2020年1月29日午前4時16分頃、水瓶座の太陽と獅子座の月が対面になり、満月。
他の誰でもなく、自分の人生を自分で生きる決意。あなたの人生のステージの主役は「あなた」です。
今回の満月のテーマ
『人生の主人公は他でもないあなた自身。誰かに照らされるのではなく、自分の力で輝こう』についての考察をお届けします。
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◯メッセージとアドバイス
良くも悪くも時代の総転換期、自分自身の生き方を問いただす時期。自身の生き方を左右され、迷いが生じる時。
土星と木星と太陽のコンジャンクションに天王星のスクエアで人生の大々的イノベーションが起こる人が続出!
ようやく『風の時代』の洗礼を浴びておられるでしょうか?思ってたよりそんなに甘くないですよね。これまでの常識では道理が通らないこともどんどん増えてきますよ。その都度あなたの本質を突かれるような選択をする機会が増えていくはずです。
あなた自身が人生の主役であるはずなのに
他の誰か・何かの横入りによって行く手を阻まれているように感じている時、あなたが持つ本来の創造性と目的に対する本気度が試されているのです。
金星と冥王星のコンジャンクションはさらに究極を求めます。
喉から手が出るほど欲しかったもの、ずっと求めていたものに手が届きそう。
あるいはここでもまた、究極の選択を迫られて人生の大きな節目に立つ人もいます。
結果を受け取るに至るまでまだまだ遠く、「究極の状態」になるまで運命の悪戯のようなお預けを喰らう人も。
渇望していたものが急に目の前に現れた時、恐怖心を感じることなく手を伸ばせる人がどのくらいいるでしょう。
冥王星の働きは究極の思いを呼び起こします。それは徹底された状況の中で思い出す魂の望みだからです。
色んな人がこの影響を受けておられるかと思いますが、1989年〜91年1月生まれの皆さん・山羊座&蟹座生まれの皆さんにとっては当分苦しい時期が続きます。
パンクしないようにほどほどにリラックスしながら参りましょう。普段禁欲的な生活をしている人ほど、たまの贅沢も良いものです。
全体的に柔軟宮の性質と水のエレメントが少なめの星模様、臨機応変な対応力と共感力(「わかるよ!」と言われたい)を欲しているみたい。
足りないものは自分で埋めていくことが大事。
なので毎日『わかるよタイム』を作りたいなと思ってInstagramでライブをすることにしました。一日中を振り返ってみんなで分かり合いましょう!(アーカイブはボイスメモにして購読マガジン上に保存することにします。)
この満月が過ぎて1月31日からは水星の逆行が始まります。
混乱が生じやすい逆行シーズンですが、今回の逆行は「良い働き」をしてくれるかもしれません。また考察します。
一先ず獅子座の該当部位は背中、水瓶座の該当部位はリンパと脚部ということでゴリゴリに凝り固まったものを流していきましょう!
○8ハウスについての捉え方
満月のそのとき、水瓶座の太陽は2ハウス・収入と才能の部屋にあり、獅子座の月は8ハウス・財産と死の部屋に。
よって今回の考察は「8ハウスの解放」についてと「太陽の働きについて」考えることにします。
本来の8ハウスは蠍座のナチュラルハウスです。
2ハウス(牡牛座)は形あるものに執着をし、8ハウス(蠍座)は見えない精神性に執着をします。
一般的な解釈ですと『死、性(SEX)、他者からもたらされる財産、相続、家系・血筋、結婚生活、他者からの影響』など、とにかく捉えることができる対象の幅が広い!
個人的には一番解釈が難しいと思うのが8ハウスなのですが『究極、絶対的、破壊と再生』の冥王星と蠍座の司る部屋ですから、簡単な覚悟で向き合える領域ではありません。
私の周りの8ハウスに天体が集合している人を観察していると、家族との縁や強い遺伝の影響を感じる人、相続・金銭にまつわる仕事や、他者と深い関わりを持つ職業に就いている人が多かったり(※私の8ハウスには射手座の水星があります。)
セカンダリープログレスの影響やトランシットの影響を強く受けている人は
家族間でのトラブル・相続の解消や話し合い、他者間で行う裁判での相続相談(慰謝料問題・婚姻にまつわること)、あるいは引き継ぐための何か問題に対面していたりする。
2ハウスが「個人の能力・生産力・才能」を育む個人の領域だとしたら、向かい側の8ハウスは決して個人では完結しない。
個人が成長していく中で出会い、関わった親密な相手によってもたらされる強い影響を受けとるための領域が8ハウス。
冥王星と蠍座のナチュラルハウスであるこの究極の領域に向き合うには、相当本気の覚悟が必要と言えるのです。
○満月、体の中にある海が抗えずに荒れる時。
満月は一般的に、節目・物事が満ちる・完了するイメージですよね。
人間の体内には丹田という「血を作る田んぼ」があります。
血液という「水分」が流れる海が体の中に存在しているのです。
女性はさらに子宮という機能を持血、子宮で育まれる月経は月のリズムとも関連深いと言われています。
「太陽」という表向きの意識が「月」という裏側にある潜在的な欲望を真正面から照らし出すから、私たちの身体の中の海が荒れ狂う。
海の大量の水が月の引力に抗えなくなってしまうように、満月近辺の私たちの情緒も抵抗できずに月の力に揺さぶられてしまうのでしょう。
このように月という天体の働きが己の本心や欲求を照らし出し炙り出すこともあるのです。
◯太陽のはたらき
次に、今一度自分の「太陽」について考えてみましょう。
一般的に太陽星座というのがいわゆる12星座占いの区分に分けられる『自分の星座』と多くの人が認識しているもので、自身の人生の指標・憧れ・生きる目的そのものと言われます。自分の人生を生きるためのエネルギーが太陽のはたらきです。
先ほど考察した8ハウスや月という天体は、本来の「獅子座」のテーマとは真逆の場所にあるものだと思います。
本来の獅子座の本拠地は5ハウスといい、愛と創造と刺激の部屋です。
8ハウス・5ハウスの共通項は「SEX」と言われますが両室では本気度が違う。
(例)
5ハウス⇨遊び、カジュアル、交際止まりの恋愛、刺激的なもの。
8ハウス⇨家がらみ、婚姻という契約の元の関係、身も心も溶かすようなもの。
愛と創造性を育む5ハウスのナチュラルサインである獅子座は12星座中唯一、太陽の支配下にあります。陽の象徴です。
太陽のような創造的でドラマティックな生き方を望む獅子座が「月」と言う陰の象徴の元にあるとき、自分だけの輝きやストーリーを歩むのを誰かの影に隠れて諦めたり、誰かに対する妬みでいっぱいになったり、ちょっとしたことで「自分なんか・・・」と言う自己卑下の心でいっぱいになることがあるかもしれません。
常に空から私たちを照らす太陽は、太陽としての完全な姿であるからこその絶対性を持っています。
占星術上のマークを参考にすると太陽のマークはこう⇨「◎」なります。
円という絶対的な姿の中にある個の姿を表しています。
誰かのためではなく、太陽はそこに太陽然としてあるからこそ、太陽である。
自分の人生とは本来そう言うものです。
あなたは、あなたの人生のスターであり主役。
自分軸が確固としてあるからこそ、輝きを帯びるものであることを忘れないでください。
自分の人生の主役を演じ切ってください。
誰も代わりがいないあなただけのストーリーは、他の誰にも譲れないものだから。
そして大事なこともう一つ。
冬は太陽光が少なくなります。
太陽光の量と私たちの生命エネルギーや幸福度は比例しています。
陽の光を浴びなければ私たちの体は動きません。
朝起きたら太陽光を浴びて生きている実感を持ることは、私たちが太陽系の惑星である地球で生きている限りとっても重要なこと。
太陽は、とにかく様々な面において自分の生きる希望そのもの。
太陽光が物理的に足りなくなった時も私たちは生命体として生きていけなくなります。
冬の時期は太陽光が通常の季節よりも少なくなるから悲観的にもなりやすい時期ですから、意識的に「太陽の力」を取り入れて活用しなくてはなりません。
意識的に陽の光を浴びて交感神経のスイッチを入れ、セロトニンという神経伝達物質を作りましょう。セロトニンがもたらすのは心のバランスと安寧です。
どうにも心と体が不安定な時はいろんな意味で太陽の力が足りていないかもしれない…という気づきは生きていく上でとっても大切なことだと冬になるといつも思い出します。
「太陽」という生命の輝きが足りていない状態が精神にどんな影響をもたらすかが少しだけ腑に落ちて来ましたでしょうか?
自分が自分ではないような迷いや辛さ、この先どう生きて行ったらいいか分からないような行き場のない悩みは「太陽の力」の足りなさから来ているかもしれないというお話でした。
※12星座太陽別のメッセージ、また掲載します!
○最後に
物事がうまく立ちいかなくなっている人は伝えたいこと。なにかが阻まれている時は必ず理由があります。
大概の場合は『今はまだ受け取る準備ができてない』ためです。
現状、獅子座と同じ不動宮に属する水瓶座・牡牛座(蠍座)のもとには宇宙の天体が集合しています。この影響によって、不動宮の性質である頑固で融通の効かない部分(変わりたくないけど変わらなければいけない部分)が大きく刺激され、人によっては辛い葛藤が生じているかもしれません。この影響はこの1〜2月中旬までがピークです。
最近私の元にやってくるご連絡も非常に他人軸に偏ったお悩みが多く、人生を好きなように生きられなくなっていることを誰かに委ねた挙句立ち往生…
集合意識全体があらゆることに気がつかなくてはならない時期が来たのだろうと受け取ったメッセージを言語化していく日々です。
この考察が自己否定の感情と人生の大きな揺さぶりに対峙するあなたの活力になれば幸いです。