2021年4月27日午後12時32分の満月。
今回の満月で印象的なのは、主要天体が「不動宮」に集中して配置されていること。
牡牛座に5つ(太陽・金星・水星・天王星・リリス)
蠍座に1つ(月)
水瓶座に2つ(木星・土星)
全部で8個も不動宮にあるとはなんて頑固な!(笑)
これによって見えてくる集合意識は以下の通り、
○動きたくない・譲りたくない部分にどのように折り合いをつけるか。
○自分自身の現実的な成功の前に精神性を磨くこと。
○つべこべ言わずに一歩を踏み出すこと。
○長い間抱えていた家庭の問題に向き合う。
○劣等感の正体を見つける。
○地に足をつけて問題を見極める。
分かっていても踏み出せなかったことにようやく手をつけるきっかけをくれる、
今回の満月の考察をお送りしたいと思います。
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この日の満月を待つように逆行の準備を進めてきた冥王星は6ハウスにあり、深層心理にあるコンプレックスや内に秘めたる思いを浮き彫りにすること。
4ハウス(自分のルーツ)に配置されたドラゴンヘッドがこれまで自分が生きてきた生活環境、家族環境、あるいは住環境についての問題が浮上していることを示唆。
結局のところ自分はこの社会の中でどんな役に立っているのか。
この先どのようにして生きていくか。
行き場のない思いを抱える人々に容赦なく現実を突きつけます。
見て見ぬフリをしていた現実的な生活に対しての不安や、健康面に対する決定的な発見(良くも悪くも)など、現実の問題をようやく受け止め、根本的解決に向けた兆しが見えるかもしれません。
良くも悪くもあなたは真面目で仕方ない人。
だからこそ、中途半端なことがとても苦手なのです。
とはいえ、上書きしても何度でも生まれてくる同じような問題の繰り返しは、結局解決せずにその場しのぎで上書きし続けてしまった結果だと言うことも気がついているでしょう。
もしかすると、この満月の付近に衝撃的な出来事が起こり、現実を突きつけられた人もいるはず。
これ以上何度も同じ失敗を繰り返していても仕方ありません。
しかし今のあなたにとっては、絶望すらも一発逆転のチャンスになり得るはず。
自分で徹底的に調べて学んで脱却する術をつかむか、あるいは自分だけではどうしても視野が狭くなりがちの人はなるべく現実的な視点を持った知人あるいはメンターにアドバイスを乞うことをお勧めします。
自分1人ではなかなか視野が狭くなってしまうからこその現状なのですから、まずは客観的なアドバイスを乞うことはとても大切なこと。
素直に怖がらずに広げてみましょう。
体質の改善のために通院を始めることもお勧めです。
何にせよ、リサーチはしっかり念入りに深堀りして、インスタントでその場しのぎなものでは終わらないような本物を探すこと。
怖がらなくてもあなたが本気であれば、本気のものが返ってきます。
恐れずに今の問題に向き合いましょう。
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3ハウスに配置された月は蠍座のもとにあり、
より密なコミュニケーション(人によっては深堀りされた本格的な知識)を望み
9ハウスに配置された数々の天体は牡牛座のもとで
より現実的に自分を喜ばせる娯楽を求めますが
葛藤の配置をとる水瓶座の土星は6ハウスにあり、
現実的な問題によって人々の願望が阻まれていることを示唆し、
そのどれもが「絶対に譲りたくない意地のぶつかり合い」のようなエネルギーに溢れています。
考えてみれば世間は新型コロナウイルス感染の第四波とも言われ、約1年間も具体的な対策がなされなかったことに不満を抱えている人が殆どでしょうし、「実際この1年間何をしていたの?」と言いたくなるでしょう。
理由は数々あれど、原因はここに隠れています。
この感情を鏡合わせにしてみると
「あなた自身は1年間、何をしていたのか?」と言うことになります。
現状を他人任せにせず自分の手で自分の安定した生活を作ること、そろそろ本気を出してみてもいいのではないでしょうか。
満月の時間、アセンダントは獅子座にあり、そのルーラー(支配星)は太陽と金星と天王星とともに9ハウスにあります。
あなたが知らないうちに劣等感を感じたり、見て見ぬ振りをしている問題をひた隠しにしていることがあるはずです。
あるいは「やらなきゃいけないことから逃げていたこと」が今、頭に浮かんでいるでしょう。
遅かれ早かれ必ず対峙しなくてはならないことに正面から向き合うことが、本当の意味で豊かで犠牲のない、全く新しい豊かさへの扉を開くことにつながる。
そんなことを教えてくれるような今日の満月のメッセージです。
読んでくださってありがとうございます。