2021年6月10日双子座日食(新月)前編

2021年6月10日、午後19時41分に金環日食を迎えます。

新月を迎えた月齢0度の月はこれから半年をかけて「完成(満月)」を目指して行きます。

本日の日食は宿命のノード軸(ドラゴンヘッドの事)に重なる特別な節目です。

月や太陽を龍が飲み込むような様子から不吉と呼ばれた「蝕」の説明は過去にも記載しているので購読者の皆様にとってはお馴染み(?)かと思いますので端折って、今日はサクッと新月図を読んで参ります。

今回は前編です。


新月時、“自分自身のアイデンティティ“ の1ハウスは山羊座が、

“自分と関わり合う相手・対人関係“ の7ハウスは蟹座が位置しています。

山羊座の元には、究極のこだわり・魂の欲望を示す冥王星。
180度向かい側の対極には、燃える思いとバイタリティを司る火星。

燃えたぎる感情的な思いは、伝染する。
目の前の誰かは良くも悪くも嘘偽りないあなたの姿そのものです。

隠せずにいた「究極の欲望」を自分以外の誰かを通して対峙する。
もう嘘がつけない。繕えない本当の姿を受け入れる。
何度も目を逸らしても結局、「ずっと求めてやまないことからは逃げられない」ということ。

一見破壊的にも感じるような出来事を通して、精神の成長を遂げる。
人の熱意に押されて、重たい脚が動く。

よくも、悪くも、「体験」を通して私たちは成長しています。

受け入れざるを得ないような運命的かつ破壊的な体験は、魂の喜びです。

他の誰かの情熱に触れて刺激を受けたり、喧嘩や争いにも近いような感情の吐露を通して本音が見えてくることもあるでしょう。

一見ハードな出来事が起こっても、成長の機会と捉えるべき。

冥王星は牡牛座のリリスと調和。
「究極の体験」こそがあなたの欲望を満たしてくれるもの。

一連の出来事は、最終的に“自立“を促すきっかけにもなります。

山羊座も蟹座もクオリティは活動宮ですから、待っていても始まらない。
「具体的な行動」が解決の鍵となります。
誰かのためではなく、自分のための行動を選択するのです。

本来自分のために行動できるエネルギーが枯渇している理由は
無意識に誰かのために力を尽くし、心が疲弊しているからです。

自分の心の健康を守るのも自分の責任です。

本質的には、悪者などいません。

全てあなたの現状が、外側の世界の登場人物を通して映し出されるだけだということをお忘れなきように。

今は少々ハードな出来事の方が、あなたが本来のぞんでいる結果に繋がりやすいでしょう。
そして、与えられた成長の機会に対して中途半端に手を抜かないことです。

※もちろん、無理しすぎず・・・ですが、
今は「逃げちゃダメだ!(byシンジくん)」なのです。

高い理想を持つのであれば、相応の努力と時間の投資を惜しまないようにしましょう。


山羊座の支配星である土星は “才能と能力” を司る2ハウスに位置し、ドラゴンテイル(何度も繰り返してしまうこと)、カイロン(心の傷)、天王星(革命)と連携。

永続的な自信を育むために必要なのは、何度も繰り返してしまうパターンからの脱却と変化に対して前向きに適応していくこと。

視野を広げて、恐れを乗り越え、自分の中の革命を起こすことが、長い目で見たときの「成功」に繋がることを教えてくれます。

頭では(感情レベルでは)変わりたいと思っているのに、
全然現状は変わらないし、言われていることが腑に落ちないし、釈然としない時。

実のところ、内心では(魂レベルでは)何もしたくないし、変わりたくないと思っているのです。

「私に(あなたに)そんなことできっこないよ」と思っているのです。

結局は、自分のことを全く信じられないでいるのです。


この「信頼が欠如している状況を脱却する方法」としておすすめのジャーナリングワークを紹介します。

・最近、人が不誠実に思えたり無責任だなあと感じることはなかった?

・自分に対して「無責任」に行っていることはない?(これが一番難しい質問かも。例えば、痩せたいといいながらお菓子を食べちゃうこととか、早起きしたいと言いながら夜更かししてしまったりとか、一見ちょっとしたことに思えるような日々の積み重ね。)

・食わず嫌いしているものはない?(例えば、今まで食べられなかったものや音楽はない?)

・似合わないと思っていたものを身につけてみよう。(例えば、それはどんなもの?メイクでも、洋服でも、思いつく限り書いてみて)

・羨ましくて仕方ない人の特徴を観察してみて。それはどんな人?(嫌いな人に、実は憧れていることに気がつけるかも)

・せま〜い世界に勝手に閉じ込められているフリをするのをやめてみる。(私ばっかり・・・って思ってることはない?)

・買って満足していた本を読もう。(積読リストの消化!)

・年始の目標に立ち返ろう。(あんなこと、こんなこと考えていたよね)

・誰よりも、過去の栄光にしがみついていたのは自分だと認めよう。(大切なのは、いつだって今。)

・手を離せない(=それなしではいられない依存心)でいるものから離れよう。

・わかったフリをやめよう。(言われてムッとしちゃうことはない?)

・大きい、小さいではなく、あるか・ないかで物事を捉えよう。(どんなことでもいい、「今あるもの・こと」に目を向けよう。)

・上記にあげた項目を一つ一つ誠実に自分に問いかけてみよう。

ぜひ、自己観察のためのジャーナリングとして試してみてください。
きっと新しい発見がありますよ。


あらゆる点で客観的な視点を持つことは大切なことです。

今は大きな変化の過程。
なるべく様々な視点からの情報を受け入れ、より柔軟に対応できる方が生きやすく、有利だと思います。

「昔はこうだったから」という余計な思い出による呪縛を断ち切りましょう。

自分を俯瞰することは、勇気が要ります。

しかし、勇気を持って自己観察を続けているうちにいつの間にか自分が「大嫌いなあの人」にそっくりだったことにも気がつくかもしれません。

そのことは、あなたにとって、大変尊く、誠実な気づきなのです。

後編に続く。

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