11月14日火星順行を迎える前に〜傷ついた男性性

毎日カウンセリングをさせていただいてありがとうございます。

お客様を通して内省の機会をいただいております。

そんな中で日々感じること、カウンセリングまたは占いに来る前に見返すだけで十分状況は変わるよ!というポイントをまとめてみました。

・衣食住を整える
・3大欲求を満たす
・最低6〜7時間寝る
・毎日お風呂に入る(最低限清潔に)
・食生活改善(コンビニご飯をやめる)

こちらを見直すだけでも十分変わります。というより、上記のことが整わない限りどんな優秀な占い師に相談しても状況はなかなか変わりませんね…!(耳痛い〜!)


占いというのはフラットな状態になって初めて活用できるもの。

まずはマイナス値の現状をなるべくお金をかけずに埋められるように、身近なことから整理していきましょう。


さて、11月は天体の流れが大忙しです。
3日水星順行
6日水星土星スクエア(⇨大統領選の影響見える?)
10日天秤座に戻った水星が蠍座へ戻る、以降「監査結果」の払い戻し有り。
13日木星・冥王星の合
14日牡羊座火星順行!
15日新月
17日水星と天王星が対極に、ここも大きな変化がありそうですね。
22日太陽は射手座に入り、30日は双子座の月食満月。

監査を終えた水星の動きが活発です。
月の半ばは監査結果の払い戻し、再検査(?)的なハプニングに見舞われそう!油断せずにいきましょう。またまたネットバンク・金融関連のニュースでも飛び込んできそうです。お金周りだけでなく感情の向かう先にも気を付けたいところ、溜めてた鬱屈の吐き出し口には注意です。蠍座の水星と牡牛座の天王星「所有」のサインに肖って確定申告の準備でも始めようかな〜なんて考えたとこでした。申請関係の書類や止まっていたプロジェクトも急激に進んでいきそう。置いていかれないように先回り必須です。ああ、瞬きしたら12月になっていそう。

今日は14日の火星順行前の確認事項として「傷ついた男性性について」考察してみようと思います。

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火星。
男性性・勇気・意思・野心の象徴。
この天体が逆行する時、元々の意思による「自己主張」が試されたり、秘めていた弱さが浮き彫りになったり、持続力が試されたり、自制心が効かなくなったり、「傷ついた男性性」が浮き彫りになったりする…。
読者の皆様は9月10日から火星が逆行していたこの期間に、どんな男性性を試されるような監査案件に見舞われたでしょう?

最近天秤座影響の強い人(ASCとか太陽とか天体集中してたりとか)を見させてもらうことが多くって、火星牡羊座と180度だもんね…とか、山羊座天体とスクエアだもんね…とか、色々思うところはあるのですが。
火星が示すものって「勝ち負け」とか「優劣性」とか「生命力そのもの」なので、自我の形成において非常に重要な比重を占める精神の成長を促してくれるものであり、生きる活力としてなくてはならないものです。

男性性・女性性って私の考察ではよく出てきます。

男性だからこう、女性だからこう、というような表面的なものではありません。エネルギーの性質の話で誰もが両方持ち合わせているものです。

3大欲求、食欲、睡眠欲、性欲のなかの性欲っておざなりになりがちな部分ですが、必ずしも表面的な性行為だけがソレではない、自分の中の男性性、女性性のバランスも指すのだと思っています。

男性性は能動性・動・陽・出すもの。
天体で言えば太陽、火星、火と風のエレメント。

女性性は受動性・静・陰・受けいれるもの。
天体で言えば月、金星、水と地のエレメント。

この二つのエネルギーが同等に動いてこそ循環が巡り、使いこなしてこそ確固たる「自分軸」が構築される。そして、大体の悩みはこの両性のバランスの乱れが大元の原因です。

自分軸構築のコツは両性の使いこなしであり、循環をめぐらせることである。
もう少し噛み砕くと、「自分と自分の両思い⇨私と私の両思い」なのです!

私は私のことが好き。
私(男性性)は私(女性性)のことが大好き。

このバランスが至高であり、それ以上でもそれ以下でもない疑いのない無性の愛を、自分自身に向けていつも巡らせること。

私はあなたのことが好き。
だけど、私は私のことが好きじゃない。
だけどあなたには好きになって欲しい。

これではダメです。結局自分と片思いだから。
結局『あなた=自分』なので、自分自身との両思いが成立しない限りその人のことがどれだけ好きでも結ばれることはないでしょう。

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冒頭に出てきた「傷ついた男性性」についてですが、これは無自覚状態で大体の人が当てはまります。女性性は男性性が健康的な状態でこそ発揮されます。
どちらか、ではなく、どちらもとても大切です。

具体的な例を挙げます。

好きなものを好きだというのが怖い。
否定されるのが怖い。
お父さんが厳しかった、または交流が少なかった、怖かった。
両親の仲が悪かった。
勝負事の意識や優劣意識を強く植え付けられる環境に身を置いていた(運動部、体育会系の現場を体験するなど)。

このように出す(男性性)ことに対して幼少期から何らかの影響で抑制がかかると男性性は傷つきます。自分の両親に対しての記憶は自分自身の両性性の雛形に無意識に非常に影響を及ぼします。

その結果、
どんなふうに出ていけばいいか、出したらいいものか、分からない。
好きだと言っても、こんなことをしてみたいと言っても、受け止めてもらえなかったらどうしよう。
怒られたらどうしよう。
勝てなかったら、劣っていたら、受け止めてもらえなかったら、価値がなかったら…

本来出されたものは女性性が無性の愛で受け入れるのですが、出す側に問題があると受け止めることもできません。

そうやって循環は滞っていきます。

潜在意識ないしインナーチャイルドというのは記憶の積み重ねによる思い込みで形成されているので、両性性の循環が滞っている状態が擦り込まれている状態ではうまくいくものもいかないのです。

お仕事は何とかうまくいっているけれど恋愛が…というパターン。
正直両方とも考えもの…というパターン。
色々ありますが、いずれにせよ世界=自分=ワンネス(一つ)なので、『根本の問題さえクリアできれば本当は全てうまくいくものだ』ということをお忘れなく。

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今日2度目のカウンセリングをさせていただいた女性のお客様のケースをご紹介します。(※掲載許可を得ています)

お客様はとてもセンスが良く、垢抜けた美人さん。仕事も順調で誰もが憧れるセンスの持ち主ながら「この年齢までまともな恋愛をしたことがない」「出会いがあってもちょっとしたきっかけで幻滅してしまうような男性ばかり」という悩みを抱えていました。掘り下げてみれば当然仕事にも影響はあり、同僚の成長やSNSでの劣等感や焦り、嫉妬感情が溢れてくる日々をどう受け止めていいか分からないとのこと。

このような場合の両性性のバランス、そして根本的な意識のイメージはどうなっているのでしょう。

お客様にとっての父親(男性性)は絶対的に逆らえない保守的な存在で、自身を苦しめる0か100かで判断してしまう性格が根付いたきっかけでもある様子。酔っ払って説教、時に怒って携帯を折るなどかなり壮絶な典型的頑固オヤジ。
対して母親(女性性)はどちらに偏ることもなかったようですが、時に冷酷で、結局は一番守ってもらいたい時に突き放されてしまう孤独を感じていたそうです。決して両親に愛情がなかったわけではなく、表現と感じ方のすれ違いのようにも思いますがお客様自身は「誰も自分のことを分かってくれない」という深い傷を負い、結果的に高圧的で絶対支配をする父親(傷ついた自尊心の裏返し)と全力で守ってくれない母親(諦め)という傷ついた両性のイメージの雛形が幼少期から作られることになりました。

どんなに頑張っても頑張っても褒められない。
どんなに好きでも、ダメなものはダメ。
得意でないことに無理やり取り組み、家でも学校でも責められる。
絶対的圧力の中で貶されて生きてきた。
そんな中で「人と同じようにできないこと・頑張ってもなかなか認められてもらえないこと」に対しての劣等感、罪悪感が募り、結果的に社会人になってからも職場での劣等感で心が病みそうになる…という悪循環が生まれる。
失敗は許されない、怖い。
何だかもう打ちながら泣きそうです。

私は文化部(吹奏楽)ですけれど、運動部出身の方にとっては無意識に自尊心が傷つけられることは日常茶飯事だったでしょう。スポーツもまた、火星の管轄です。
文化部ながらも毎年大会には参加していた学生時代の私は、なぜあらゆることに勝ち負けが存在するのかずっと疑問でなりませんでした。始めた動機は「楽しかったから」なのに、次第に「勝ち負け」「優劣」に支配されていく感情…。

否定されるかもしれませんが、今年オリンピックをはじめ各種大会が中止になった時、少し安心したのです。スポーツを始めその対象を通して「まだ見ぬ領域に到達したい」という自分との戦いならまだしも、人と比べ合って争う必要はない。本来はみんな本当に特別だから。中止になった時のお気持ちはいかばかりかと思いつつも、おかげで勝負の先にある根本的な本質に気がつく機会があったのではないかと思うのです。人類の根底にある差別意識や優劣の感情は無意識に植え付けられたもので非常に根の深い問題です。

脱線してすみません、ここでお客様に処方した傷ついた男性性の癒し方に戻ります。

まずは一つ一つ自分にかかっている呪いを解くこと。
許してあげること、「自分と自分の両思い」を作ること。
幼い頃に許してもらえなかったことを今体験してみるのもおすすめです。

私の欲しいものはちゃんと手に入ると信じること。
今が一番完璧であることを疑わないこと。
「羨ましい」=未来の自分の姿、自分に言われているように置き換える。
⇨つまり私も素晴らしいってこと!
0か100かで決めないこと。
自分にとっての「素晴らしい」を自分が一番に認めてあげること。
(自分の感性は素晴らしい)

もしこの文章のがあなたの心に触れたなら、この項目に沿って意識の書き換えをしてみてください。

辛かったこと、怖かったことを書き出してみるだけでもいい。
本当はお父さん、前好きだった人、コーチ、誰かにかけて欲しかった言葉をかけてあげる。

火星が順行に戻る前に、あなた自身の傷ついた男性性に気付いてあげましょう。

あなたの男性性は健康ですか?
あなたはあなた自身と両思いの関係を築けていますか?

健康的な男性性が出来上がれば、健康的な男性性を引き寄せます。
逆の場合はその通りです。
自分の身の回りの人間関係の様子を観察するだけで分かるはずです。

いつだって、今この瞬間から変わる(戻る)ことができます。
根本治療には時間がかかるかもしれませんが気づきは何よりの救いになります。

まずは認めてあげることから始めてみましょう。

本日も読んでくださりありがとうございました。

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