『淡の間とわたし』第15話 ecume de mer 前田夏子さん × 淡の間

『淡の間とわたし』

第15話

ecume de mer 前田夏子さん × 淡の間

淡の間が「いま話を聞いてみたい人」を毎回ゲストに呼び、対談を進めていくマガジン『淡の間とわたし』シリーズ。”ecume de mer” 主宰の前田夏子さんを迎えて行われた対談もいよいよ終盤です。「実は大きなチャレンジをしようかなと思っている」と語る夏子さんの決断。未来への展望やこれから始まるオンラインサロンへの意気込みなど。濃密な話の中あっという間に時間が過ぎてしまった二人の対談を、どうぞ最後までお楽しみください。

A:淡の間

M:前田夏子さん

M:これはちょっとまだ皆さんに公に言ってないんだけど、実は大きなチャレンジをしようかなと思っているんです。

A:ああ、いい。それはすごいこと。夏子さんの9ハウスの天体たちが、めちゃめちゃ権威のある所を手に入れないと満足出来ないから、そうなってもおかしくないよね。

M:実はこれから文明とか社会とかっていうのとどう関わっていくのかっていう芸術表現の方向性を考えています。そっちの方向にね、すごく行きたいっていうのがあって、やんわり勉強や準備を始めてるんですね。

A:すごい!!!応援します。

M:ありがとう!

A:あのね、本当ね、多分似てるから分かるんだけど、わたしも同じ挑戦を目指してて。

M:前に言っていたよね。

A:言ってた。でも、忙しすぎて全然それどころじゃなかったんですよ、2021年。全然言い訳なんだけど。今から大きな挑戦をするのって、めちゃめちゃ凄いことだよ。

M:そうなんです、なんか、インスピレーションが来ちゃって。まだみんなには発表してないけど、ある芸術大学に行こうかなと思って。でも、そうすると東京に帰るかもしれないとか、結構大きなことなんですよね。

A:でも今この年齢で目指すっていうのも、すごい9ハウスの火星っぽくない?自分のもともとの目的を火星の年齢になってようやく挑戦する、みたいな。

M:うんうん。そうそう。やっぱり芸術がやりたいと思って。

A:でも夏子さんって大学は出てるんですよね?

M:大学はそうそう。フランス文学科で。

A:だったら大学院に行くとか3年次編入とかだったら全然行ける場所なんじゃないかなあ。センター試験を受けなくても。

M:あ、そっか。そうだよね。

A:なんかそういうことを考えていると、本当に「いつ子ども作って結婚するんだろう?」って気持ちになりません?私すごいなるんだけど。

M:でも私がいま潜在意識にコマンドしているのは”学生結婚”なんだよね(笑)。自分は学生で、制作してるんだけど、支えてくれる旦那さんがいるっていう。

A:全然ありえますね。今年って2022年じゃないですか。2022年って実は夏子さんジュピターリターンなんですよ。

M:うんうん。

A:だから今から12年前の自分が何してたかとかね。あるいは12年前の自分が考えてあげられなかったことを、今の自分がもう1回回収してあげるみたいなことがある。この12ハウスの木星というのは夏子さんにとって要は天啓っていうかお告げやお知らせを受け取る部分だとするじゃないですか。夏子さんにとってのキャリアなり哲学なり、今から勉強しようとしている部分(9ハウス)に良い影響を与えていて多分絶対繋がってると思うんですよね、だって意味のないことは受け取ってる人じゃないと思う。

M:うんうん。私、いやそのね、ジュピターリターン、結局10年、12年前、何してたって23歳とかなんですよ。22、3歳で。

A:大学卒業するくらいだよね。

M:そうそう。そっかそっか。大学卒業するぐらいに諦めたことだよね?

A:諦めたり、そこから何か始まったことでもいいんです。

M:あ、そっか。なんか帰ってくるっていう意味では、その頃に私ね、その大失恋しちゃったって言ったじゃないですか?それで大学入った、入るぐらいで、同じ人で2回最大の失恋みたいなのが、その時期だったんですよ。今12年経って、その人と再会したんですよ。

A:やばい。

M:すごくない?しかも超偶然。しかも、家めっちゃ近所だったの、実家の。

A:実家の近所?あ、じゃあ東京でってことですね。

M:東京で再会したの。こんなことあるんだみたいな感じで、ちょっとびっくりした再会が

あったから今ちょっとそのことを思い出しました。

A:ええ、あるね。たぶんキーマンなんでしょうね、夏子さんにとっては間違いなく。

M:彼のことがあって、わたし病んじゃったし、更なる自己探求が始まった気がしていて。そこからアーユルヴェーダに出会ったのも、今のあり方は多分なかったと思う人だったからね。なんかもうこんな形で再会するなんて。向こうも再会したいなと思ってたんだって。

A:やだ~。

M:すごいよね、3ヶ月ぐらい前に思ってたらしい。私をすごいひどい形で振っちゃってちゃんと付き合いも始まらなかったから後悔していてまた会いたかったと。結局私は5年ぐらい好きだったんです。その人を。3年で一度諦めて、結局5年後再燃して、みたいな。

A:え?終わってからも?

M:うんとね、そこに至るまで。

A:そこに至るまで。

M:高校生で出会ってるんですよ。そこから3年好きで。彼の受験、しかも彼の2浪受験が終わるまで待ってたから。受験期間は彼女作らないと決めてたから、何年間も待って支えてるみたいな構図があって。1年目が終わってフラれて、2回目も待ってた後も付き合えなくて、その後、結局5年後に付き合うことになったんですよ。出会ってから5年後にね。それが23ぐらいの時。留学を機に付き合うことになったけど、留学先で、彼は好きな人ができたと言って、恋人として会うこともなく、手を繋ぐこともなく、失恋したっていうのが23歳ぐらいで。

A:ええ。

M:向こうもあんなひどいことをね、しないで私と一緒にいるべきだったのではないか、ってことを3カ月ぐらい前から考えていたみたいでね。そんなびっくりする再会がありました。この恋が実っていくかどうかは、今の2人の心がどう動いていくかによると思うんだけれどね。

A:ええ。でもすごいですね、めちゃめちゃ。

M:本当に!お互いに超びっくりして。

A:でも2月って夏子さんの出生図の火星に進行中の金星と火星が両方コンジャンクションしてた時期だから、あり得るな。そのぐらいですか?出会ったのって。

M:そう!2月6日に再会しました。

A:だからね。まさにこれがコンジャンクションしている時なんだよね。

M:何と何がコンジャンクションしてる?

A:夏子さんの火星と金星がコンジャンクション。

M:そうそうそう。(オランスの)千春さんも同じことを言ってて。なんか私その3日ぐらい前からもう私の中で“誰かと出会ってる”っていう感覚がずっとあったんですよね。何これ?すごい来てる、みたいな体感。

A:それまさにこれじゃん、これこれ。

M:それで、「あれ?今日も何もなかったな」みたいな。おかしいな?残念、でも、もうここまできてるんだよね、なんかパートナーの気配、みたいなのを感じてたら、数日後それが起こったの。

A:いやだ、面白い。すごすぎる。

M:ねえ。

A:ちょっと要観察じゃないですか。

M:要観察ですね。彼はね、牡羊座のねアセンダント獅子だと思う、たぶん。

A:え、8月後半ですか?

M:月だ。月が獅子、たぶん。

A:あ、そうなんだ。でもやっぱ彼の月が獅子だったら、やっぱりそれは恋愛対象になりますよね。夏子さんの獅子座は5ハウスで、しかも太陽だもん。

M:そうなんだ。

A:うん。

M:そう、なんだね。

A:そうなんですよ。

M:どうなるかな。

A:どうなるかな?でも、夏子さん、今まだまだ登っている最中だから、2024年ぐらいまで。2024年ぐらいの準備を今してるか、まあ今年ピンときたことが2024年に向けて始まっていくっていうこともありえるから。今年から徐々に何らかの計画を立てていくといいと思うんですよね。

M:分かった!

A:あるいは今、夏子さんのこの5ハウスの太陽の向かい側に土星っていう課題の星が来ているから。

M:うんうん。

A:「そうだ私はこれをやりたかったんだ」って思い出す事って夏子さんにとって1つのやっぱり課題みたいなもので、逃げられないことに向き合うみたいなこともある。

M:そうですね。

A:で、早くて2025から2028年ぐらい。この時期がわたしは結構大きなポイントになると思うんです。

M:2028年?6年後?

A:うん。だから6年後の自分に向けて今から準備しておくといいんじゃないかなと思う。

M:42歳の年だ。わあ。本当に素晴らしい。「何歳になってもやりたいことは自分で叶えてあげられるんだよ」っていうことを、私自身にも言ってあげたいし、やることによってみんなにそれが希望になったらすごくいいなって思ったりしてて。だから、忠実に素直にやりたいことは全部やっていこうかなと思って。

A:ほんとそうですよね。夏子さん自身は、自分の夢を叶えていくこと、自分の生きた体験を持って、人に希望を見せていくことがまたさらに夏子さんが作る文化というものにつながっていくと思うから。絶対結果オーライになるから気になるならやった方がいいですよね。

M:うん。そうだよね(笑)。なんか、願望ってもの自体が多分全部意味があるから、叶うか叶わないかが大事なんじゃなくて、多分そこの願望を持ってそのプロセスの中で出会うこと、感じることとかがまた次に続いていく。と私は解釈してるから、湧いてきたことは、もう本当に全部素直にやろうと思ってね。アーユルヴェーダでも、「大人が思う願望っていうのは基本的に全て叶えられるもの」って言われて定義されているんですよね。そういう意味で、どんなものでも持つ願望は、自分を幸せにするものでもあるし、そしてまたそれを叶えていこうとするプロセスが他の命を育んでいくような、きっかけや刺激になってるってこともまた真理なのかなと思っていてね。、だから自分自身も、みんなにもそういう風に自分の願望にも向き合って欲しいな。例えば辞めたいみたいなそういうネガティブなことでもね、離れたいとか、そういうことも全部尊重してあげてほしい。その先に何が見えるのか、誰かに何を見せてあげられるのか、みたいな視点で生きてもらえたらいいなってことをいつも思ってます。

A:本当だね。今日のお話を聞いて、改めて夏子さんがやろうとしていること、いろんなパーツを拾い集めていくと、最終的にはそれが「文化」になっていくっていう流れが見えたから、それを叶える為に5ハウスの太陽を夏子さんがどれだけ楽しむか。人生を楽しみ、創造していくかっていうのがめちゃめちゃ大切だし、熱量を持った人って良くも悪くも夏子さんの熱に負けちゃったりする。特に男性は。

M:そっか(笑)。そうだよね。

A:だから多分その時の彼は、精神的に不安定だったみたいなところは置いておいて、夏子さんとは一緒にいられなかったと思うんですよ、熱量の問題で。男性性って、弱いから。

M:うん。そっか。

A:もしかしたらだってカルチャー作れるくらい影響力の強い人だよ。

M:怖いよね(笑)。

A:それって、でも才能だから。だからこれから夏子さんを待っている人が夏子さんを包み、受け入れるぐらいの器を持った人だと良いと思うんだけど。

M:うんうん。なんか一緒にそのカルチャーを作るのを楽しんでくれてたり、サポートしてくれたりするような人でもいいなと思ってる。

A:そうですね。逆にそうじゃないと、やっぱ難しいですよね。

M:なんか自分でできない領域をやってくれるとかもいいなとか思って。ふふ。

A:たしかに、すごい楽しみ。

M:面白い話でした。では、ここでちょっと聞いてみたいことないですか?夏子さんから。オンラインサロンに対する意気込みでもいいです。

M:そうですね。すごく楽しみにしています。ふきちゃんが”open the door”っていうテーマを掲げてたのからすごくインスピレーションを受けて、心と身体と、やっぱり私は「見えない世界」とふきちゃんも言ってくれてたけど、「見えない世界と見えている世界の橋渡しをしていく」みたいなことがすごく好きだし、たぶん得意。みなさんにそれをいかに感じてもらえるようにするかを考えています。ふきちゃんのファンの方々に届けられたら、もっとみんながキラキラしていくかなと思ってプログラムを考えました。タイトルも “命を響かせるアーユルヴェーダ” だけど、自分の命を響かせるって、結局心と魂と肉体が本当に1個になって、“自分っていうものを心から自由に発揮”したときに出てくるものかなと思うので、そういう観点から本を見たら学べるアーユルヴェーダの知識みたいなものだけではなくて、「心との在り方」、「魂や意識との繋がり」を常に絡めていくような内容で、構成を組んだつもりなんですよね。みなさんに肉体と心と魂が1個だな、1個になればなるほど、心地よさが増していくこと、自分の才能を開かる、生きやすさ、悩みにくくなってゆく、「自分が持っている自分の中の自然」が存在していて、を、それを生きれば自然に役割になっていくっていうことをを学んでいってもらえたら嬉しいなって思ってます。

A:ありがとうございます。本当にね、楽しみな事ばっかりなんですけど、”open the door”って書いてあるとおり、思い切って開いてほしい。自分にとって気になること、やってみたかったこととかを展開していくから。その扉を開く前は私もすごく勇気がいったし、夏子さんのこれまでの経験、そしてこれから開こうとしていることも勇気が要ることだと思うだけれども、やはり発信側の私達が自分自身を開いていく姿勢を見せていくことがたくさんの人たちの希望にも繋がると思うんですよ、結果的に。そういう姿勢を私たちが楽しみながら見せることで、あるいは学びに参加することで、たくさんの喜びにつながっていけばいいなと思って。夏子さんにはまだ言ってないこととかも色々楽しいのを用意しているので。

M:ええ、何?

A:ねえ、なんかね。でもやっぱりやっていくことで人数が増えていったり、内容が濃くなっていったり、こういう人の話を聞いてみたいというアイディアを基にやっていきたいと思ってる。他にもぼんやり考えているのは全員じゃなくて参加者だけプラスオプションみたいな感じで。自分を例えばこう自分の美容とか体のこととかって、やっぱり目標がないと漠然としません?こういう自分になりたいとか。ずっと続けていく習慣だけじゃなくて、目に見える成果があったかどうかで、1つのモチベーションになると思うんだけど、それを3ヶ月〜半年ぐらいやって、最後にカメラマンにポートレートを撮ってもらうっていうプログラムをちょっとやってみたい。

M:すごい。

A:部活じゃないけど、そういう活動がちょっとずつ派生していってもいいなあと思う。

M:いいですね、楽しみだと思う、みんな。

A:色々参加してくれた人のアイデアを基に内容をどんどん濃くしていきたい。でもハッキリ言って破格じゃないですか?金額が。

M:破格。超安いですよね。

A:超安いですよね。だからこれは「参加したい」と思ってもらえるような渦というか流れを健康的に広げていけるといいなっていうのが、多分2022年以降の目的かな。

M:これだけ多分、その内容を知ったら入りたいって思う人がいっぱいいると思うな。情報を知れれば。

A:そういうのが一気に勉強できるところっていうのが、ありそうで無いですもんね。

M:そうだよ。すごいふきちゃん、さすがでございます。

A:いやいや、でも、とにかく楽しくなると良いなあ。今後もよろしくお願いします。

M:こちらこそよろしくお願いします。

A:なんか最後に夏子さんから一言ないですか?喋り足りなかったこと。

M:ええ。何にもない。超喋りました。

A:なんかもうすごい喋っていただきました。確かに。めちゃめちゃいいインタビューだったと思う。

M:いっぱい喋らせていただきました、とても自由に。

A:改めて夏子さん、ありがとうございました!

M:ありがとうございました〜〜〜!

前田夏子さん、ありがとうございました!

次回の「淡の間とわたし」シリーズの更新は5月中旬頃を予定しております。

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