2021年10月6日午後20時5分頃、天秤座位置で新月です。
今回の新月（月と太陽の重なり）は、5ハウス：愛と創造の部屋にて
太陽と月だけでなく火星と絶賛逆行中の水星の合計4天体が、調和の取れた均衡さを求める天秤座のもとに集合し、ぎゅうぎゅうのステリウム状態を形成します。
ASC（アセンダント：自分自身のアイデンティティ）は柔軟な変化を求める双子座、
MC（エムシー：目指す頂点、目的）は壮大な目的を持つ水瓶座、
全体を眺めると「風のエレメント」を持つ星座のもとに天体が集合しておりますが、ただ軽やかで自由を求める様子とは簡単には言い難く・・・
言語化するならば『愛を試されるような出来事』を通して精神の成長を促されるような課題を体験する人が多いのではないかと。
私は普段、5ハウスのテーマを「LOVE&JOY」と呼んでおりまして、
文字どおりラブリーでハッピーでクリエイティブなもので満たすことが5ハウスの喜びであること。そればかりでなく、チャート上で5ハウスが強調される時・される人と言うのは、愛と創造に情熱を燃やし、生きている実感を得られるかどうかが重要であると思っています。
（※ちなみに、私の月は獅子座のもと5ハウスにあります）
今回の新月の時間帯では、4天体（太陽・月・火星・水星）が集合しているのでいかにも5ハウス強調型？！かと思いきや、太陽＆月（意識そのもの）はカイロン（トラウマ）と180度で対峙しながら天王星（革命）と150度のアスペクトを形成し、コンプレックス（執着）と向き合いながら求めていた愛に対して正直になる…というようなメッセージを感じます。
太陽と月は天秤座・天王星は牡牛座に位置しておりますが、いずれも金星を守護星に持つサインです。金星は蠍座の元で6ハウスに位置し、天秤座の月と太陽に対してセミスクエア（45度）を形成します。
150度（インコンジャンクト）の関係性からは、ないものを認め合うこと＆お互いの違いを学ぶ事ができますが、今回の場合は同じ金星（愛)を守護星に持つ二つの星座、天秤座と牡牛座の関係性から、形になり得ないものを具現化・所有しようとする苦しみを乗り越えるような課題が浮かびます。
例えるならば、その過程の中で革命的な（ある意味では、破滅的な）体験を通して「愛」と言う漠然とした概念に一筋の光を見出す・・・みたいな感じでしょうか。
ただ、「愛したい、楽しみたいだけだ」と建前では言いつつも、本当は誰よりも肩書きや関係性に囚われて身動きが取れなくなっていたり、自分で自分の喜びを牽制していた人にとっては、少々手荒な状況を乗り越えながら自分が自分を身軽にすればいいと許可を下すような体感があるかもしれません。
個人的に進行中のチャートがステリウムという3天体以上の集合状態にある時、あえてインコンジャンクト（何も交わらない気質）を意識すると良いのではないかと感じる事が多いんですが、今回の新月の状態も印象的だったので今後改めてステリウム研究をしてみたいと思いました。
そして、タイムリーですが
先日のシュタイナー教育家の稲垣真理子先生とのインスタライブでもまさにそんな感じのお話が。カテゴライズしすぎて自分で自分を縛りすぎないようにねと言うお話。
⭐︎「宇宙とシュタイナー vol.4 気質の話」
https://www.instagram.com/tv/CUhzE97Fa-q/?utm_medium=copy_link
こちらも良ければご覧ください✨
そして、自己犠牲的なものを「愛」であると信じて疑わない人は、盲目的な錯覚を起こしてはいないかと言うことも、お忘れないように。（6ハウス金星×新月とのセミスクエア）
つまり、冒頭の「愛を試される」と言う文言は決して厳しいものではなく
好きなことに対してもっと正直に、軽やかに、身軽でいいんだよと、自分に丸ごと許可を出すようなものじゃないかと思うのです。
重たい愛情に縛られていた人は価値観ごとアップグレードしてみましょう。
太陽と月のサビアンシンボルは「天秤座14度：正午の昼寝」
（※対局の牡羊座のシンボルは「男と女のそばでとぐろを巻く蛇」）
陰と陽、男性性と女性性（能動性と受容性）、表と裏のバランスを整える時。
自分の心の天秤が、ちょうどよく均衡になるバランスを把握すること。
逆に言えば、バランスを崩している箇所や心の癖、体質も含めての偏りが表面化しやすい時期。怠慢になっていた生活習慣を整え、地道に真っ直ぐな土台を作ること。
リンパマッサージ、整体などで身体全体のほぐしやバランスを整えたり、全体調整という意味で、ボディケアを含めたメンテナンスも効果的。
建前でない本物の自信を身につけるために、本能による向上心を味方につけ、真の本質的な美しさを手に入れましょう。
なんだかタイムリーですが、私は昨日からマンツーマンのヨガレッスンをスタートしました🔥客観的に自分を見てもらう経験をやってもらおうと思いまして…
早速ですがYouTubeの個人レッスンとは違う効果を感じてます。凄〜〜く、効いている。とりあえず汗だくでヒイヒイ言いながら頑張ってます。
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水星逆行の影響でてんやわんやしていると言う人も多いようで、職業柄たくさんご連絡をいただきます。
私は年中逆行中のような日常ですが…笑
それでも通常より増しのいろんな事が起こりやすいのが逆行による監査期間ですが、
必要な監査とは分かっていながらもなんだかモヤモヤしてしまうというそのお気持ち、とってもよく分かるのです。
「水星逆行もとい監査」についての詳しい記述はこちらをご覧ください。
⭐︎「水星逆行＝監査」について
https://www.instagram.com/p/B4TkH7JgrC4/?utm_medium=copy_link
逆行中の水星のサビアンシンボルは「天秤座21度：海岸の群衆」
この情報社会の中でたくさんの意見や情報を受けとって、良くも悪くも世の流れを敏感に感じてしまう時。
究極を求める冥王星とのスクエア（90度）により、あまりにも完璧さを求めすぎて自分の首を絞めてしまうことも。
まずは、“程々” を覚える練習を。
程々＝適当ではなく、成長する余白を残すことです。
今体感している「逆行による監査案件」は、いろいろなものがトゥーマッチになっている息苦しさからきているのかもしれません。
いくら完璧さを求めようとしても、どうしても到達できない領域があります。
なぜならば、常に成長し続けているから。
自分自身の人生は未完の芸術品と言うことを、受け入れることが大切なのかもしれません。
これも金星（天秤座と牡牛座）の150度っぽいなと感じます。
SNSによる偏ったイメージ、人間関係のバランスなど、何事も程々が肝心。
そのバランスが崩れてしまうようなものからは自ら手を引いて良いのです。
新月（太陽と月のコンジャンクション）の真向かいに位置するカイロン（なかなか受け入れられないコンプレックス）も、成長の鍵を握っています。
サビアンシンボルは「牡羊座11度：国の支配者」
プライドが傷つくのを恐れて柔軟さを欠かし、横暴になってしまいやすい。
勝ち負け、良し悪しなどを意識するあまり、判断基準が極端になっているかもしれません。
その横暴さ、傲慢さを例えるのであればジャイアンの如し。
自らを試みてジャイアンを卒業しましょう。
今回のホロスコープは、天秤座（太陽星座天秤座の小室さんと眞子様のお二人）の現状だったり、発足したばかりの新内閣を象徴するようなメッセージにも感じられるようで別の意味でも印象的でした。
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最後に私なりの考察をまとめると、
自分なりのバランスを把握した上で、人生を楽しもう
自己犠牲的な愛を卒業しよう
セルフメンテナンスとして、ボディケア（運動やストレッチ、マッサージなど）を取り入れよう
何事も余白を残そう
足りないと感じる物事と上手に向き合おう
こんな感じでしょうか？
読者の皆様にとって、ご参考になれば幸いです😌
良い新月の夜をお過ごしください。
淡の間より
PS
余談ですが、コムデギャルソンのデザイナーである川久保玲さんは天秤座に5〜6天体がステリウム（集合）状態のホロスコープをお持ちです。
まさに、未完の美（150度の牡牛座）を追い続けるような生き様。