カルマの精算と柔軟宮の性質

普段あまり芸能人ネタは取り上げないのですが…

昨12月3日、某芸能人が不倫についての言及会見をしていました。

不倫が発覚したのが6月10日、その際は一方的な活動自粛を行い、そこから半年経った12月3日に公の場での会見を行いましたが、終始矛盾点が目立つ会見だったようです。

彼が不倫をしたことに対して当然ながら私が責める道理はなく、吊し上げにするように責め立てるマスコミのシステムはやり過ぎだなと思うほかないのですが、月食・日食の流れや集合意識の状態を確認するという観点で見ると非常に興味深いので今回は考察に引用させていただきました。

今年2020年の6月6日と12月2日は宿命の縁・社会の大きな流れ、カルマの動きを生み出す月、“ 月食 ”が起こりました。「考察」を購読してくださっている鋭い人は気づかれたかもしれませんが、彼の行動が社会的に明るみに出たタイミングはこの月食の前後に起こっているのです。

満月は通常でも私たちの精神・身体に大きな影響をもたらす節目であり、「満了・節目」を表すものですが、月食とは通常の満月とは異なり、生まれ持ったカルマを呼び起こす・世の大きな流れ・宿命をも思い起こす月であるため、その前後から影響が出始めてから半年〜約3年ほどは浮上したカルマの精算や集合意識が向き合うべき課題、自分自身の運命の大きな動きが働くと言われています。

今回の件は非常にわかりやすい例だったと思いますので、私の考察を引用して「月食」の影響を振り返ってみます。

○2020年6月6日・射手座満月月食(4天体逆行中)
「必要悪・毒を以って毒を制する」⇨見えないところの炙り出し、清掃。
必要のないものを流し出して本来の姿に戻る。
自分を立て直すためのプロセス。


○2020年12月2日・双子座満月月食
“ 変わりたくないのに変わりたくない ”感情とのせめぎ合い・パートナーシップの確認。6ハウス(表)と12ハウス(裏)から見る、自身の矛盾に気づいて修正すること。

______________________

該当の記事を再度拝読していただくとより明確に分かると思うのですが、夏頃に浮上した問題の仕上げをすること。そして、分かっていながらもその問題に手をつけずにいた場合は再度制裁が下され、問題に向き合うことをこの半年から3年の間に促されるはずです。


季節の変わり目の星座である射手座、双子座、魚座、乙女座のグループを「柔軟宮」と言います。

現在のドラゴンヘッドとテイルは双子座と射手座位置、そしてトランスサタ二アンである海王星が魚座にあるため、柔軟宮のグループにホロスコープの影響を大きく受ける人はここ数年は時折大変な影響を受けることもあるでしょう。

ちなみに当事者夫婦のホロスコープは個人天体に柔軟宮星座が集合、そして現状の山羊座天体ステリウムからのスクエアを受け取る天秤座を太陽・月に持っています。

特に当事者の月星座である魚座を取り上げると、
魚座は12星座中全てのシンボルを一周して通ってきたサインなので、自分の身の回りの全てを受け入れようとする慈愛の性質を持っています。それが良いか悪いかではなく、受け入れることが魚座にとっての愛なのです。別記事でも取り上げましたが、柔軟宮の星座のうち「双子・射手・魚」は星座のモチーフが二つのシンボルで構成されているのでダブルサインと呼ばれ、人生における目標や方向性も一つではなく二つ・多方面に向けた方が性分に合いやすい場合があります。

季節の合間に揺れ動く心のように、気温に合わせて適応するように、変化と適応を司るのが柔軟宮の性質ですが、揺れ動くあまり多方面に手を伸ばし過ぎたり、気分屋になりやすかったり、時に優柔不断になったり、順応するあまり主体性に欠けたり、器用貧乏だったり … あらゆる方向性に目がきやすい事に加えてそつなくこなせてしまうが故に方向性に悩みやすく、人にもよりますが柔軟宮の性質が目立つ人は目移りしやすく気分屋で浮気者になりやすい傾向もありますね。

ですが、それは全ての物事を受け入れようとする懐の深さゆえのこと。どんな環境に対しての適応力・器用さを持っているのも柔軟宮の性質の強みとも言えます。

活動宮(山羊、蟹、牡羊、天秤)だけでは見切り発車になり、
不動宮(牡牛、蠍、獅子、水瓶)だけでは腰が重く頑固。

どのような環境においてもバランサーになってくれる柔軟宮の性質は私たちの自我の中で非常に大切な部分ですので、決してネガティブではなくポジティブに活用することが大切です。
(※双子⇨人格が2つ、射手⇨上半身が人間・下半身が獣、魚⇨魚が2匹)

___________________________

話を戻しますが、この度の一連の流れでは「多くの矛盾点と嘘」が暴かれ、彼自身の意思のあり方をもう一度問われるような様子が取り立たされましたが、その事柄に対して様々な感情を抱かれた人がいると思います。

もちろん全く何も気に留めない人もいます。
なんのことが分からない人もいる。
それはそれで良いのです。

自分が気になったこと、感情が生まれたこと・対象があるならば、自分の内面を省みるきっかけです。

その対象がどんなものであれ、(不倫がどうとか正直どうでも良いのです)
その出来事に対してどんな感情(感想)が生まれたか、そしてその感想が今の自分が向き合うべき課題だと自分ごとに当てはめられるかどうかがポイントです。

「どうでも良い」「馬鹿じゃない?」
「結局裏切ってたんだ」
「嘘つき」
「時間かかりそう」
「信じられない」
などなど・・・

なんでも良いので、何か感情が生まれた人は「自分に対してのメッセージ」だと思って受け取ってみてください。

責め立てるように叩きまくるメディアの仕組みは好ましくありませんが、他人軸と自分軸、インナーチャイルドとの関係によく似ています。

・体が悲鳴を上げるまで頑張りすぎてしまう
・辛くても頑張りきる
・誰かのことが羨ましくて仕方ない
・誰かありきで考える
・自分以外の人が気になって仕方ない
・本当のことに触れず、ごまかしがち

など、自分自身に思い当たる節はありませんか?

「頭では分かっているんだけど…」の場合は、だいたい分かっていないです。
腑に落ちていませんし、さほど焦りもないのだと思います。

本当に追い込まれた時の集中力が出てくるのを待つか、今思い起こして変容のために奮起するか。

あなたはどちら側でしょう。

他人軸の意識を書き換えることは人によっては困難です。
非常に根深く纏わり付いているので時間がかかります。
不可能なのではなく、時間がかかるということなので勿論人によります。

このような状態が自分の意識を大きく占めている限り社会の流れもまだまだ変わりません。

なぜならば、自分が生きている世界は自分そのものだからです。

自分の意識を変えられるのは、どんな占いでもセラピーでもなく、自分だけです。ヒーリングのツールは全てきっかけに過ぎず、最終的には自分が気が付いて奮起しなくてはいけません。

この世で起こる出来事、誰か・あるいは何かに対しての感情も「自分ごと=自分軸」に対してのメッセージだと捉えて更なる成長につなげていけたら良いなと思います。

自分軸・他人軸確認のカウンセリングは私の得意分野です。
現状はリピーター様に限りますが、どうしても理解しきれず苦しい方は遠慮なくご連絡ください。多くの人に向けたオンラインイベントも企画中ですのでお楽しみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です