2020年12月15日明け方の午前1時16分、新月・日食。
(日本では見ることはできません)
11月30日の月蝕から続くこの日蝕、
「蝕」を跨ぐトンネルのような時間の中で、情緒が揺さぶられたり、体調を崩したり、いつも通りの調子ではいられなくなった方も多かったようです。
何度も話すように、月は海の大量の水をも動かすほどの引力を持ちます。
私たちの体の中には「海」があります。
これは私たちの体内に流れる血液や体液を比喩表現にしたものですが、身体のほとんどを占める水分が月の引力に反応すれば普段の調子ではいかなくなることが少し腑に落ちるのではないかと思います。
月は天体、宇宙の天体は私たちの心理のこと。
星座・ハウスは私たちの潜在的な性質のこと。
宇宙の天体が星座のもとで重なるとき、私たちの内在している性質と感情に大きく影響を受けます。
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この度の新月が起こるのは射手座のもと。
射手座の性質は運動・精神性・哲学・海外・冒険など、自身の世界の視野を広げてくれる部分にあたり、そのスケールにおさまりきらない大らかな世界観の裏には誰よりも痛みを知る深い内面が存在しています。
射手座の向かい側にある星座は知の化身・水星を司る双子座です。
知的好奇心が生み出す精神の学び(水星 / 双子座)は広い世界への解放(木星 / 射手座)への成長をもたらします。
射手座の神話は半人半馬の賢者であり、偉大な医学者・教育者でもあるケイロンから生まれたものです。
ケイロンは“普通ではない“ 自分自身を受け入れるため、その自分自身を癒すために学び続ける賢者(医学者)であり、より遠くまで飛んでいく矢の如く自分自身を成長させるための終わりない旅をするように生きる崇高な魂の持ち主です。
射手座の守護星は拡大と成長をもたらす幸運星の木星ですが、ケイロンのストーリーは魂のトラウマを癒す小惑星・キロンのモチーフにもなっています。
知性の成長がもたらす精神の解放は、癒しなのです。
ケイロン、すなわち射手座の深い知的好奇心と精神の学びは全て自身を解放するための癒しにつながっています。射手座の魂が求める世界は「灯台下暗し」では決して気づくことは出来ず、ある一方向からしか見えないような狭い視野にも収まりきれないものです。
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ドラゴンヘッド・テイルの付近で起こる特別な月である「日食」の付近で起こる近辺の出来事は、これからの半年〜3年もわたる集合意識の成長や社会的な流れを生み出すもの、通常の新月よりも自身の潜在的な部分と運命に働きかける力が強いと言われています。
2021年上半期は「これまでのことに折り合いをつける・違いを受け入れて精神的に成長する」ことがテーマの一つになるかもしれません。
これまでの3年(山羊座土星時代)とこれからの3年(水瓶座土星時代)の分岐にあたるこのタイミングは、これまで続いてきた山羊座・地の物質的権威と集団圧力の時代から、個の精神性と才能を育む博愛の時代へとつながる移行期間。
終わりと始まりの間で生まれる取捨選択の末、今後目指すべき焦点を見極める時。
要注意なのは時代が変わるから自分も変わっていくのではなく、
いつだってどんな時だって、今ここから変わることができるということ。
逆を言えば時代や社会、環境のせいにして自分の成長を甘んじて留めているのは自分自身です。そこを履き違えてはなりませんし、耳障りのいい他人軸に自身の運命を委ねないように。
この蝕の期間、11月30日から12月15日付近に起こった「学びへの入り口」や気づきは、自分の才能の目覚めや生産力の向上、稼ぎや財産につながること。
これまでの人生の伏線を拾うように、今後広がっていく新たな時代を生きる自分自身の精神と肉体に影響を及ぼす大きな成長をもたらすきっかけになるでしょう。
射手座の魂が目指すのは視野を広げた先の博愛の世界。
ドラゴンヘッド・テイルは「今世・前世での体験・清算」や「社会集合意識への呼びかけ」をもたらす感受点。
太陽(自我、人生の指標、男性性)と月(無意識の欲求、潜在的なもの、女性性)が重なる新月は、裏と表の自分を重ねるとき。
知識と情報・コミュニケーションの星・水星と前世の魂の精算を示す感受点・ドラゴンテイルも加勢しながら自分自身の内面世界の広がりや精神性の高まりを促します。
情勢的にも季節的にも外に出られないこの状況下だからこその視点やアイディアをもとに内面の成長を育むこと。
人によっては逃れられない運命の学び(カルマの精算)がもたらされるはずです。
冬至付近でもあるので、これからの春分〜半年後の夏至に至るまでの「上半期の目標」を立てるのにも最良のタイミング。
毎年冬至の時期は陰の力が強まって深まる頃。
これから春分に向けて今まで伏せていた問題が浮上したりと自身の影の部分に向き合う時期ともなりますが「おかげで問題が顕在化しやすい時期」とも言えます。
光が強いものほど影も同等であることをお忘れなく、自身の外側と内側・陰陽の部分にごまかさず向き合いましょう。
変化・革命をもたらす天王星のマイナーアスペクト(135度)による環境の変化、サーバーダウン、感情の揺さぶり、コミュニケーションや方向性の相違を受け入れるための「課題」。一見理解に苦しみ譲歩しかねる状況でも、これこそが土壇場の起死回生と呼べるきっかけにも繋がるはずです。
(※Goto中止やGoogleのサーバーダウンなどもこの影響かもしれません。2021年は水瓶座と牡牛座の天体の絡み合いで、さらにトラブルが増えます。)
火星と太陽のトライン(調和)による活発な仕事運、活力の上昇。
同時に冥王星が火星とのスクエア(圧力)を結ぶため、押さえていたものが爆発しそうな雰囲気も浮上。今始まったことではなく蓄積によって生まれたものが爆発しやすい。急な身辺環境の故障などに注意するため、年末年始前に見直しを。
例によっては一触即発になりそうなこの影響は今始まった問題ではなく秋頃から続いているため「時すでに遅し」状態の人もおられるかと思います。
野心と活力は紙一重だと命じておくこと。
煽られないように、冷静さを欠かさない。
過ぎてしまったことは仕方ない、今は傷口に塩を塗らないように時期を見て和解しましょう。まずは傷ついた男性性を理解することです。
〜今後の流れ〜
○15日 射手座部分日食
○16日 金星の移動 / 蠍座⇨射手座
○17日 土星が約5ヶ月ぶりに再度水瓶座へ、約3年間の山羊座土星期終了。
○19日 木星が水瓶座に移動。
○21日 太陽と水星が山羊座へ移動、冬至。
○22日 木星と土星の迎合、水瓶座0度でグレートコンジャンクション。
○30日 蟹座満月
このように今週から来週にかけては超ハード、、、、
プライベートも自己調整も怠らず、振り落とされないように進んでいきましょう!
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