『淡の間とわたし』 第11話 渡邉紘子さん × 淡の間

『淡の間とわたし』

第11話

渡邉紘子さん × 淡の間

淡の間が「いま話を聞いてみたい人」を毎回ゲストに呼び、対談を進めていくマガジン『淡の間とわたし』。そもそもなぜ「『22』の質問」なのか?という紘子さんによる素朴な疑問。突然分厚い本を開き何かを調べ始める淡の間。そしてここでも行われた淡の間による”リトルライトkan”。カウンセリング中の淡の間はどういう状態になっているのか?についてなど。今回も盛りだくさんの内容です。ここだけでしか読めない2人のおしゃべりをぜひ覗いてみてください。

渡邉紘子さん(H) 

淡の間(A) 

伝えることって、伝わってないと意味がない

A「(パーラー四月)参加してもらいたいなー、もっといろんな人に。10人じゃなくて100人くらい参加して欲しいですもん毎回」 

H「今年はこの感じで少なくていいかもしれないけど来年とかは…。この間やってみた補講パーラーみたいなのをふきこさんがどんどんやってもいいのかも。大変だと思うけど」 

A「そうですね。自分の役割みたいなのがあるとしたら『なるべく多くの人に伝えていくこと』なのかなって思っていて。最近。でも伝えることって、結局伝わってないと意味がないから」 

H「うん」 

A「わたしの言葉がどのくらいちゃんと伝わっているんだろうか?ってことを気にするようになって。文字起こししたものを後から読むじゃないですか。ほーんと何言ってんのコイツっていう文が多過ぎて。言い回しっていうか…。わたし自身がなに言ってるのかわかんない状態になってるから、もう少しなにを伝えたいのかってことを練習して行く必要があるなってことを、パーラーとか講座をやるたびに思ってます」

H「そうなのか!」 

A「だから紘子さんもここがわかんないとか、この部分をもっと知りたいって遠慮なく言って欲しいんです」 

H「わたし結構分かってるのかも!ふきこさんの言っていること」 

A「ほんとー!」 

H「わかんない、芯はわかっていないのかもしれないけど」 

A「わかってるわかってる!芯はわかってます」 

H「なんか芯っていうか、知りたくなっちゃってるから、自分で。ちょっとメモして考えたりする。ふきこさんの言ってることを。そういう聞くの好きなんだろうね、わたしが」 

A「確かに!興味があることも才能だなって思いますもん」 

H「受け取る側の人たち、参加してる人たちって少なくとも興味を持ってくれて参加してくれてるから。いやーわかりにくいかな?あんまし思ったことないんだよな〜。うん、ちょっと思ったら言いますね!」

A「本音の感じで、お願いします!」

そもそもなぜ”22”の質問なのか?

A「次のテーマに移ろうと思います。今回紘子さんに前準備として『22の質問』を回答してもらったじゃないですか。これ紘子さんの視点で、回答している中で印象に残った質問とかありましたか?」 

H「最後の方の質問なんですけど、22歳の時なにやってましたか?っていうやつ。質問も22だし、22ってなんだろう?って思って。22歳ってあんまり考えた事なかった。どんなことしてたっけ?みたいな。初めて22歳のことを考えたのでそれが不思議だったんですよね。なんか30歳とか29歳とかその辺とかだったらちょっと変化の時だなって感じがするけど、これはなんだろって不思議に思いました」 

A「この質問の項目を考える時に参考にしたのが、数秘術ってあるじゃないですか。それを意識したものにしようって思って、同じ数字が並ぶ、いわゆるゾロ目。22もゾロ目ですよね。2と2が重なってるから」 

H「うんうん」 

A「それって、数字そのものに充分力があるのに、その数字のパワーが2乗になるってかんじなんですよ」

H「わー!」 

A「2ってそもそも、1っていうのが『個』、つまり個性の個なんですけど、個っていうセルフが2つ重なった状態が2だとするじゃないですか。これが『調和』すること、それが2。さらに調和した状態が重なると4になって、これは『4=安定』の数字になるんです」 

H「うんうんうん」 

A「なので22って『22』という姿と2+2の姿で『4』という姿が2つあるんですけど、『完全な調和と安定』っていう意味なんです」 

H「へー!」 

A「ただ、年齢的な22歳の前後ってけっこう不安定ですよね、正直」 

H「不安定だったと思う」

 A「今思い返すと、20代前半のことなんか思い出したくもないくらい不安定でした」 

H「うん。ね…」

A「全く安定しきれないし」

H「全く安定はしてない。何してんのかよくわかんない、みたいな」 

A「ほんと20代前半って難しいですよね。一般的には成人超えて大人の年齢なのに、全然精神が大人になりきれないし、いざ社会に出てみようとしても経験値も少ないし精神的にも未 熟な状態だから何者にもなれなさ、みたいなのが強くて。正直22歳には戻りたくない」 

H「わたし全然過去に戻りたくないので、いつも」 

A「わたしも戻りたくない!」 

H「もうほんと今が一番マシっていつも思ってて」 

A「あーわかります!ほんとうにそう」 

H「なんか過去に戻りたいなんて1回も思ったことないですね、ほんとうに」 

A「今が1番最高だって思えるのって健全ですね」 

H「う〜ん。最高かはわかんないですけど、いくらかマシ、みたいな」

A「マシですよほんと」 

H「恥ずかしいんですよね。でも22歳の時のことそれで聞かれて、その時わたし初めてちゃんとした作品作れたって思ったのたぶんハタチくらいだったから」 

A「紘子さんがね、22の質問の回答の中だと『初めて納得ができる作品ができてこういうものが作りたかったんだって嬉しくなりました』って書いてくれてるんですよね」 

H「そうそう、だから一応今に繋がる何かをちょっと掴んだ、初めて自分の作品を好きって思えたみたいな第一歩だったから」 

A「22歳の時って紘子さん振り返って何年前ですか?」 

H「え、何年前だ?わたし40歳だから、18年前か」 

A「40引く22、40ですよね?」

H「いま40」 

A「40引く22は18年前、2021年引く18は2003年。2003年のそれ何月ですか?」

(分厚い本を開き、何かを調べ始める淡の間) 

ホロスコープは後から振り返りができるから面白い

H「何月だろう?夏とかかな?」

A「7月とか?」 

H「夏っぽいイメージがあるんだけどな。夏休み入る前だと思う。いや!違うかな、冬なのかな。違う、春かもしれない。あ〜いつだろう。春かな?」

A「2003年って木星が獅子座にある年なんですよ。紘子さん太陽が牡羊座じゃないですか。だから獅子座と牡羊座って同じエレメントのグループが火なので相乗効果的な作用があったんでしょうね、何かあるとしたら」 

H「わたしMCみたいなのが獅子座だった気がする。それ関係ない?」 

A「あるあるある!めちゃくちゃあります。MCっていうのは自分の社会的頂点のとこなんですよ。アセンダントから始まった自分のホロスコープが天辺に行こうとする場所、目指したい山の頂上であり人生におけるピークみたいなポイントなんです。MCが通過する時って人生の中で何回かしかないんですけどね」 

H「そうなんだ!」 

A「”わたしが登る人生という山のテッペンはこういう姿をしているのか”って照らされてるイメージなんですよ」 

H「へー!」

A「紘子さんICが水瓶座だから、多分そうだと思います」 

H「うん、そうだそうだ」 

A「MCの向かい側だと必然的に獅子座ですよね。自分のアセンダント、ディセンダント、IC、MCってい うホロスコープ上の骨組みになってる部分があるじゃないですか、 その辺は主要な天体が通過する時って、やっぱり人生のターニングポ イントになりやすいんですよね。MCの獅子座もそうなんですけど、紘子さんのLOVE&JOYと創作意欲を示す5ハウスの中にある太陽やら何やらあるじゃないですか」 

H「はい、あります」

A「その5ハウスに集合している天体の意欲をMC通過中の木星が相乗効果として引っ張らせた感じですよね、MCと活発化と共に」 

H「あーそっか!」

A「クリエイティブな自分の欲求みたいなのが前に出て行ったというか」 

H「ね、そうですね!引っ張ってもらえたのかも、その時に」 

A「ほんとそうです。ホロスコープって後から振り返りができるから面白いですよね。答え合わせみたいな感じで」

H「面白い!ほんとうに!」 

A「物事には良い面と悪い面というか、良くも悪くもっていうところがあるから、未来予測って良くも悪くも両方で考えられるから、後から振り返ればこの場合はいいことだったかもしれないとか思えるんだけど」

H「うん」 

A「やってみないとわかんないから、予測って難しいんですよね」 

H「そうでしょうね、きっと。考えるのも怖いし」 

カウンセリングは相手の中に自分を見る作業

A「ほんとうに。あとは、紘子さんなにか私に聞いてみたいことなかったですか?」 

H「最初に思ったのは、ふきこさんがカウンセリングしてる時、さっきもちょっと出たけど、どんな気持ちでカウンセリングしてるのかな?っていうのが気になります。ほんと、いつもめちゃくちゃ生き生きしてて、キラキラして」 

A「そうなんですね!」 

H「そうそう。だから、どういうこと考えてるんだろう?って。なんかめっちゃ優しい顔、優しいっていうかキラキラしてるんだけど、自分がカウンセリング受けた時は音声だったから、ふきこさんがどうカウンセリングしてくれてるのか知らなかったんです。だけどパーラーをやって、みんなそれぞれの 時のふきこさんの顔が見えた時にすごく気になりました」 

A「そう、わたしカウンセリングだと自分の顔見られてるのが恥ずかしいから音声だけにしてるんですけど、実際ニコニコしてるんですね」 

H「めっちゃいい顔してる!ほんとに!みんな思ってると思いますよ。それも結構、感想をもらっていた気がする」 

A「わたしはカウンセリングっていう作業を、相手の中に自分を見る作業だと思っていて」

H「うんうん」 

A「だからその人の問題っていうより、自分の問題なんですよ」 

H「あーなるほど」 

A「全部背負うっていうことじゃなくて。これはKanってプログラムの中でも伝えてるんですけど。あらゆるできごとってあるじゃないですか。世の中でこういうことが起こってるとか、今日自分にこういうことが起こったとか、誰かからこういうこと言われたとか。毎日できことの連続じゃないですか。本当の自己観察って、何が起こったかということじゃなくて、そのできごとを通して自分が何を感じたかなんですよ」

H「うんうん」 

A「それを受け止めて、改善していかなきゃいけない。何が起こったかというより、それに対して何を思ったか、何を感じたかの繰り返しなんです」 

H「それは、ふきこさんが?」 

A「うん。わたしもだし、それが基本なんです。世界の捉え方というか、自己観察視点でこの世界を捉える上でのすごく大事なポイントで」 

H「え、でもそれってその人にのりうつってるわけではないじゃないですか」 

A「そう。でも『世界は自分の鏡』っていう言葉があるじゃないですか。それの真髄がそう言うことなんですよ。目の前の人がすごく嫌なやつだから自分も嫌なやつ、っていう短絡的な話じゃなくて、鏡、反射って意味でその人を通して見せてくる思いとか感情を受け止めなきゃいけない」 

H「へー。それは使命みたいな感じなの?ふきこさんの中で」 

A「それがこの世界の基本なんだなって気付いてから、あらゆる出来事を通してわたしはわたしの世界を見てるんですよ」 

H「それを通して?」 

A「そうそうそう、受け止めてそれを改善して生きていくしかないって思ってて」 

H「使命とかでもないのか。そういうものだ、みたいな感じかな」 

A「そういうものだって思ってて、たまたまわたしは気が付くこと ができたからそれを多くの人に、わたしの世界の中にいる多くの人に伝えていけば、物事をそういうふうに俯瞰してみられるようになる」 

H「うんうん」 

A「なんでもそうじゃないですか。結局自分次第、って着地することって結局どういうことなのって思ったりとか、そんなことはわかるんだけど、みたいなことになったりするじゃないですか」 

H「うん」 

A「『結局のところ自分次第』っていう無責任っぽい一言に関して誠実に向き合えるようになるんですよ」 

淡の間のナチュラルハイ

H「えーそっか。え、ちょっと待ってそこは」 

A「大丈夫、理解しなくていいです。これをわたしkanの中でやってるんで」 

H「あーそっか!わたしkan始めなきゃだね」 

A「kanの中でやってるから、カウンセリングをやってる時にその人の中にいる自分を見ながら喋ってるのがまずひとつと、薬とかやったことないけど、ホロスコープを読んでる最中とかパーラー四月でのカウンセリングみたいなのって結構無意識に頭をつかっているのでいわゆるナチュラルハイになってるんだと思います」

H「うんうん、それがキラキラしてるんだね!ナチュラルハイで」 

A「キマってるんじゃないですかね、あれわたしのなかで、かなり」 

H「そうかも。わたしも薬やってる人見たことないけど、ハイなのかもね、そうかもね」 

A「多分そうかもその時の記憶がまず残ってないし」 

H「うん、なんか全然トンチンカンなことかも知れないけど、ふきこさんの頭の中のシナプスみたいなのが凄いこう、上でココとココがこうなってこうなってみたいなのを自然とバーッとやってて、その動きが見えるっていうか」

A「あー確かに」

H「こっちの妄想だけどね!」 

A「それ、今日言おうと思いましたよ。多分頭のシナプスが、まさにシナプスって言おうとしてたんですけど、ものすごいスピードで普段使ってないのが一気にあそこで動いてるんですよ。だから脳内麻薬みたいなのが出てて。お茶で酔ってるみたいな。お茶っていうか水なんですけど。水で酔ってる状態があれだと思います。わたし実際お酒も飲まないんですけど、普段から自分で酔える方法があるから必要ないのかもしれないですね」

H「最高じゃないですか!楽しいし、あとそれがしかも、なんだろう?その人を良くしたいとかっていうんじゃないってことですか?」 

A「あーそうですね!仕事がかなり娯楽だと思います。わたしにとっての」 

H「ねー!だってそれを通して自分が…映画とか見てるとかにわたしの中では近いのかもしれない。映画は人だけど…違うかな」 

A「まあそういう視点で見る人もいるかもしれない。たぶん、あれがかなり淡の間の人格だと思うんですよ。今は普段の私だけど」

H「うん、あのハイな」 

A「あのハイが淡の間なんだと思います」 

H「でもめちゃくちゃニコニコしてるの!なんかねこう…ちょっとそれ今度…でもそっか、ふきこさん録画とか見てますよね」 

A「見てないです」

H「あっ!見てないのか!」

A「見れない、自分の映像!」 

H「わたしも実は…ごめんなさい。1回見たけど、なんかの回の時しか見てなくって。恥ずかしいから」 

A「そうですね、だから文字起こしを人にしてもらってるんですけど」 

H「あーそういうことか。えーでも1回見て欲しい!ハイなのを」 

A「イヤだ〜めちゃくちゃイヤだ〜」 

H「すごいよね。フワァ〜〜〜ってなってるんだよ。おもしろい。でもね、優しい感じがするんだよ。毎回。だから、良くしたいからとかなのかな?どういう感じでやってるんだろう?って思ってました」 

A「始まるともうハイになるじゃないですか、なんかもうバーンってホロスコープのチャートだして、ここがこうですよねって始まりますよね。マルつけて。こっからスタートして、どうやって着地しようかっていうことで頭がいっぱいです。始まったのはいいけど、最後あたりでやっと冷静になってくるんですよ、ちゃんと。この人にとって着地ができたかどうかっていう」 

H「あっそれは、その人にとって、なんですね?別に時間とかじゃなくて?」 

A「そう!時間も考えてはいるんですけど」 

H「ちゃんとやってるなって毎回思うからさ。その、時間とかも何となく」 

A「時間も確かに意識はしてますね」

H「すごいね」 

A「だからわたし日常のエネルギーを8:2ぐらいで生きてるんですよ。省エネ活動っていうか。8って当然自分の時間で、2が外に出て行く時間なんですけど。ほんと友達や知り合いに会わないし、ずっと家で仕事してる」


H「うんうんうん」 

A「だから仕事で全力使ってる気がしますね。kanの講座とかもそうですけど」 

H「あーきっとそうじゃないとできないことだと思う」 

A「そうなのか。後はちょっとおもしろい話があって、わたしのカウンセリングの状態がナチュラルハイだって自覚してて始めたんですよ。それは仕事始めた当初から」 

H「うん」 

A「まったく覚えてないから、カウンセリングの内容は。ほんと、無責任な意味じゃなくて。ちゃんと責任持って喋ってるんですけど」

H「うんうん」

A「仕事中の自分は別人格としてカウンセリングに向き合ってるな〜って。実はアパレルの接客の時もそうだったんですよ」 

H「あー、なるほど」 

A「なんか仕事している時の人格があるんですよね、わたし。アパレル接客時代も『顔が違う』って言われた時は何回かありました」

H「そうなんだ!」 

A「そういう感じでやってたんだと思います。わたしは自分の顔見てないですけど、『チャネリングやってるんじゃない?』って言われたことがあって。チャネリングって何だろう?って思って、チャネリングを去年習ったんですよ…」

「淡の間とわたし」第12話につづく。

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