2023年10月15日天秤座新月(日食)

2023年10月15日午前2時55分ごろ、天秤座のエリアで太陽と月、そして縁と運命のポイントを示すドラゴンヘッドが重なる特別な新月 日食を迎えました。


今回の新月のサビアンシンボルのテーマは『噴水で鳥に水をやる子ども』

日食の新月は通常の新月よりも影響が大きく、最低でも半年後の2024年3月末、そして今回の新月付近にお誕生日を迎えた方々にとっては3年前後の影響が現れると言われます。

”天秤座”という星座の性質から鑑みて、今回の新月の大枠のテーマはパートナーシップをはじめとする人間関係、そして自分自身の客観的な分析や仕事における発展性、そして、「自分軸・他人軸」の所在を明確にすること。

そして、2ハウスという才能と個人の価値を示すテーマで新月が起こることから、自分自身の才能や生産性、社会的影響力を含んだ価値を生み出す能力やリソースを改めて再確認するような運び。柔軟宮のアングルと水星の影響力から、客観的かつ柔軟な姿勢と鮮度の高い感覚が求められる時。「絶対」ではなく「どっちも」を許してみる。

もしかしたら、すでにずっとそこにあったものの輝きにようやく気がつくようなまるで「原点回帰」のような体験をすることも。

漠然とした焦りや矛盾の原因は、目標地点のアップデートが過去の価値観に囚われた状態で行われていたり、他者との不要な比較をしているからかも。

がんじがらめになった情報を一旦整理して純粋なあなたの輝きに目を向けてあげましょう。

また、パートナーシップにおいても仕事においても、極端に方向を狭めたり限定するのではなく二面性や柔軟性を活かしたバランス感覚が試される時です。

天秤座のシンボルは双方の皿に乗せられたものを偏りなく並行にするための秤(はかり)。無理が祟ってバランスを崩しがちな部分や、自己犠牲的な偏りが現れる部分については自ら見直しを。偏りをケアするために、自分では気がつけない箇所を支える心理的なサポートや医療による介入、最適なセラピーを受けたりそれらを施してもらえるきっかけなども。自分では思いもよらず疲れていたこと、しんどかったことをやっと認められたり。

自分軸と他人軸の違い、それは、自分の人生や目標についての責任の所在・軸がどこにあるかということ。今回の天秤座の日食は、軸の揺らぎや偏ったバランスの調整を見直せるように、下記のことを見直してみてください。

☑︎なんだか違うなと感じていることから離れる

☑︎仕事でも知人でもパートナーシップでも、惜しみなくコミュニケーションを取ること

☑︎ずっと言えずに我慢していたり、胸に秘めていることを本人に直接伝える前に信用できる第三者に相談してみること

☑︎長年積み重なった怒りや悲しみについても、突発的にぶつけることのないようにすること

☑︎今の自分にはもう似合わない「タンスの肥やし」の整理

☑︎今の自分にとっての最良の環境のアップデート

☑︎自分にとっての偏りやバランスが悪い箇所を無理なく見直すこと

☑︎増やすよりも、減らすこと

これから誰と協力してその価値を広げていくか?

ここ数年積み重ねてきた能力的成長を自分自身で認められているかどうか?

あるいは途方もない焦りを感じる前に上記のトピックをジャーナリングするなどして見直してみるのもおすすめです。

ちょうど新月の直前、11日には破壊と再生を起こし徹底的な再編を促す星・冥王星が”運命の点検”を終えたばかり、今回の日食にも大きな影響を与え、世界の情勢が大きく揺らぐ最中。加えて、怒りのトリガー・火星もホームである火星エリアにIN。

じわじわと積み重ねられてきた潜在的な怒りやかなしみ、対立していた感情などが表に現れ、一発触発の空気が生まれやすい時期です。突発的な問題ではなく、積年の思いや根深い問題に飛び火するようなヒリヒリ感。また、自分の中にある、思わぬ排他的な部分や物分かりの良いふりをしていても結局全く折り合いがついていなかった箇所に導火線が繋がるかのように…普段はコントロールできていたことも我慢ならなかったりと、なんだか行き場のない感情の揺らぎが現れる人もいるかもしれません。

これによってもういい!どうにでもなれ!と、自暴自棄になって突発的な行動に現れる人もいそうですが、少し冷静になってその決断を今月29日の満月まで寝かせてみるのもおすすめ。

日食を伴う新月は、とても特別なタイミングです。

だからこそ「今何かしなくちゃ」という気持ちになる人もいるかもしれませんが、焦りは禁物。まずは何よりも今の自分を丸ごと認めてあげること。どんなことに不安を感じているのか、どんな答えを求めているのかをじっくり感じてあげること。

また、本当に必要なことは必ず最良のタイミングで運ばれると信じてあげることが大切です。

そして焦るよりも早く然るべき運びが現れている人たち。

わかりやすく次のステージへと導かれた引導を離さず迷わず、前に進みながら最良のバランスを模索して。

積もり積もった長年のアレコレは感情のみならず体調にも。

自律神経の乱れ、睡眠の不調(過眠も)、ホルモンバランス、生殖器、腎臓、腰の痛み、歯、足の骨折など。身体の不調が現れたら一旦ストップのサイン。

周囲をうまく頼りながら負担をかけずぎないバランスを模索して。

今年の10月、11月は粘りと我慢の時期。こういう時に自分との信頼関係が試されます。

毎月のように繰り返しているメッセージですが、今は新しい時代への適応期間、まるでシュミレーションのような時期。

あなたの内側にある秤(はかり)が偏りなく並行になるように、無理なくさまざまなことに折り合いがつくように。

然るべきご縁や、環境を引き寄せられるように。
この考察を読んでくれたみなさんの日々の色々がますます良くなるきっかけになりますように。

淡の間より

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