2021年乙女座新月 一つの区切り

2021年9月7日午前9時52分頃、乙女座の位置で太陽と月が重なり、新月。

ここ最近、2度も続いた水瓶座の満月やらで強制リセットを喰らっていた人々も少し心落ち着くような配置の “少し安心できる” 新月。

ここ数ヶ月のリセット・お試し作用に踊らされていた出来事に光が差すような、「そのためには何をすべきか?」という具体的な道すじが見えてくる。
乙女座の『整理・分析』の作用の元に、日常のあらゆることを整えていくきっかけが生まれそうです。

この夏、各天体に迫られて究極の葛藤を乗り越えて成長したあなたにとっての次なるステップは、非常に具体的な計画の中にあるようですよ。

せっかちな方へ向けて(笑)簡単にまとめたキーワードは以下の通り。

○自分を許す
○身分相応の幸せを感じる
○生活の見直しをして日常のクオリティを上げる
○見ないフリしていた物事の整理
○視覚が喜ぶことをする
○安心して、好きなものに好きという
○素直になってみる
○「表」に出る準備を始めてみよう
○安心できる仲間とともに、広がっていく愛。

ざっと、こんな感じでしょうか?
内容を一つ一つ分析して考察していきます。

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新月を迎えた太陽と月は乙女座の位置にて10ハウス(11ハウスギリギリ…)、7ハウスの天王星と調和。そして向かい側に配置された海王星は魚座で5ハウスにあります。

10ハウスは社会的な役割を示し、
7ハウスは “人前に出る準備が整ってきた” 暗示。

5ハウスを私は “LOVE&JOY” の部屋と呼んでますが、とにかく『好きとワクワクと嬉しいこと(創造の力、子どもの影響なども)』が詰まった場所。
そんな5ハウスにある魚座の海王星の働きかけにより、潜在意識下にある願望を優しく包み込むように創造性の根源の力・芸術性をサポートしてくれるという優しい組み合わせが今回の新月。

これは、次なる自分の目的・目標が見えていても自信があって踏み出せないとか、身近な幸せを認められずいつも無い物ねだりをしてしまう人、責任ゆえの守りの姿勢が強くなりすぎてしまい、色々と中途半端に揺らいでしまう人にとっては良い後押しになるはず。

やはり「好きなもの」「ワクワクすること」の持つ力はとても強くて抗えないものです。

それに加えて「気になって仕方ないこと」というのは、潜在的に自分にとって必要なものだとすでに(内側の自分が)知っている場合が多く、その引力には逆らえない、もう降参するしかない!と、良い意味で現状を受け入れるきっかけがやってくるかもしれません。

これはとても前向きな意味合いが大きいのですが、同じく5ハウスの中にある牡羊座のカイロンと11ハウス(大衆)にある天秤座の水星の影響もあり、どうしてもバランスを考えすぎてしまった結果『やっぱり私には不相応かも』と素直になれない人も。(悪く言えば頭でっかちの八方美人気質・・・!)

良くなりたいと願っているのに、良くなっている過程で不安になってしまうあなたは、そう…ずばり、無い物ねだりな人。

幸せというものに対してのイメージは人それぞれ違うと思いますが、きっとそれは大袈裟なことではなく、日常の何気ない瞬間にこそ生まれるものだと認めること。

嬉しいことをそのまま受け取って良いんだよ。と、厳しく頑張ってきた自分のことを丸ごと認めて許してあげることが大切なんじゃないかなと思うのです。
それが納得できたら “誰かのための、魅せる幸せ“ からは卒業できそうですね。
恋愛に関しても同じことが言えそうです。

新月時のASCは蠍座にあり、その守護星は3ハウスに。
あなたが思っている以上に、あなたの周囲には優しく聡明で豊かな人たちがいます。
その人たちは非常に思慮深い上に情熱を秘めており、知識だけでなく究極の体験を通してあなたという人格に向き合ってくれています。

この新月近辺の大切な仲間との交流や、人によっては人生を変えるほどの力を秘めた学習体験によって心が洗われる・救われるような体験、人生観を改める出来事を経験する人もいるでしょう。

現状何に手をつけていいか分からず沼の中をもがくような心持ちでいる人にとっては、人生を変えるような究極の体験を希望しているかもしれません。
そんなあなたへのメッセージは、決して遠い場所ではなく『身近な場所』にヒントがあると伝えたい。人生の伏線を拾うように、今までの自分の流れを見直してみて、忘れかけていたきっかけがあれば再び向き合ってみてください。

昔のあなたでは到達できなかった高い壁を超えられる実力が知らずのうちに育まれていたことを実感できるかもしれない。

あとはあなたの行動とタイミング次第。
ぜひ、捻くれずに向き合ってみて。

このように、『人生の彩るためのパーツ』という伏線を回収するような働きが見える人が増えています。今までバラバラに散らばっていたものたちは、決して偶然ではなく、必然的に巡り合う必要があったのです。

ずっと探していた自分にとっての『究極』。
本気になれること、心が燃えるようなこと。
その対象に向かってようやく手を伸ばすきっかけが生まれようとしていることを、すでに感じているでしょう。

他に留意したい点は、地のエレメントと風のエレメントのスクエア(90度)についてでしょうか。

スクエアは双方のエレメントが葛藤しているという解釈だけでなく、半分ずつ双方の良点を育む作用もあるのではないでしょうか。

地の質が現実を帯びた具現化する力だとしたら
風の質は知性に溢れた思考の力。

地の質が目に見える成果や結果だとしたら
風の質は目に見えない関わりや情報の力。

そして
火の質の創造性や、水の質の包容力が加わり、一つの世界を作っています。

「風の時代」というキーワードが世を席巻した今年度、世はまさに混乱の大転換期です。

社会の変容はまだまだ始まったばかりですが、それぞれの質に対しての理解を深めつつ、一つ一つ着実に進めていくことが重要ですから
『〇〇は良い、〇〇は悪い』という二元論的な極端な発想ではなく、もう少し柔軟に双方の質についての理解を深めていきたい。

それは、あらゆる個人的・社会的な問題が分裂していく様子を避ける考え方にもなり得るのではないかと思います。

変容は崩壊と終焉のためではなく、進化と成長のためにあります。

今、それぞれが選択している道は様々だとしても必ず良い方向へ向かっていくはず。双方の道があるならば片方を否定しない。決して偏らない。
ジャッジしない。

混乱の中でも曇りない視点を持って分析し見極めることが大衆の成功へとつながっていることが、本当の意味での豊かさに通じる道であると問いかけるのが乙女座(処女宮)の資質です。

大きく、長い長い流れの中の一区切りではありますが、この度の新月の影響が読者の皆様にとっての前向きな区切りとなりますことをお祈りしています。

この度も長い文章にお付き合いくださりありがとうございます。

※今回の記事からnote , ASPECT MAGAZINE(新媒体)両方で記事を更新してみます!10月以降は新媒体に完全切り替えしますが、9月いっぱいは同時更新で進めて参ります。今は購読がうまくいくかのチェック中…もうすぐ…(汗)

応募者全員サービスについては、新媒体にてまた追ってお知らせいたします。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。

淡の間

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