企画「パーラー四月」でチーム魚座の回の皆様から掘り下げるきっかけをいただきました。

魚座の性質は個人のホロスコープの中で、それぞれどんな影響を及ぼすのかを語り合った贅沢で楽しい時間、新鮮な気づきがとても嬉しかったです。

私自身は魚座に配置された天体を持たないので、魚座の太陽を持つ皆様の体感を聞いたり、魚座オーラを浴びたり(さながら温泉のよう・・・)する中で少しだけ見えてきた魚座の尻尾(うまいこと言った?)、会の後は記憶に溺れるような嬉しい余韻に浸らせていただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。

魚座をはじめとする水の星座は「対象と一体になりたがる性質」だと思います。

その中でも特に魚座は、全てと一緒になりたいのです。
感受性の過敏さ、水のように変化するがゆえ、あるいは魚座の神話の世界そのまま、犠牲を払ってでも対象と共にあろうとしてしまう性なのでしょうか。

シュタイナー的考察だと
味覚を通して対象と一体化しようとするのが魚座とのこと。

魚座の性質が強い人は「色んなものと一緒になりたい」が故に選べなかったり、食いしん坊だったり、意図せず憑依しやすかったり、感じやすかったり、気を使いすぎてしまったりしまうのかもしれませんね。

星座の性質というものは「対岸の星座とセットにして考える」ことが理解を深める基本ですが、魚座の場合は対岸に位置するは乙女座です。(※水の向かい側は地のエレメントです)

・12ハウスと6ハウス
・意識の部屋と現実の部屋
・意識と身体を統合する
・混沌しているものを整理する
・精神世界と現実世界のはざま

例えば
・オーケストラ(魚座的)をまとめるコンダクター(乙女座的)
・スイーツビュッフェ(魚座的)の中からチョイスする(乙女座的)
・味覚で一体化(魚座)視覚で選別(乙女座)

形のない世界・意識の中・イマジネーション・芸術(海王星)を、分析して解るようにする(水星)組み合わせ

魚座の太陽の時期は感受性の間で揺れ動き、自分を律するきっかけがないと心の置き場に迷う季節かもしれません。

目の前のことに今一つピンとこないときは
食べすぎて消化不良を起こしている状態や両手いっぱいに荷物を持っている自分をイメージしてみてください。


全てのものと混ざり合いたいと願ってもこの物質世界では限界があります。
対象は混沌とし、美しいままではいられないのです。

全てと一体になろうとする魚座の性質が揺らぐ時は、自分の中にある乙女座の性質を思い出す。理性を持って選択・分析・具現化する力を使って自分を客観的に分析してみてください。

全てを持てない・全てを食べられないからと言ってあなたが悪者になるわけではありません。

あなたが受け取れなかったものは他の誰かが必要なタイミングで受け取ってくれる。これは自分と他者を信頼することにも繋がります。

一言でまとめるならば、
自分の裁量を知ることは社会と関わる上で何より大事だということ、かもしれません。

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今日の雨は禊ぎの雨のようです。
太陽が目指す次の星座は牡羊座です。

魚座(水)から牡羊座(火)へのバトンタッチは死から生へ繋がれる命のバトン
12星座の並びは魂の成長の旅路。

一体化して統合すること(水)は新たな始まり(火)。

夢から現実へと降り立つ決意をした胎児が母体から出てくる様子や
冬眠から目覚めた植物の芽吹きの様子にも例えられ、

始まりのために終わることに意味があるとするならば、魂の成長を自分自身が望んでいるからに他ならないことを魚座と牡羊座の性質は教えてくれます。


ともすると、始まりのために終わらせることが魚座の季節を過ごす魂の目的なのかもしれません。

春分から始まる牡羊座の太陽の時期、
今年は太陽(自己)はカイロン(自己犠牲によって癒しに向き合う)に重なり、
自らの能動性を放つための課題に対峙するきっかけ、
「自己犠牲の起因に気づくこと」が起こります。

上記に挙げた「能動性を放つ課題」とは、一体何のことを指すのでしょう。


具体的に挙げるならば

・動きたいけれど動けない
・言いたいけど言えない
・やってみたいけど怖い
・傷つくくらいならこのままでいたい(見て見ぬ振り)

など、今のあなたが「自己犠牲」を払いながら留まっている現状に起因することだったり、

何かを得たい(受動・女性性)はずなのに働きかけを怠ってしまっている(能動の停止・男性性の傷)ことで生まれる循環不良の状態を解決するための根本的原因につながることかもしれません。

私たち命あるものは、生まれた瞬間に死へと向かいます。
この世に出でる時に「現実の世界で生きる決意」という終わりのための始まりを選択します。

もし、母体の中にいたままで生まれてくることがなかったら?
暖かい羊水の中で夢見心地でい続けることができたなら?

現実世界の痛みや美しさを知ることはなく
打ちひしがれるほど悲しいことも、立ち直れないほど傷つくことも、口元が綻ぶほど嬉しいことも、心が震えるほど歓喜することもなかったでしょう。

生きると決めてこの世に生まれた私たちは「感覚」を使ってこの世界と繋がり
魂の成長を体感することができます。

私は日々クライアント様から「私はなんのために生まれたのか?」という問いかけをよくもらいますが、この世に生まれたのは全て自分の魂が決めたこと。

それはこの世界で感覚を通して経験値を積むためです。

魂の世界には感覚がありません。ですから、この世で生きるためには体と心という感覚を通す道具を与えられます。

感覚は私たちが「現実世界」とつながるためのツールです。

感覚を使って感じることができる幾つもの層(レイヤー)をあなたは感じ切っていますか?

痛みも悲しみも美しさも、生きている証拠。
あなたはこの世に生まれる決意をした自分の魂を感じ
感覚の全てに責任を持っているでしょうか。

感覚を感じることすら怖がって、放棄して、何から手をつけていいかわからないという方。まるで暗闇の中(=感覚のない世界)に留まり、生きているのに心を殺してはいないでしょうか。

現在月と太陽は金星と海王星のそばにあります。
命の輝き、美しさ、無性の愛とイマジネーションの源。
感受性を最大限に活用して得られる全てのことを、今のあなたに必要なメッセージを、良いことも悪いことも全て 受け取れていますか。

傷つくことを恐れず、生きた心地と感覚を全身に滾らせてこの世のあらゆることを体感してください。

世界はとても広く美しいものがたくさんあります。
生きている限りこの体で体験できることを自分の力で選択していくことが
魂の成長、経験値を育みます。

それがあなたがこの世に生まれた最大の目的なのです。

もちろん誰のためでもない自分のために、自分で選択するのが大切なポイントなのをお忘れなく。
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ここ最近のカウンセリングでのテーマは、どなたを掘り下げても「自己犠牲」というワードが出てきたり「同時進行」「臨機応変」が苦手ゆえの元凶と根本が見えてきたりとまさに許し・癒しの魚座シーズンらしいテーマをクライアント様を通して学ぶような時間を過ごしていました。

自己犠牲に浸っている時間はなかなか気がつかないものですが、腑に落ちた時は世界が晴れたような気持ちになる。

そのきっかけのために私を通して分析していただけることはカウンセラー冥利につきますね。

お客様の実体験を通して「どうやったら自己犠牲から抜け出せるのか」具体例を次の考察で解説していこうと思います。

取り止めもない考察をいつも読んでいただきありがとうございます。
ご感想、サポート、質問をいただけましたら幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

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