2020年5月5日双子座ドラゴンヘッド回帰

西洋占星術の考え方では「ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル」という月と太陽が重なり合うポイントがあります。

ノード軸とも言われる。
(ちなみにインド占星術だとラーフとケートゥ。)

いずれにしてもこのヘッド・テイルに重なり合うタイミングの新月と満月は、龍が月・太陽と運命をも飲み込むように見えるために蝕の時間(日蝕・月蝕)とも呼ばれます。
チャート上だとヘッドホンのマークみたいなやつ🎧

この神秘的な概念は、天体ではなく「感受点」と呼ばれるものなので、肉眼で捉えることは出来ません。実在もしません。

しかし、「太陽と月」という男女性性のシンボルの混じり合う点ともなると、その運命の軸が動くときには今世と前世でのご縁や宿命が動いたり、個人だけではなく社会的にも大きく重要な流れを生み出すことがありますので、占星術的には決して見逃せない部分であることは確か。

2018年11月から蟹座(水)ー山羊座(地)のゾーンに位置していたドラゴンヘッド・テイルの軸は、2020年の5月5日に双子座(風)ー射手座(火)に移動します。

双子座(風)ー射手座(火)は適応性を重んじる。
あなたの生き方が決して「ブレる」訳ではなく、より柔軟に軽やかに変容していくためのポジティブさを実感する出来事が起こります。変容にはエネルギーが必要ですので、人によっては人生や価値観が引っくり返る大変な事が起こったりもします。(それを浄化とか、愛の采配とか、呼ぶこともあります。)

ドラゴンヘッドは今世で取り組むと決めて来たこと。課題。可能性。
ドラゴンテイル は前世で既に取り組んでいたこと。因縁。開放すべきこと。

どちらも宿命・因縁として、あなたの運命に大きく関わってくる部分。

ドラゴンヘッド、双子座(風)
これからの時代を表すエレメントである「風」の部分をより軽やかに際立たせていくために、新しい時代の流れを作ります。好奇心や知識、コミュニケーションを通して学ぶ楽しさ・伝わる喜びと共にどこまでも自分の可能性を広げていきます。

ドラゴンテイル、射手座(火)
ヘッドの向かい側にいるテイルは射手座の元にあり、大きな団扇で仰ぐように情熱の炎を焚きつけます。射手座のサインは遠くの目標に矢を射るように常に遠くの世界に目を向ける視野の広さを持つ。より多くのことを学ぶために、可能性を広げる。多くの人の言葉を知る。
世界の広さを知る。

IT中心の情報化社会 がますます発展していくことは免れないでしょう。
必要な情報は自分たちでキャッチしていく。
必要なものは家にいながらにして手に入れることができる。

文明の発展に感謝すると共に、どこまで私たちが「これからの新しい当たり前」と共存していくか。更に「あらゆる伝達手段」が多様化したり、場所を問わない活動など、「非日常」があっという間に私たちの日常になっていくはずです。

名前の通り、双子座はふたご。
射手座も半分人間・半分は獣のケンタウルス。

「ダブルサイン」と呼ばれます。

一つの物事だけでなく新しい可能性を同時進行で進めたり、一度に多方向に好奇心を飛ばして、器用にあらゆる方向へとあなたの意識が向かっていく事でしょう。個人の裁量として出来ることが増えたり(意識的に増やしたり)多様性が促され、新しい生き方のための学びが起こる事も考えられます。

あなたの中にある伸び代や、能力の活かし方・伝え方にはいろんな可能性があることを知る時間。何が起こるか分からないのはみんな同じ。
頑なにならず、軽やかに波に乗ってみましょう。

ドラゴンヘッドとテイルの影響は全員に平等に与えられるものですが、これから約2年ほどの日蝕・月蝕は「双子座(風)ー射手座(火)」の軸で起こりますので、出生天体で太陽・月・ASC・MCに「双子座(風)ー射手座(火)」を持っている方は上記の影響を特に大きく受けるでしょう。

その他「ノード回帰」と言って、出生した日のドラゴンヘッド・テイルに生まれた時の運命が帰って来て、現状の運命の進捗を確認するような出来事が更に起こりやすくなります。
○1964年9月−1966年1月
○1983年4月−1984年9月
この時期にお生まれになった方は今後の約2年で特に大きく変容があるかも?
(※この中で太陽射手座・又は双子座の人や、月・ASC・MCに「双子座(風)ー射手座(火)」を持っている方々は、より一層影響を受けるかと予測します。)


※以下、個人見解と考察ですので参考までに。

緊急事態宣言が5月6日で終わると知った時、わたしはただ単純にドラゴンヘッドの回帰と共に新しい日常が幕を開けるものだと思っていました。

更に翌日7日の満月、頑固な不動宮の蠍座ー牡牛座ラインの満月によってあらゆる執着を手放し、より柔軟な時代に舵を取るのだろう・・・・と。

けれども昨日、緊急事態宣言は延長され、私たちの現実の生活上ではまだ「意味のある停滞」を過ごすことになったのです。

これは単純に、私の読みが安直でした。(すみません/新型ウイルス恐るべし)

ですが、
「もしかしたらこれまで滞在していた『蟹座(水)ー山羊座(地)のドラゴンヘッド・テイルの課題が終わっていない』のでは?」

と、ふと思ったのです。

「あなたの守るもの(土台)と向かうもの(社会)」をどのように構築していくか。
これから新しい時代を生きる心構えはできている?この2年間であなたの意識はどんなふうに変化した?更にいうと、昨年末頃からこの3月、そして現状と比べると貴方の意識は全く違う場所にいるはずで、今後も自動的にあなたの意識はアップデートされていくと思ってるかもしれないけど、これからの状況を追い風にできるかどうか、これも全てはあなた次第だよ。

という内側からのメッセージのようにも思います。

変わりたいけどまだ準備が出来てないチームへの作戦会議・猶予期間でもあるのでは?と。勿論これも個人差はありますよ。

加えて、
現実の生活は確かに存在していますが、水面下では既に「新しい時代に向けた集合意識たちの運命の舵取り」が行われているとしたら、それを無意識下のものではなく早く実現させていく為に、意識と魂・実際の行動をリンクさせていくと待ち遠しい未来を現実化させる流れは加速します。

火・地・風・水の四元素は常に向かい合って補い合います。

これまで2018年-2020年の2年間が、
水ー地の補い合う関係性による「新時代に向けて私たちの意識と現実的な生活を作るための動き」「グラウンディング(地に足をつける)」の働きを促してくれていたとしたら、

これからの2年間は風ー火の関係性によって、その学びをより軽やかに昇華させていくための有意義なものになるはずです。

試練の惑星・土星が水瓶座に位置している影響からも、その流れは一層後押しを受けるでしょう。

矛盾するようなことを何度も言いますが、私たちの運命は決して星に動かされている訳ではありません。

上記に書いた影響すら「生まれてきた時点で自分が決めてきたこと」。
意思が有れば運命は自分で変えることができます。

上記に書いたことは、決して受け身ではなく、あくまで「その変容を促す追い風」としてあなたの心に添えていただきたいのです。

私たちの日常は、私たちの意識の反映。
わたしの内側にある意識が具現化したもの。

つまり、今自分たちの意思でこの状況を選んでいるのだとしたら
外側の変化を待たずに自己変容に努めるしかありません。

そして、「現状この世界で起こっているように見えている事」は、私たちの内側の意識の集合体なのです。

まだ少数派ではありますが、確かにこの状況を打破している人たちが少しずつ増えてきています。

共通点はこれ。

・全てを捨てる覚悟をした、またはしている。
・生きながら一度死に、生まれ変わろうとしている自覚がある。(比喩)
・一度落ちるところまで落ち切ったのであとは上がるだけ。
・「あらゆることがますます良くなっている」のが腑に落ちている。

さあ、あなたはどうでしょう?

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