2021年12月4日日蝕 心のこもった共通言語を使える関係性とは?

11月22日からスタートした射手座シーズンの傍ら、不動宮の元に位置する天体のハードな衝突で心身ともに満身創痍の方が多く見受けられる今日この頃。

肩や首の張り、生殖器周りのあれこれ、循環不良の何らか・・・頭を悩ませていませんか?

体のサインを無視したらいけませんよ。そのうち治るかな〜と放置しないように!

師走の忙しさに加えて来年に向けた向上心が先走り、ついつい目の前のことを見逃してしまう時期でもあります。

2021年12月4日、午後16時44分に新月です。

並ぶと

1204444

4444のゾロ目になると気づきました。

4かける3で12、1+2=3

3つのバランスを整える時。

例えば、心、体、魂。

感情、感覚、思考。

意図せずですが、今回の考察の内容がドンピシャになりました・・・

この度の新月は「日蝕」という特別な新月で、昨月から始まった「蝕の時期」の新たな章が始まるようなタイミングでもあります。

年間の中で見ても人によっていくつかのターニングポイントがありますが、今回の新月は「蝕の月」でもあるので、半年後、あるいは約3年後の自分のための宿命的な分岐点とも捉えられる出来事が訪れます。

日々の慌ただしさの中で大切なヒントを取りこぼさないように、そのメッセージになるものや兆候をしっかりキャッチできるよう、考察としてしたためたいと思います。

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まずはこの度の新月、月と太陽が射手座で重なります。

1月に蠍座−牡牛座のラインに本格移行するドラゴンヘッド–テイルに重なるので「日蝕」という特別な月になります。

(この点に関して詳しくは過去の投稿をご参照ください。)

この特別な新月に、魂の癒しにつながるテーマを持ちかける小惑星・カイロンがトライン。

自分が求めていた全ての答えは、実はずっとすぐそばにあったことを全身全霊で感じ、ようやく“自分探しの旅“に対する一つの答えや着地点が見えるような出来事をもたらします。

ドラゴンヘッド−テイルしかり、カイロンしかり、魂が輪廻転生する過程の中で請け負ったテーマ(カルマ)は自分で乗り越えるために決めてきたこと。

ですから、なかなか簡単に逃れることはできない上に、本質的に解決するまで何度も何度も形を変えてやってくる手強い出来事や相手によって頭を抱えている人が多いかもしれません。

しかし、これまでずっと追いかけてきたテーマに対する何らかの答えが見えることはとても前向きなこと。わだかまりが解けてようやく次のステップへバトンを渡せる助け舟のような存在が現れたり、あるいはきっかけになるような出来事が起こります。

もしかすると、それは良くも悪くも「今までの身の振りが招いたこと」に対するけじめのようなことを、この新月前後で受け止めるようなことに繋がるかもしれません。

身近な人とのコミュニケーションの見直しを求める出来事が勃発して、人間関係などの精算が起こる人もいます。

自分のエネルギーを吸い取られるような、心が疲弊する出来事もあるかもしれません。

ディセンダント付近の水星が示す、信頼関係の再構築のために「伝える力」を見直す時です。

「伝わらない」ことは「伝わるように話せていない」ことが大半なので、意志の疎通が図れない人に対しての関わり方や接し方を変える必要があります。

「人の振り見て我が振り直せ」というブーメラン現象にダメージを喰らうことも。

これまで情けだけで受け入れてきた関係はあなたの自己犠牲によって成り立っていたこと。

パワーバランスの合わない状態はいつか必ず崩れます。

お互いにとって健康的な関係性に変えられるよう、腹を割った話し合いができるかもしれません。ややこしい言葉を使わず、変化球を投げずに直球で向き合いましょう。

一見ネガティブに感じ悲観的に嘆きたくなるかもしれませんが、なるべく感情的にならず落ち着いた対応を試される時です。それはいわば「心の定期点検」のようなもので、不備があれば調整したり、悪くなっていた部品があれば取り替えなければならないという、客観的に見ればそういうことですから、どんなにカオスなことが起こっても長い目で見れば決して悪いようにはなりません。

むしろ滞ったエネルギーが出て行き新しく循環するように、古いものと新しいものがバトンタッチ。自分の得意分野、専門分野、いわばオタク的探究心を通して繋がった仲間たちとの熱が溢れる心の通った嬉しい交流が始まりそう。同じ目線で物事を受け止められ、やっと自分の言葉で話しているような、心のこもった共通言語による対話ができるというこの上ない喜びを感じられるかも。

思考・感情・感覚のバランスを図り、必要なものを見極めるための分析力と不要な状況の取捨選択が求められる時ですから、感情的に爆発せずに理知的かつ合理的な対応を心がけてみてください。

そして、思いつきで行動したら絶対後悔します。

必ず、理性的に、行動してください。

結局は何事が起ころうとも同じ環境にいる限りお互い様ですし、その気持ちを忘れずにいたいものですね。

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「自分」を成り立たせているモノや思考の状態はどういう状態か、どのようにして作られてきたか、良い面も悪い面も含めて真剣に向き合っている人はそう多くないでしょう。

何故なら、自分の成り立ちの全てを受け入れることは、決して耳障りの良いことだけではないからです。

この世界は常に「今、あなたに取って最良のことを選択できているか?」と問いかけるようなメッセージ、もとい通過儀礼のような出来事を具現化させているもの。

何かが起こる度、その都度自分の責任で自分のための選択ができているかどうかを、冷静に俯瞰して見極めること。それを成功も失敗もなく繰り返していくことが自分軸を鍛えていく方法だと思っています。

これもまた決して簡単なことではありませんが、今のあなたならきっと自分にとっての最良の選択ができるはず、ということでこの新月付近にやってくるあらゆる出来事は、現実を見せつけられる「お試し案件」のようなことなのかも。

せっかくこの世界に生まれてきたのですから、辛いことも楽しいことも全身全霊で受け入れ、楽しんで成長していくことで自分軸レベルのグレードアップが図れそうです。

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「現象の向こう側から自分を見つめる」というのは私が自分で展開している講座やkanというプログラムの中でよく使う言葉なのですが

「世界=自分」という構図を本質的な意味合いで受け入れるために、自分を多面的な視点で見つめることを言います。

どんな時も、目の前の現実は「自分へのメッセージを伝えているだけ」だと分かれば状況の原因などもよく理解できるのですが、「現象の内側」にこもり、客観的に物事を捉えることができていないとついつい自分のことを悲劇の主人公にしてしまいがちです。

今回の新月は、言うなれば悲劇の主人公のままで蹲ったままか、それとも自力で立ち上がり本当の意味で自分の人生を守るかどうかの選択をする分岐点に立たされているような感じなのかもしれません。

「自分の欲求を満たすこと」と、「わがままで自己中心的な人の違い」がわからず、どのように折り合いをつけていいのか戸惑う気持ちもわかります。

この問題を混在してしまう人は多く、よく質問もいただきます。

私の考え方は一貫して変わらず、この世の物事は全て陰と陽で二元化していることを理解することに尽きると思っています。

快楽と責任、インとアウトなど、対極的で一見矛盾しているようにも見える双方の方向性のパワーバランスをうまくとっていくことで、この世界で体と心と魂を持って生まれてきたからには方向性のバランスを偏らずにコントロールしましょう。

○体=物質的なこと・・・現代社会で生きるために物質に関わる行動をする(例、体調管理、自分のために働くこと等)

○心、魂=非物質的なこと・・・心のメッセージ、直感を受け取って行動する(例、自分の心のや欲求を管理すること等)

このように、物質的なことと非物質的なことのバランスを失って思うように立ちいかなくなることもあります。スピリチュアルなことばかりに身を委ね過ぎても、現実的なことやエビデンスばかり考えて頭でっかちになるのもいけないということですね。

それと、特に多い質問。

『好きなことだけして生きていくにも無理がある』

『頑張らないと結果何も生まれない』

というものがあります。

確かに、この二つの言葉はよく耳にしますよね。

個人的には解釈の違いで語弊が生まれるため、言い換えがおすすめです。

好きなことだけして生きていく⇨好きなことをしながら自分の責任を誠実に果たす

頑張らないと結果が出ない⇨熱中することを続けているうちに結果に繋がった

このような感じです!

似て非なる言葉の使い分けができるようになると、さらに自分の感情を冷静に分析できるようになります。

折り合いがつかなくなって自分の心の声や直感を受け取れなくなる前に、常に現状の自己点検を怠らないこと。常に「思考・感覚・感情&体・心・魂」のバランスを取りながら理性的な行動を心がけましょう。

長くなりましたが、簡単に言えば今回の新月前後で起こった出来事は、そのいずれかのバランスが偏って崩れそうだから気をつけてね!というサインなのです。

結果的に何が起こっても、現場がどんなに手がつけられない状況だとしても、落ち着いて対応すれば必ず大丈夫ですから、ますますよくなるきっかけだと捉えて誠実に向き合っていきましょう。繰り返しますが、きっと大丈夫です。

12月の冬至を過ぎた頃、木星が水瓶座から魚座にバトンタッチします。

その前に、なるべく今年の汚れは今年のうちに

今年の課題は今年のうちに、手をつけておきましょう。

(私も全く人様のこと考えている場合ではありませんが・・・)

私を含めこの考察を読んでくださっている皆さんが今目の前にあることを全力で消化できるよう、サポートを言葉の力でお送りできたらと思っています。

この度も長い考察を読んでくださりありがとうございました。

皆さんの幸せをいつも祈っています。

淡の間

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