2021年12月19日双子座満月

2021年12月19日午後13時35分、双子座の位置で満月となります。

今年最後の満月のメッセージはなかなかに強烈…ですが、とても優しいもの。

簡単にまとめると、

・自分の設定した天井を軽々と超えていくために、慣れ親しんだパターンを脱却する。

・素直になりたいのに、なりきれないで意地を張ってしまうようなことをやめる。

・セルフイメージを前向きに変えていく。

この3点です。

この内容を天体のアスペクトを参考に解説していきたいと思います。

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満月時のアセンダントは牡牛座。

近くには天王星、革命の天体が鎮座しています。

チャートルーラー(支配星)である金星はMC(天頂)で冥王星と重なり、

月と150度の葛藤の角度を形成します。

150度は「違うものを認める」

金星は「慣れ親しんでいること」冥王星は「破壊と再生」。

合わせると「新しい自分にアップグレードするために、あえての方向転換でこれまでの自分を脱却してみる」。

150度の関係は、全く相入れないもの同士であるが故に、憧れの存在や本当は大好きなもの(気になって仕方ないもの)に対して少々の違和感や難色を示してしまうこともあります。

今回は山羊座(金星&冥王星)と双子座(月)の関係性ですから、「なかなかミーハーになりきれない自分」という葛藤があるのかもしれません。

すでに慣れている現状を脱出しなければいけないモヤモヤに向き合っている人も多いかも。(※特に1月半ば、5月半ば、9月半ば生まれの山羊座、牡牛座、乙女座。次点で蠍座、蟹座、魚座)

変わらなきゃいけないのは分かるんだけど、なんか嫌なんだよね・・・・って感じで、言語化できない状態に対しお尻を叩かれているように変化を促されている、ような人はいませんか?

ここまで来るともはや意地でしょうか。

変化することを必要以上にネガティブに捉えてしまい、今まで築いてきた自分の功績(伝統)を否定してしまうような気がしてなかなか殻を破りきれずにいるのかも。

アセンダント近くの天王星(革命/発見 )は土星(課題/修行 )とスクエアを形成。

成長していく課題の狭間で素直になりきれない心の様子をそのまま表しているようです。

究極のアップグレードした自分に会えるチャンスにも関わらず前に進むのが怖いというのは、それだけのこだわりと誇りを持ってこれまで取り組んできた過去の自分を裏切るような気持ちがするからでしょうか。

そんな中、葛藤している月(あなた自身)に木星から暖かいエールが届きます。

木星は12年ぶりに水瓶座に滞在し、2009年から始まった自分の役目を全うしようと最後の仕上げともいえる段階へ入っています。その最後の役目とは『約12年前の自分とは違うアップデートが必要だ』とあなたに伝えて成長を促すことです。

モヤモヤしている自分の気持ちとは裏腹に、あなたの仲間たちはその葛藤(殻)を脱却するあなたを待っている。その仲間たちは、あなたの「よさ」を心から理解してくれている信頼のおける仲間たち。例えあなたが「前向きに変わった」としても、とやかく何かを言ってくるような人たちではないのですから安心してください。そして、腹を括って生まれ変わったあなたをまた待っている人たちも大勢います。

日々確実に成長を積み重ねているあなたですから、凝り固まった「こだわり」という名の足枷を外し、新たなイメージをまた積み重ねていくことでこれまで築いてきた道のりがますます輝くでしょう。本来、変化は決してネガティブなことではなく、とても前向きなものです。

なぜならば新陳代謝なくして本当の成長はありえないから。

「心の葛藤」と表現した現象を超えていった先にあるものは新陳代謝を経て生まれ変わったピカピカの姿。どんな出来事も、そしてあなたの体の細胞もまた、幾多の新陳代謝を繰り返して今があるのです。

月のサビアンシンボルは双子座28度、破産宣告された男。

これまでのことが一変&一掃し、新しいことを始めようとする時。

一見絶望的でも思い切って行動することで気持ちはクリアに。

例えるなら、タロットカードの「The Fool 愚者」のような感じ?

あーだこうだと説明しましたが、意外と飛び越えて仕舞えば大したことはないと言うか、待ってました!とばかりに色んな嬉しいお知らせが舞い込んでくることもありそうです。

とにかく、このモヤモヤは2021年に置いていって、フレッシュな心持ちで新年を迎えたいですよね。

ちなみに、モヤモヤの原因は他にも有ります。

7ハウス(対人 / 客観的)の部屋にある火星はドラゴンテイルとコンジャンクションして、12ハウスの牡羊座カイロンとトライン。

火星は性、バイタリティ、本能的な欲求の他、男性性や「怒りの感情」を表す天体です。

カイロンは「魂の傷、コンプレックス」と言われますが、最近は「卑屈ポイント」と呼ぶことにしました。誰から何を言われても「だって私…どうせ…」ってなりがちな部分だからです。

人に対してどうしても見栄をはりたい。優位に立ちたいという気持ちが前に出てくる時。

過去の恥ずかしい経験から、恥をかきたくないという気持ちが前のめりになってしまって

相手についつい支配的な態度をとっていないでしょうか?

感情のコントロールを正しく行い、正しく怒り、正しく対話することはとても重要です。

人よりも見栄を張りたい、優位に立ちたい、支配欲による高圧的な態度を取る・・・という誤った男性性をアピールしたところでポジティブな印象にはなりえないと、ここで気がつくべきではないかと。

自分のプライドを守るために、怒るとすぐに感情的になってしまう人、

相手よりも優位に立ちたがる人、

過去の恥ずかしい体験が怒りの感情へと変換されている人。

人間関係に大きく影響が出ていないでしょうか。

取り返しがつかなくなる前に、今後は正しく怒り、正しく自分の感情を消化することを心がける他、現状の偏ったバランスや関係性を整えるタイミングなのかもしれません。

ポジティブな解釈だと、なりたい自分になるためのボディワークやトレーニング、主張が効果的です。過去の自分がどうだったか?ではなく、これからの自分がどうなりたいか?という目標を掲げることで前向きな能動性を働かせていけるでしょう。

「安定を / 壊す」ことで、究極にアップグレードした自分へと生まれ変われる分岐点。

ちょっと意外、まさかのそっち?!とも言えるくらいのイメージチェンジも有りですよ。

前向きに方向転換していきましょう。

今すぐではなくてもいいから、まずは目標を書いてみたりするのもおすすめです。

~オススメのワーク~

ノートの片方に憧れの人とすごく気に入らない人を書き出してみる。

「すごく気に入らない人」に対して「憧れの気持ち」が少々含まれていたら、素直に認めてみる。

心の中で、気に入らない人に「本当はあなたのことが大好きです、あなたのことをわかりたいです」と言ってみる。できるならイメージの中で抱きしめてみる。

少々無理かも?って思う目標を書いてみる。

せっかくなので読者の皆様はぜひ、aynoma diary 2022 へ書き込んでみてくださいね🥰リンク貼っておきます。

https://aynoma-aynoma.stores.jp

書いたら意識は現実へと動きます。いざ、行動あるのみ!

皆様の前向きな未来を心から応援しています。

今年最後の満月の考察を読んでくださりありがとうございます。

次は来週、冬至図を更新します。

淡の間

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