2020年10月17日天秤座新月①水星逆行〜自分を監査する

2020年10月17日明け方4時頃、天秤座位置で太陽と月が重なって新月です。

牡羊座の元にある逆行中の火星と対面(180度)、
山羊座の元に滞在する木星・土星・冥王と葛藤(90度)、
決まり切った自らの行動パターンを見直して改めて書き換えを行うべく、意識の促しを問いかけます。

牡羊座、天秤座、山羊座、山羊座の向かい側の蟹座の4つの星座は、春分・秋分・冬至・夏至という四季の開始点にあたる「活動宮」と呼ばれ、潜在的に行動・活動的な部分を担うと言われます。

押さえつけられている己の中の主体的な行動欲求、「本当はこうでありたい」という感情に忠実に向き合いましょう。

無意識な部分に潜んでいるブレーキを外すことを今回の新月のテーマにしてみてください。

これでもかと身辺精査・浄化・毒出し・整理をしてきた2008年からの「活動宮・大整理期間」の最終局面です。

この流れが2020年12月22日の水瓶座位置で土星と木星が重なるグレートコンジャンクション以降の世界に繋がっています。

自由と独立と創造の新世界を目の前にして、まだまだ見直すべき部分があるようです。

自分が自分の世界を作っている。
自分の世界の変化を止めているのも、すべては自分です。

新月の前、14日の前ごろから水星逆行こと監査の影響が見えている人も多いでしょう。特に金銭面、人との深い繋がり、保守的な部分に焦点が当たる人が多いかもしれません。


ちょうど良いので逆行(監査作用)と合わせて考察をしたいと思います。

本来水星とは太陽のナビゲート・仲介役。
知性やコミュニケーション、伝達を司る部分。
年齢域でいうと7歳から14歳までの義務教育の部分にあたります。

太陽という「人生の大義名分、指標」を明確にして目標を遂行するための部分であり、例えるならばGoogle(検索サービス)のようなもの。

(※Googleのマルチタスク感が、両性性を司る水星とその守護神ヘルメスに似ているので具体例として名称を挙げさせていただきます。)

本来誰しもがその優秀なマルチエンジンを元々搭載しているのですが、都度定期的なアップデートをしていかなければならず、古いバージョンのままでは使いこなすことが難しいでしょう。

目的・検索対象が正確であればあるほど具体的な結果を上げることができ、目的地にもスムーズに向かうことができますが、そのシステムに狂いがあればいつまで経っても到達することができないからです。

何を検索して良いかわからないうちは「どう動いて良いか」も分かりません。
具体性が全く見えてこないからです。
制限がかかっている状態では機能も限られます。

別の何かに変容するのではなく、本来の機能に戻るだけです。

情報が飽和してる状態では何が自分にとっての有益な事柄かどうかも埋もれてしまいますし、知らないうちに自分にとっては必要のないものに支配されていることにも気がつかないでいる可能性も大きいからです。

情報の取捨選択は自分の中の「マルチタスクエンジン」を正常化させるために必要不可欠と言えます。

人と関わり合う中で受け取るやりとりや情報ももちろんですが、街を歩いていると耳にする音楽、画像映像、ネットなどで不可抗力に入ってくる広告をイメージしてみてください。
情報が多ければ多いほど、無意識に私たちは支配されて洗脳されています。

自分にとっての有益な情報かそうでないか、環境が適しているかをきちんと取捨選択しましょう。

私がこの考察をあえて購読制にしているのもそのためです。
本当に必要なものを自分で選んで吸収して欲しいと思うからです。
無意識な支配、洗脳からはまず逃れましょう。
気づくのも脱出するのも自分次第です。
(話がそれますが、買い物とは本来そういうものだと思います。)

漠然とした人生の大義名分(太陽)を達成に導くための水星の機能は、目的遂行・イメージの具現化には欠かせないパート。
つまり水星逆行の監査は、誰もが持っている“その部分”をアップデートさせるためのものだとします。他の天体の逆行と違って年間の中で起こる期間が頻発すること(約3週間/年間3回)もそれだけ監査要素としての重要性が高いのだと思います。

どんなことであれ悪いようにはなりません。
チェックして合格すれば次のステージに進むことができますし、より精密なマルチエンジンへとアップデートさせることができます。
ですからこの時期に衝突したことからは逃げないで向き合いましょう。
すべて自分の中の思い込みのパターン、修正が必要な部分に対しての効果的なアプローチに繋がることが多いからです。

そして、この時期は何も悪いことだけではなくセンターに留まっていたお便りがようやく届くようなことがあったり、再会・縁の呼び戻しや再入荷、思い出しなどあらゆる「再開」が起こるのも特徴です。忘れていた抽選が当たった!みたいなことも起こるでしょう。

さあ、自分の中の「水星」は正常に機能しているでしょうか。
自分の意思と現実は食い違いがない状態にあるでしょうか。

あなたはあなた自身に対して、どれだけ具体的に理解が深められていますか?

ルドルフシュタイナーの提唱するバイオダイナミクス農法(ビオディナミ農法)では新月の時期は剪定や間引きをすることを勧めます。

太陽が月と重なりこれからの新しいサイクルの準備をするこの時間は陰が深まり陽に転ずるための内省期間でもあります。

この新月のタイミング。
状況や思考を剪定するように整理して、自身の成長を促すための有益な生産性のある時間となりますように。

続きは今日の午前中にセッションさせていただいた顧客様の相談内容がすごく具体例として参考になりやすかったので承諾をいただいて考察させていただくことにしました!


自分軸と他人軸の転換方法について、ご参考になれば幸いです。

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