2022年6月30日 蟹座新月

2022年6月29日午前11時51分、太陽と月が重なって新月です。

家族、家、土台、ルーツ、女性性。

ずっとこもっていた殻。とじ込めていた感情。

大切な人のために感情をあらわにすること。

大切な心を守ること。

サビアンシンボルは蟹座8度

『服を着てパレードするウサギたち』

安心してパレード(表現)に向かうための理由をようやく見つける。

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この度新月が起こった出来事は『全てを受け入れ、安心した土台を形成する』ために起こることだと思っていますが、とはいえ先日に夏至が起こったばかりで月相(月と太陽の関係)を除けば天体の位相や配置としてはそう大きくは変わらず・・・

このマガジンを読んでくださっているみなさんには夏至図と比較してそこまで大きくお知らせする点はないのですが、夏至の考察の続編という感じで捉えてみてください。

しかしながら、どんな人にとっても月の満ち欠けというものは影響があります。

しかも蟹座にとって『月』は支配星であるため、特に感情面にスポットが当たる出来事が発生しやすい時。

例えば

・ここが自分の居場所だ、と実感するようなことがある

・(あるいは家族や居場所としての機能不全に気がつく)

・内面に蔓延る感情が溢れ出すようなこと

・周囲を全く信頼していなかったと気がつくようなこと

・自分のルーツや母親との関係を通してこれまでの人生を振り返ること

・ずっと抱えていたトラウマが噴出するようなこと

・怒りに似た悲しみが湧いてくるようなこと

・体質で言うと、子宮や内臓関連に対する課題

現状目の前にある問題の根本的な原因が幼少期からの安心・信頼に関わることだと気がつく人も多く、これらのテーマを以て、自身の中で振り返るべきことや、ずっと抱えていたことを整理・精算するためのきっかけや、家族や自分の大切な人たちとの時間を通して改めて感じる暖かい愛の瞬間があるでしょう。

新月は月明かりが見えないため、原因が分かったとしてもすぐには動き出せない時です。

まだまだ自分の殻から踏み出せずにいる人は、焦らなくてもその判断が賢明ではないかと思います。

少しずつ、安心して行動できるよう『殻』から出ていくための支度を始めましょう。

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正直、ここ数年の間は何かが変化するだとか、大きく世の中が変容しているだとか、気持ちを急き立てるようなさまざまな情報が飛び交っていました。

つい先日も夏至があり「これから何かが大きく変容していきます!」だとか言われても、自分にとっては何事なのか分かるようで分からない、問題の当事者になりきれないことが問題のような・・・そんな行き場のないモヤモヤを抱えていた人がいるかもしれません。

『自分にとっての課題』が一体なんなのかも分からずじまいだとしても、あなたの中には感受性が備わっていて、必ず何か思うこと、感じていることが確かに存在しています。

感情は表に出さなければ外には出てこないものです。ですから、思っているだけで外には出さない状況が続くことで行き場のない思いがどんどん体内に蓄積されていきます。

結果、出せずじまいになった思いはどこにいくのか?

発揮される場を持たなかった才能やチャンス、あらゆる感情や思考は、一体どう消化すればよいのでしょう。

人によっては(望んではいませんが)心因からくる体質変化や病気などを通して体調からの大きなサインを受け取れる場合もありますが、多くの場合は “悲しみ” が “怒り” に変化し、間違った発散方法を選択してしまうことがあります。

蟹座含む水のエレメントの星座は、溜めて溜めて・・・結果的に被害者意識が強くなり過ぎてしまったり、感情を爆発させてしまいやすいのです。

優しさを正しい方向で活用できるよう、溜め込みすぎずに程よい発散を心がけてくださいね。

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他にも現在の星周りで言うと、怒りや突発的なエネルギーを示す火星が癒しの星であるカイロンにコンジャンクションしているところに破壊と再生をもたらす冥王星が横からぶつかっています。

この影響によって、蓄積された『悲しみ』が怒りや暴力的な発散として表在化されたり、怒りを通して生まれたエネルギーが結果的に社会を大きく動かす原動力に繋がったりすることが。

喜びや好奇心を示す金星が風のエレメントである双子座にある影響で、文字通り風通しが良くなる時期でもあります。

凝り固まった視野が広がるような「楽しそう!」という情報が入ってきやすかったり、迷っているより動いてみようかな、という変化に対して前向きな感情が起こりやすい、普段よりもフットワークが軽くなる時です。

私も先日の「夏至の会」にて『完成を待つよりも、同時進行でいくつかの方向から成長せていきましょう』という提案をしました。

ですが、あまりにも短略的に考えたり、責任の伴わない発言をしたり、無計画に行動するのは返って大損につながります。

ついつい怒りに任せて衝動的に行動して後悔したり、火傷も含めた怪我、勢い余って恥をかいたり痛い目を見るようなこともありますので要注意です。

然るべきタイミングは必ずやってきますし、発言や行動する時はよく確認してから、という基本をお忘れなく。

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冥王星は山羊座の最終度数を進行中ですが、山羊座という「地」のエレメントの中でも最も権威や社会への影響が強く、ガチガチに固まった価値観を変容させる必要があるので、2008年から始まった山羊座冥王星期の最終局面になって尚猛威を振るっている状況とも言えます。相変わらず山羊座後半度数に個人天体持ちの皆さんにとってはかなりしんどい状況です。

(※冥王星は来年2023年3月には水瓶座へ移行します)

近頃アメリカで起こった中絶に関する裁判や、店員への一方的な言いがかりから発砲事件になったこと、某伝統芸能の実態に対するツイッター上での内部告発、参院選選挙期間に発覚した某与党派のLGBTに対する差別的発言、散歩中の犬が故意に待ち針を入れられたドッグフードを食べてしまったこと。

そしてなんと言ってもこの暑さ・・・

これらの案件を一つ一つを観察していると、蓄積された行き場のない怒りが癒し(カイロン)に向かうよう、まずは黙認されている問題を表面化されることが世界中で起こっているような現象に通じているような気がしてなりません。

現在は水瓶座土星期、個人においても社会においてもこれまでに蔓延っていた問題が表面化され、本質的な多様性社会を目指すための移行期間の最中です。

そして冥王星とスピリチュアルの星・海王星のアスペクトによって夢見の世界への憧れは一層強くなるとき。

新月の1日前の6月28日から海王星の逆行が始まっていますので、あまりにも現実離れしているようなことや油断からくる体調不良、現実逃避からくる行動で調子を狂わせないようにしたいもの。

総じて、今は少しずつ方向性が定まりつつある時ですから、前向きな気持ちで行動しつつも決して早まらず、機を待ちましょう!

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この考察が読んでくださった皆さんにとっての背中を押したり、心を抱きしめるきっかけになりますように。

そして、先ほど公開しましたプレゼント企画への応募も絶賛募集中ですので振るってご応募ください!

いつもいつも、大変ありがとうございます。

愛を込めてお届けします。

厳しい暑さの夏ですが、涼をとりながら穏やかに過ごしましょうね。

きのう13時間寝た淡の間より

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