※前置きです。
私たちは皆、「黄道12宮」と呼ばれる12個の星座の性質全てを持ち合わせています。
その中でも特にどのサイン(星座)の影響が強くでているかは個人によって違います。※黄道・・・太陽が通る軌道のこと。
一般的に「○○座」と言うのは、太陽がそのサイン(星座)のゾーンに位置していた時に自身が出生していると言うことです。「○○座」と言うのは、空を見上げると「その星座」が浮かんでいる訳では無く、そのサインが管轄するゾーンのようなものです。
太陽だけではなく私たちが生活している太陽系には数々の惑星が存在します。私たちの性格や運命は様々なサイン(星座)と惑星の組み合わせによって構成されます。
惑星(天体)は、私たちの心・移り変わり育つ自我を表します。
サイン(星座)は、元々持ち合わせているパターンや性質を表します。
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2020年8月19日 午前11時42分頃、
獅子座の位置で太陽と月が重なって新月です。
「私は、私」と認めることを許します。
どんな言葉でも、方法でもいいです。
どんなちっぽけでもいいです、そう、どんなことでも。
今あなたの心に浮かんであるものを救い上げて
「私」を感じてください。
もっともっと、あなたのことを教えてよ。
そのちっぽけだと思ってる悩み事とか
誰にも言えないようなこととか
それがあなたの本当の望みならば
そっち側にいきたいと言ってみてよ。
※新月はこれから満ちていく月なので
「これからどうなっていきたいか、完了形で描く」ことを意識してみましょう。
今回の新月は、太陽と月と水星がステリウムを形成しています。
1つの星座に天体が3つ以上集まっている状態を占星術の専門用語でステリウム(マジョリティ)と言い、それぞれが持つ要素をより色濃く際立たせると言うことを言います。
例えるならば私たちが意思を伝える際、特にその意図をより強調したいときはあえてその色を強調するかと思いますが(例えば強調箇所を太字に加工する時なども)
宇宙の状況においての「ステリウム(集合状態)」と言うものは、「そのサイン(星座)の影響が太線を引くように強調される」ものと言えるでしょう。
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新月ちょうどの時間帯での天体配置は
アングルが全て不動宮の四つの星座の下にあります。
蠍座(ASC)、牡牛座(DSC)、水瓶座(IC)、獅子座(MC)の4つ。
定着させて熟成させていく確固たる骨組みを形成しようとする意志の現れ。
天王星は7ハウス、
縁結びもとい、人間関係断捨離のためのアップデート。
価値観の変容を揺さぶる問いかけを示します。
金星は9ハウス、
より精神性を高める学びを求めながら心のシェルターの掃除。安心安全という枠の中から飛び出して自分の好きなものを好きと言えるようにするために。(※そういえばマッキー、やっぱり悲しいね)
9ハウスの精神の学びは、10ハウスの頂点に登るための最終確認。
向かい側3ハウスにぞろぞろと集まる山羊座の天体(木・土・冥)が睨みを聞かせて手抜きを許さない所存。
一見必要のなさそうなものこそ遠回りしてでも経験すべし。全ては必要なことだから。
あなたがあなたの力でてっぺんに登り切るためには、自分の力で色々なものを取り戻さなくてはならないからです。
一見相容れないもの、受け入れがたいことこそあなたの進化を促す最後の鍵を握っているようですよ。
太陽・月・水星はMC・頂点の10ハウスに位置。
魂の主張を心の底から叫びます。
太陽は、表・男性性。
生命にとって絶対的な指標。
基本性格と精神。
月は、裏・女性性。
感受性と無意識の姿。
水星は、中庸・両性性。
言語表現や思考、コミュニケーション、学習など、全ての精神能力の礎となるもの。
中庸を示し、意識の放出・表現をサポートします。
今回太陽と月の重なる新月のタイミングに水星が加わり、更にMCという運命の頂点に位置する意図を汲んでみると
表面意識と潜在意識・女性性と男性性の分裂を埋めて「個の意識」そのものを照らし出し、自分の中に存在していた優劣意識をフラットにして内側に眠っていた自分自身をそのまま理解しようと努めること。
それこそが本当の意味で『創造性を自分のものにする』ことではないかと思うのです。
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獅子座は火のエレメントで不動宮です。
該当ハウスは5。
数秘5は、アクティブ、自由さ、創造性、真の強さを示します。
獅子座の守護星は太陽系唯一の恒星である太陽です。堂々たる姿を誇示する獅子座の魂はギリシア神話の「青春と予言と芸術を司る太陽の神・アポロン」にも象徴されるように、黄道12宮の星座の中では創造性と主張の象徴とも言えます。
生きることは創造することです。
「生きたい」と願った魂の願いが創造されて今、わたしの形がここにあるのです。
信じられないかもしれませんが、あなたが生きている世界は思ったよりずっと、あなたが思うようにそのまま出来上がっています。
全ては自らの(=魂の)
思いが(=エネルギーが)
具現化されている世界です。
創造することは全ての始まり。
今、目の前にあるものは、すべてあなたの意識が作り出したものです。
あなたの魂は
あなたの世界はあなたが作っているものだと
気づいて欲しいのです。
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「あなたの理想を創造する」とか、理想の姿を主張すふとか、よく言うけれどそれって一体何のことで何を願えば良いのでしょうね。
何を主張してどこに向かえば良いのか、あなた自身のことすらも何だかグルグルとよく分からなくなってはいないでしょうか。
「やりたいことは何?
好きなことを極める?
そんなこと言われても、
もはやそれすら分からない。
お願いだから 誰か教えて欲しい。」
好きなこと・してみたいこと・興味があること・もはやそれすらも分からないという人が私のところに日々ご相談に来られます。
或いは
最近好きなものや気になること、趣味嗜好がガラッと変わってしまった人も多いかもしれません。
今まで声に出していえなかった人も、自分の思いに正直になってきているパターンも同時に存在しています。
好きなものを好きだと言える心地よさ、好きなものがこんなところに広がっていた事を知る喜びを何にも替えがたい幸せに感じる人も多いでしょう。
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好きなこと・美しさ・好奇心は人生の喜び。
美しさについての価値観は金星の管轄です。
性別で言うと女性性(受け入れること)。
守護星は牡牛座(地)と天秤座(風)。
牡牛座の求める 五感を刺激する感覚的な美しさも、
天秤座の求める 均整の取れた上級の美しさも、
全て平等に、劣悪などなく存在するものです。
価値観とは本来、似て非なるものあれど人それぞれ異なって当然のものです。
楽しさも美しさも、本来は他人がジャッジするものでは無いからです。
それでは、頭ではわかったような気がしているのにも関わらず、あなたはなぜ好きなものを正直に好きだと・してみたいことを正直に声高に主張できなくなっているのでしょう?
これは8月15日からの牡牛座天王星逆行(価値観の変革・監査)にもぴったりのテーマかもしれません。
続きにて。