2022年10月10日午前5時54分ごろ、牡羊座の満月です。
今夜は大きなまんまるの月が夜空を照らしています。
今回の満月のサビアンシンボルは牡羊座17度【2人の高潔な独身女性】
1ハウスの太陽と、7ハウスの月が対峙する満月、
“客観視“がキーワード。
自分が気になって仕方がないことほど、他人にとっては全く気にならず
自分にとっては全く眼中に入らないことほど、他人にとっては目に入ってしまう。
自分の視界の中にはなかなか入り込まない対象にこそ目を向け、気を払うことが“本質的な客観視“なのではないかと近頃考えていたのですが、
この事象は今回の満月の考察テーマをそのまま表すような考え方ではないかと思います。
今まで気にかけていたことからあえて目を離し、本当に見つめなければいけない部分にようやく気を配れるようになることや
(※なぜなら、今まではその部分に目を向けるのが怖くて仕方なかったから、ようやく向き合う覚悟ができたということ)
パートナーシップ=ある相手との一心同体・一部(part)を担っていた関係性についてようやく“客観視”した上での判断ができるようになること、
または新たな関係性によるプロジェクトが始まろうとすることとか
何にせよ、ある関係性や視点が清算された上で再出発をするようなタイミングです。
満月といえば、半年前の新月の時期に始まった物事の進捗についても見直してみるのが良いと思います。
半年前の新月は4月1日です。
当時の考察ではこんなことを書いていました。
☑︎全天体順行中の新月、4月10日までは色んなことに挑戦してみること
☑︎自らの直感を取り戻し、鈍った本能を取り戻すこと
さて、ここから半年経過してみて皆様の状況はいかがでしょうか?
1週間前には水星が、2日前には冥王星が順行に戻ったばかりの現在、多くの天体が入り乱れるように逆行をしている最中ですから、現実的な部分で様々な問題が“入り乱れるように”混雑を極めている方も多いかもしれません。
近頃のカウンセリング、あるいは潜在的なメッセージだったのか「男性性を健康的にすること」というテーマをよく発信したり、そのようなアドバイスをさせてもらう機会も多かったのですが、今思えば【牡羊座の満月=男性性(火の活動宮)の解放】というものが今回の満月の大きなテーマだったのだなあと感じています。
健康的な男性性とは、能動性、主張すること、行動することを示します。
では反対に不健康な男性性はというと、能動性・主張・行動することにおいて正常な動きができず、暴力的・攻撃的・支配的な状態になってしまうこと。
心当たりはありませんか?
健康的な男性性による行動ができない場合、逆に不健康な男性性が際立ち、結果的に自己嫌悪状態に陥るという悪循環が起こってしまいます。
何でこんなこともできないのだろう
何でこんなことしてしまったのだろう
何で自分はうまく動けないのだろう・・
(または、うまく動けない苛立ちから、攻撃性や支配的な行動に移ってしまう)
というループになってしまうのです。
女性性と言うのは受け入れる側のエネルギーで、常に男性性と対になっています。
男性性が働いてこそ、女性性が活かされます。
健康的な男性性は健康的な女性性と結びつき、
不健康な男性性は不健康な女性性と結びつく
これが陰陽、同調の法則です。
健康的な女性性は調和と深い包容力、
不健康な女性性というと、被害者意識、自己犠牲的な状態のことを示します。
自分自身の陰陽の状態・バランス、同調しているものがどんなものか(身の回りにはどんなエネルギーのものがあるか)を見直すこともこの満月のテーマと言えるでしょう。
そしてこの10月は風のエレメントの星座である天秤座、双子座、水瓶座の元で大いなる調和のアスペクトことグランドトラインという配置が何度かに渡って形成されます。
風エレメントの大いなる調和(グランドトライン)というアスペクトによって
☑︎関わりやコミュニケーションがいつも以上に盛んになること
☑︎水星逆行を終えたばかりの監査結果のようなものがたくさん届くこと
☑︎情報が過多になったり、出会いのチャンスに恵まれること
☑︎人付き合いにおいて何らかの運びが生まれること
(※ふたご座の火星を伴う配置なので通常よりもフッ軽気味かつアグレッシブな関わりになりそうですが)
など上記の状況を作りそうです。
その一方では調和の取れた一角に入り込んだ牡羊座の月、そしてカイロンが火をつけるように、この度の満月の近辺(1週間前後)でこれまでの積み重ねの発表の場として“お目見えする”ような、動きを見せ始める人が多いかもしれません。
🔥約半年をかけて積み重ねてきたこと、もしくは5月頃からの準備の成果発表
🔥内側の情熱に火をつけるような、熱の上がる何かとの出会い
🔥ようやく覚悟ができて自分なりに思い切ること
🔥待ちの姿勢をやめて均衡を破っていくこと
🔥迷っていることに少しずつ動きが生まれること
と、羅列した状況が生まれている人も多いのではないでしょうか?
天秤座の太陽と牡牛座の天王星は150度、天王星は土星と90度のアスペクトを形成しています。
バランスばかり気にしてしまい肝心の自分のこだわりを蔑ろにしてしまっていたこと
変なところが頑固に(頑なに)なってしまい自らのバランスが守れなくなっていたことにも気がつくかもしれません。
※マンデーン的には冥王星順行の9日にクリミア橋を攻撃した一件が、ギリギリのところで守られていた調和(風のグランドトライン)を破るような発火・攻撃(牡羊座 /火のエレメントの天体)を示しているようにも感じました。本来であれば色んな意味で、活力を追い風に変えていければ良いのですが、牡羊座は火のエレメントでもあるため好戦的な印象が見えます。
逆行明けの天体については下記のデータをご参照ください。
☑︎山羊座の冥王星が9日に順行→同じく順行に戻ったばかりの乙女座の水星と120度、海王星と180度
☑︎水瓶座の土星、牡牛座の天王星は10月10日満月の頃がピーク。土星は10月23日に順行
社会天体&個人天体同士でアスペクトが形成されている最中ですので、逆行が開ける前後は社会的にも国際的にも、個人的な事柄にも両方で印象的かつ衝撃的な出来事が起こる可能性があります。
今後、個人間においてもより思慮深い話し合い・対話が求められるほか、情報の取り扱いにも十分気を払うべき時期。
現在、勢いやバイタリティ、やる気を示す天体・火星がふたご座の位置にあります。
この配置は逆行などを挟みながら長く来年の春頃まで。
この影響は今月の風星座のグランドトラインを生み出すだけでなく、1986〜87年生まれの射手座土星世代に対して180度のアスペクトを形成するため、特にこの年代生まれの中でもさそり&おうし・いて&ふたご・やぎ&かに座に個人天体(特に太陽、月、火星、ASC、MC)を持つ方にとってはハードな状況を作りそうです。
うまく追い風にすれば仕事における活躍や飛躍のチャンスに持っていけるはず。
水星逆行の流れで言うと、8月・9月に停滞していた運びの再来があるのも10月です。
先の話ですが今年の年末から年始にかけて(12月29日〜1月18日)山羊座の位置で水星が逆行します。2023年は地のエレメントでの水星逆行の年、牡牛座天王星との絡みもある為に物質的・金銭的な流れに注視したいもの。
話がズレましたが、この年末年始の水星逆行は3月に水瓶座へと移ろうとする山羊座の冥王星にしっかり重なります。よって、社会情勢における大きな番狂わせや波乱、ひっくり返り、最後の伏線回収(?)のような運びがあるかもしれません。
流れが順行になってからの2月8日〜11日には再度水星と冥王星がコンジャンクション。
水瓶座冥王星入り前の最終調整のようなテコ入れ。
個人的な影響について大きく体感に現れるのは山羊座&蟹座生まれ全員(特に1月&7月15〜20日生まれ)と山羊座土星世代(1989〜91年2月)など。
今のうちに気をつけておけることは、今のうちに年末年始のタスク整理とスケジュール管理でしょうか。今年の仕事は今年のうちに、年末年始休みが返上にならないよう・・・
もしかすると逆行明けの1月なかばにその尻拭いみたいなことがあるのかもしれませんが(涙)良い面で考えるとするなら、ここ数年の頑張りが報われるような、または再挑戦のきっかけが。人によっては一点集中型のスーパーサイヤ人タイムになるかもしれません。後になって振り返れば、あの時の自分の力はどこから湧いていたんだろう・・・と思えるほどのストイックモードな時期。
何にせよ、集中力・体力・運の全てを賭けて挑む出来事が起こりそうです。
(自分で書いてて思うけど、一体何なんでしょうね‥笑 / 笑えない)
そんなわけで今回の考察も読者の皆様にとっての参考になりましたら幸いです。
みなさまいつも長い文章を読んでいただき本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
購読者のみなさまと、みなさまにとっての大切な方々に、ますます素晴らしい運びが訪れますように。
淡の間より