思い込みによる歪み(金星の話とともに)

続編は頑固で譲れない部分を無理やり変えていく8月15日からの牡牛座天王星逆行(価値観の変革・監査)にもぴったりのテーマかもしれません。

牡牛座の守護星は金星。

美しさについての価値観や意識は金星の管轄です。

好きなこと・美しさ・好奇心は人生の喜び。

どんな人にとっても金星は美しい!楽しい!と思うことを受け入れて人生を楽しむために不可欠なものです。

ものです。

ものなのですが。

あなたは自分の金星に対して正直に生きていますか?

好きなものを好きだと言えないようなこじらせ方はしていませんか?

金星=自分の愛し方。人生の楽しみ方そのもの。

それすら分からなくなる時、まずは自分への愛が足りてない事が多いのです。

思い込みによる拗らせ脱出のための手引きになれば幸いです。


※現在の金星は蟹座の元にあり、心の内側のシェルターを確認するように滞在中。
安心基準を満たすための自己肯定の基盤を守っています。この金星は、山羊座の元にある木星・土星・冥王星と、そして牡羊座の元にある火星などと競合を組みながら、すでに絶滅寸前である「個の価値観」に自信を持たせるためにまずは安心する土台を作りながら、2020年後半を仕上げるための様々なアレコレを見守ってくれております。

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「あなたの理想を創造する」って、よく言うけれどそれって一体何のことで何を願えば良いのでしょう…と悩むあなたへ。

何を主張してどこに向かえば良いのか、あなた自身のことすらも何だかグルグル、よく分からなくなってはいないでしょうか。

「やりたいことは何?
好きなことを極める?
そんなこと言われても、
もはやそれすら分からない。
お願いだから 誰か教えて欲しい。」

好きなこと・してみたいこと・興味があること・もはやそれすらも分からないという人が私のところに日々ご相談に来られます。

或いは
最近好きなものや気になること、趣味嗜好がガラッと変わってしまった人も多いかもしれません。
今まで声に出していえなかった人も、自分の思いに正直になってきているパターンも同時に存在しているのです。


好きなものを好きだと言える心地よさ、好きなものがこんなところに広がっていた事を知る喜びを何にも替えがたい幸せに感じる人も多いでしょう。


…そもそもですが、

価値観とは本来、異なって当然のもの。

楽しさも美しさも他人がジャッジするものでは無いと頭ではわかったような気がしているのにも関わらず、なぜ好きなものを正直に好きだと言えないのでしょう。

好きなものを好きだと正直に言えないそれは、自分を好きになれない、『自分のことを好きだというのが怖い』という感情にも近いものです。

似たような感覚を持つもの同士が集まることはあれど、楽しさも美しさも、本来は他人が選別・評価するものでは無いのですが、何故か自分が良いと思うものすらも他人任せになって自分の判断が及ばなくなっている人が大勢います。

その人にとっては、本当は好きなもの・理想の姿が無いのではなく、心の奥底に仕舞い込んでしまって忘れているだけなのだと思いますし、ましてや幸せになりたくない!だなんて思う人も居ないはずです。

どうやら詳しく話を聞けば『誰かに評価される前提でなければ、絶対的な自信を持てない』と言う歪んだ認識があるようで、それ故に拗らせてしまう人の多いこと。

これは『自分のことを愛せないから、自分が好きなものが素晴らしいものなのかどうかすら、分からない』といった構造から成り立っており、本来自分の中にある男性性と女性性の循環が滞り、本来あるべき自分軸のバランスが完全に歪んでしまうことから生まれる問題です。

そして、その問題は、
あなたにとっては意識の及ばないところ
『潜在意識下の思い込み』によって構成されているかもしれません。

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例えばの話をします。

もし、あなたが潜在的に、

『幸せになってはいけない』という思い込みの記憶の中でこれまでの人生を過ごしていたら。

無意識下で『幸せ』への認知が歪み、余計な思い込みが生まれていたら。

あなたの現実は『どんなに頑張っても幸せになってはいけない』ように創造されてしまいます。


無意識下で他人軸がベースにある人は、どれほど自分軸で生きたいと願っていても客観的に自分の循環不良になっている部分を自覚できない限りはなかなかそこから抜け出せません。


結果、頭ではわかっていても心が分かっていないので悪循環を繰り返してしまいます。

幸せになりたいと願っていても、心の内側では『幸せになってはいけない』という思い込みから抜け出せずにいるからです。


基本的には物事に善悪・優劣の概念はありません。

この判断が誤ってしまうと、自分の心が動くか・動かないかではなく、自分以外の誰かに認められるかどうかが判断基準になってしまう為に、もはや何が自分の悪循環を生み出しているかすら気付くことができません。

無意識の思い込みを侮ってはいけません。

物事の優劣・順位・競争意識に敏感な環境で育った人ほど、「優劣」と言うトラウマに支配され、差別意識に敏感になります。

周囲に見捨てられるような環境で育った人は、愛する人から愛してもらえない・見捨てられる不安の中に晒されていたので、「自分が愛して欲しい人には愛されない」ことが歪んだ愛の判断基準になってしまいます。

「親や周囲に褒められる方の選択肢」が自分の真意ではない人も同じです。

あらゆる環境によるトラウマや思い込みに支配され、望まない現実を生み出しています。

上記の結果を生み出す潜在意識、インナーチャイルドと言われるものの正体は「記憶」です。

自分の中に存在する歪んだ記憶が自分の意識を具現化させ、人生の望まないパターンを繰り返し創造しています。

それらの記憶をどこかで断ち切らない限り、望まない悪循環は永遠に続きます。

私のカウンセリングでは、この悪循環のパターンを一緒に解きながら記憶の書き換えをしています。

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私は霊感タイプではなく、あくまで自分軸ベースのカウンセラーなので、お話の際にクライアントの潜在意識チェックをしています。霊感がなくても誰でも出来ます。

客観的にクライアントの感情を受け止めながら悪循環のパターンに気がつき、書き換えをする事ができます。

何度も言いますが、現実化していることは必ず意識が先にあります。
『意識』に歪みが生じていないかを確認するのです。

あなたの目の前にある現実がどんなに不本意でも、意識は必ず現実になります。
あなたの潜在意識の中にある忌まわしい記憶がそのまま意識⇨願いとなり、具現化してしまうのです。

それは多くの人にとっては無意識下の事であり、潜在意識内に組み込まれた記憶によって、自らの意識が望まれない現実を作っていることにすら気が付いていないのです。

この問題を解決するための方法は、無意識下の思い込みを書き換える事。その上で理想の姿を腹の底から正直に、素直に想像することです。

引き寄せの法則というものがありますが、引き寄せたというよりも、当然のことが結果になっているだけ。思いが全てを創造しているからです。

まずはそれを認めてみましょう。

あらゆる評価も結果も、引き寄せと同じ。
自分軸の構築と男女性の循環が巡った結果の副産物です。

主張するべきは、優劣という概念を抜けた中庸の部分。

そのために、思い通りにならない現実を作り出している思い込みのパターンを書き換えましょう。

好きなものがない人は、
まずは『私が私のことを好きだから、好きなものを好きでいていい』にしてあげる。

誰からも認められない気がして恐怖を感じる人は、『私が私を幸せにするから、大丈夫』にしてあげる。

やりたくないことをしないと認められないと思い込んでいる人は、やらなくていいことばかり手をつけて両手が塞がってしまう。

まずはどんなあなたでもいい、どこで何をしていてもいいと、伝えてあげてください。

凝り固まった思いが溶け出すまでは時間がかかるかもしれないし、数十年かけた頑固な滞りは簡単に巡らないかもしれません。

それでも必ずいつか分かります。
本当は、あなたはあなたのことが大好きだからです。

ここまで来てもまだ好きなものが見つからない、結局分からないと思う人は

『私は私のことが大好きです。』


と、声に出して言ってみてください。

涙が出る人もいるかもしれないし、口に出すのに抵抗を感じる人もいるでしょう。
まずは言い聞かせるように毎日伝えてみてあげてください。

『大好きだと思っていいんだよ』と、伝えてあげるだけでもいいです。

本当は大好きだったことがわかると、嬉しくていろんなことを自分のためにしてあげたくなるでしょう。

ただそれだけで解決する人もいます。

正常の形での自己愛はとても大切です。

あなたがあなたを愛するとき、世界があなたを愛します。

あなたがあなたを乏しめるとき、世界があなたを乏めます。


あなたがあなたを評価するとき、
その評価がそのままあなたの世界になります。


あなたがこれまで、誰にも見つからないように大切な思いを隠さなくてはならないほど怯えていたことを思うと、とても悲しく辛い気持ちになります。


あなたのことを好きでいることも、何かを好きでいることも、どちらにしても誰の評価も関係ない。

幸せになることも、誰の許可もいりません。


あなたにとっての幸せのカタチも、誰かに優劣を決められるものではありません。


少し長くなってしまいましたが、

創造は既にあなたの中にあるもの。
あなたの現実を創造しているのはあなただから。
それならば、現実にしようとする意識と思い込みを見直すこと。
主張したいと願うことを許すこと。

あなたの価値観はすべて、あなたが決めて良いということを心から腑に落とすこと。

そして自分軸のままに生きられるようになることを、心から願っています。


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