2021年7月10日蟹座新月、本心を認める。

2021年7月10日、蟹座の新月です。

ここ数日の不動宮Tスクエアの影響にて大変苦しい日々を過ごされていた皆様、どうにもこうにも調子が上がらない皆様、
今回の新月は、前回6月21日の夏至、25日の山羊座満月から続く流れを組んでいますので前回の記事をおさらいしていただけますと「節目」の空気感をより感じ取っていただけるかなと思います。

読むのが面倒な方のために簡潔にまとめました!

【POINT】
🌟同調しないものには嘘つかない
🌟欲しい!と言わないと欲しいものは手に入らない
🌟原因があるから結果がある⇨だから原因から目を逸らさず向き合う
🌟運命はある日突然に
🌟どっちかを選ばない、どっちも手に入れる方法を探す

もっと詳しく読みたい方は続きをご覧ください。

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黄道12宮と呼ばれる12個の星座はそれぞれ “支配星”と呼ばれる天体を持っていて、イメージするならばそれは『実家・ホーム』みたいなものです。

今回の新月のサイン、蟹座の支配星は「月」です。支配星とサインの正しい組み合わせは、スポーツゲームで言うならばホーム戦みたいなものだといえば分かりやすいでしょうか。

月は私たちの心の癖や素の様子、内なる意識、母性や陰・女性性。
蟹座は「家、土台、仲間、基盤」を示すサイン。

蟹座が司る基盤・土台(内)は、向かい側の星座・山羊座が司る実績・社会(外)と常に補完し合い、結びついています。

今回の新月は天頂・使命を司る10ハウスで起こりますが、それだけでなく獅子座の火星・金星のコンジャンクション、逆行を終えて順行に戻った双子座の水星と共にホロスコープの上部にわらわらと集っており、自分の殻を破り外側の世界へと飛び出そうとしている意識の様子を表しています。


専門用語ばかりだと分かりづらいので箇条書きで簡潔にポイントをまとめますね。


○10ハウスの太陽と月、新月という区切り(蟹座)

⇨ 社会に自分の力を示したいという願望はさておき、達成した願いを受け入れる器は仕上がっているか?と、本気の意思を正面から問われるようです。

自分の心がどんな対象に共鳴するか?何を持って自分の居場所と言えるか?
盤石な心の土台ができた時、ようやく自分の人生の目的の輪郭が見えてくる。むしろ土台を作らずして明確なビジョンなど見えてこないでしょう。

人によっては心の居場所(生活環境)を整えるためのことや、家族問題、子どもとの問題が浮き彫りになるかもしれません。

さらに言うと、蟹座が属する水のエレメントは女性性の星座ですので「受動(共感・同調)」の意識が何より重要。

自分が同調・共感できないもの、違和感を感じるものにはもう嘘をつけない、自分の本当の欲求には抗えない(冥王星)と気がついてしまうことがあるでしょう。

ものではなく、心が、魂が震える方へとシフトしていく。もう自分に嘘はつけないのだと気がつく出来事が起こるはずです。

この新月前後は感情がより浮き彫りになり、普段は抑制できていた心の堤防が決壊するように溢れることもある。
その時は自分を責めるでもなく「今までよく抱えていたね、苦しかったね、吐き出せてよかった」と受け止めてあげてください。

出し切って広がったスペースに大きな幸せが収まるようにこの世の仕組みはできているのです。

あなたがなんらかの形で感情を吐露することがあれば、相応の『なにか』が得られるかもしれません。

(※ただでさえ内側に感情をひた隠すような粘り強い性質を持つ水星座&地星座、普段は基本的に全許容するがゆえに怒らせたらめちゃくちゃに怖いのも特徴です・・・)


○ASC(1ハウス)の乙女座の支配星・水星はMC(天頂)に重なる。
○火エレメントのグランドトラインと不動宮のTスクエア「パターンの脱却で能動性を取り戻せよ!&時間がかかることから目を逸らさない!」

⇨ “MC=社会的役割“ に “ASC=自分自身” を示す天体(この度は乙女座の支配星水星)がぴったりと重なって海王星と90度の角度を取っていることから、「社会的な役割の崩壊・みそぎのような出来事」が起こるでしょう。


あるいはすでに、前回の水星逆行時から散々起こっているよ!という人もいるかもしれません。

監査を終えてようやく通常モードになった「自分の意識」が自分の社会性・仕事に大きく影響を及ぼし始めてきたところで海王星との葛藤(スクエア)により、曖昧にできない状態で抱えている問題がそろそろごまかしきれませんよ、言い訳はそろそろやめましょう!と崩壊していく時期。

個人の問題だけでなく私たちが生きている社会全体の問題とも捉えることができ、どっちかつかずのはっきりしない状態に区切りをつけて具体的に整理していく必要があります。

しかし、窮地に立たされた絶望的状況の中でも「ピンチはチャンス」に転換するきっかけが同時に生まれる配置。

双子座の水星は「中庸」が何より肝心ですので、片方を笑えば片方が泣くのではなく、最後にはどちらも笑えるような着地が重要です。


偏ることなく中立の立場で「お互い様」の気持ち、パワーバランスの調整をはかり、双方にとって折り合いをつけられるような問題解決を進める必要があります。

双子=ダブルサイン=陰陽=男性性と女性性の調和という点では、双方の歩み寄りによって調和を図ることで、これまで相入れなかった物事が変容していく機会もあり得ます。

お手上げで何をしていいか分からない人にとっては、一見破壊的ともいえるような出来事に見舞われて踏んだり蹴ったりな気分になるかもしれませんが、このタイミングを境に状況が好転していくこともあるでしょう。

ぼんやりとして明確な形にならなかった脳内を整理していくことで問題の糸口が掴めるだけでなく、今まで掴みきれなかった自分という人格が見えてくることもあるはずです。

腐らずぼやかず、まずは自分の中の調和を図っていくこと。
表と裏、バランスをとりながら、一つ一つ投げ出さずに整理していきましょう。

そしてこれはもういい加減・・・去年から毎月のように言ってる気がしますが、
今回の能動性に働きかけるメッセージ性はとにかく強い!

「ハイ、あなたの課題はこれ!逃げちゃダメ!!」と真正面から突きつけられているみたい…。

獅子座位置での金星と火星のコンジャンクションは「強い自己主張」を、そして創造に対する意欲を。

向かい側の水瓶座土星が「それが今の自分にとって課題、自分にとっての因果応報」と示す。

牡羊座のカイロンは「主張することへの恐怖心」を剥き出しにし、射手座のノードは「これまで繰り返してきたパターン」を見せてくれる。

『原因解決のためには、まず原因を究明することを恐れない』ことを教えてくれます。


何事も

受け取るには、まず働きかけることから。


これがこの世の基本的な仕組みです。

この点はこれまでも何度も伝えている循環の基本ですが「そんなこと分かっていてもどうやってどんなふうに働きかけていいか分からないのよ!」というみなさんにとって、このテーマは最も難題の一つでもあったでしょう。

今回の新月前後では
「出すことって、働きかけるって、こういうことか!」
「そうそう、これが私が毎回陥っているパターン!」
「変わることってこんなに怖いんだ、この恐怖を乗り越えて行かなきゃ…」

このような感情が芽生える気づきが起こり、体感としてようやく腑に落ちる様な出来事が起こりそうですね。

牡羊座にカイロンが滞在するうちはしばらくは傷ついた能動性へのアプローチが続きます。

あるいは大きな心の高鳴りが今後の人生の長期的なテーマを連れてくる、ようなこともあるかも。新月付近〜18日までは愛が盛り上がりそうです。普段は脇から見つめるあなたも。この時期は勇気を持ってアクションを!土星が向かい側にあることで味方につければ長期的なお付き合いに繋がります。電撃結婚or発展もあり得そう。

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アスペクトのパーツごとに分解した内容を解説いたしましたが、いかがでしょうか?

6月20日の夏至、21日の上弦の月、25日の満月から成る流れを経て、7月24日の満月では2020年12月後半から続く大きな流れが一度、区切りになります。


7月24日に続き、8月22日も同じ水瓶座の満月。

合間の28日には魚座に移動して2022年のトライアルをしていた木星が水瓶座に戻ります。

淡の間が言ってた通り、風の時代とか全然甘くない〜!!って感じの上半期だったね…と、ゼエハアしながらの振り返りとなりそうです。

新月は始まりの区切り。
自分のために種を撒く。

望む未来のために、何かしらの働きかけができるよう、購読してくださっているみなさんはここ数ヶ月の新月、満月からの流れを復習しつつ、これを乗り越えてこその2021年下半期なのね…と腹を括っていただきつつ…

良くも悪くもさらなる好転のために現状を脱するべく、この新月でより良いスタートを図りましょう。

長い文章をいつも読んでくださってありがとうございます。

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