2021年6月25日、日本時間3時40分頃に満月です。
満月の時に海が動くように、月の引力は大きな力を持ちます。
あなたの心の中の海は荒れていませんか。
体の怠さ、重たさ、気分の浮き沈み、いつもとは異なるコンディションに心当たりがあるとき。
心の海の安寧を守ることを最優先に考えましょう。
その症状や心情が大きいか、
あるいは他者との比較で決めるのではなく
あくまで今現在のあなたがどんな状態であるかがとても大切。
受け入れることからまずは始める。
そして空気を一度吐き切ってから大きく吸い込んで、
深呼吸をしてから今日の考察をぜひご拝読ください。
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満月というのは、半年前に月齢0度で太陽に重なっていた月が太陽の真正面、対局でまん丸になる時。
半年前に撒いた種が大きく花を咲かせるイメージです。
6月末から7月へバトンを渡すこの時期は「上半期と下半期の境目」にあたりますので、上半期の占いが目に止まったり、今後の目標を考え直したりと、漠然と振り返りについて考える人が多いのではないでしょうか。
5月〜6月までの日食と月食を繰り返した「蝕の月」を超えてようやく着地した上半期の総決算的満月に考えるべき大切なポイントと個人的な考察をお届けいたします。
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本日の満月、西洋占星術的観点で見ると
「山羊座のゾーン」で月、「蟹座のゾーン」に太陽が配置されています。
山羊座は地のエレメントで活動宮。
どんな目標も必ず達成させる気概に溢れ、目的を現実・具現化するためのエネルギーに溢れた星座宮であり、10ハウス(mc)というそれぞれの人生の頂点にあたる部分にナチュラルハウスを持ちます。
占星術のカウンセリングやリーディングをする際『私の使命はなんですか?』と聞かれることがとても多いですが、必ずMC(10ハウス)に配置された星座とカルミネートしている天体、そしてその星座の支配星だけでなく、当人のチャートの中で土星と山羊座がどんな要素を司っているか(何ハウスでどんなアスペクトを形成しているか)を考察しています。
なぜかというと、
激しい渓谷を自力で駆け上がる山羊の身体能力に肖るならば、山羊座の魂は自分の目標のためならばどんな逆境をも厭わない。いかに厳しい場所でも確固たる自我を持ち続けようとする姿勢は12宮の中でもっとも社会的要素を司る部分と言えるでしょう。
そして、山羊座の支配星である土星は誰もが持っている「長い時間をかけて育て、刈り取るための課題」「因果応報」のこと。
人は皆、胎内にいる時に「今世の課題」を決めてからこの世に生まれてくるならば、29.5年かけてその因果を回収するべく迎える土星回帰(サターンリターン)の時期があります。
この土星回帰は「自分で決めてきた」課題に対峙したり、何を自力で育てていく必要があるかを考える機会にするべく、少々手荒なことをしてでも学習をさせる時間です。
そのため、多少は(相当?)苦しいこともあるでしょうが、自分で撒いた種を育て、実らせ、収穫できた喜びもまたひとしお。
自分で巻いた因果(課題)を自分で刈り取らせる(達成)体験を教えてくれるのも土星の愛なのです。
話が少々脱線しましたが、目的を具現化すること、目指す山の頂上に到達するのはそんなに甘くないよ、ということですね。
その部分を理解しているかどうかが、人生の目的達成度の大きく関わってくるのだと思います。
もしもあなたが「どうしても駆け上がりたい山のてっぺんがある」
「自分の山のてっぺんがどんな姿をしているのか想像もできない」というのならば、まずはウォーミングアップとして今日の考察が参考になれば嬉しいです。
最後に紹介しているおさらい記事も合わせて読んでみてください!
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今回は山羊座と蟹座のテーマである「社会と家」についてお話ししたいと思います。
満月は動き、天王星とも調和します。
自分が巻いた種を回収した後に革命の星と共鳴していく潜在的集合意識。
「大きな目標を達成することは、忍耐による信頼を積み重ねてこそ具現化するものだ」と体験を通して教えてくれるようです。
皆さんが過去半年でどんなことに向き合ってきたか。
あるいは半年前にどんなことを考えていたか。
先日の「夏至考察」の際にも振り返ったポイントかと思いますが、今回の満月は「1ハウスと7ハウス」で起こりますので「自分も変われば相手も変わる」という視点についてしっかりと考える必要があります。
この点、頭では分かっていても本当の意味では理解できていないことが多いテーマの一つです。
今回の満月は、1ハウスと7ハウスで起こる満月ですので「自分と他者」がテーマ。
1ハウスは蟹座の太陽。7ハウスには山羊座の月。
「社会(山羊座)」=「外側の部分」であるならば、その対極にある蟹座は「家(蟹座)」=「内側の部分」にあたります。
(両宮同士は対局で補完し合う関係です。)
対極にある太陽と月は、天頂付近にカルミネートする木星にアスペクト。
「他者」をみて「己」を省みることが「外側」がますます発展するための鍵を握っているはずです。
あなたは「自分の家」を常日頃から整えていますか?
他者は自分の鏡とは言いますが、自分の生きている場所はそのまま自分の鏡です。
家は勿論のこと、エネルギー(お金)の家である財布など、あらゆる環境を省みて整えることが下半期に向けて感情を仕切り直す大切なポイント。
この時、思い切って環境を整えることの労力を渋らないこと。
この時期に、あらゆる環境の変化とともに自分を省みるチャンスに恵まれた人は正直ラッキーです。
人によっては退職に至らなくても環境を変える覚悟をしたりすることもあるでしょうし、長く続いていた関係にリセットが生じたりしても慌てない。
自分から変化を求めても勿論大丈夫です。
何も変化がない人におすすめのアクションもあります。
・社会に出ていく自分のために安心する環境を作ってあげる。
・「家」にまつわるものに投資をする。
この2点です。
どれだけお金をかけたかというより、(勿論その点も大切かもしれませんが、かければよいうということではありません!)自分のために丁寧に労力をかけて隅々まで手をかけることが大切なのだから、今全く手の回っていないことがあるならその点を見直すだけでも十分です。
ちなみに、お財布を変えることも良いと思います。
一年の中で強運の日みたいなこと、色々ありますが私は正直気にしすぎなくても良い。
「〇〇じゃなければいけない」という条件に自分からあえてハマりにいくのはちょっとな、と思っているんですね。
理屈が納得できていれば問題ないのですが、もしも腑に落ちていないままに世の中の色々なルールに捉われている人は、ルールを外す練習のために「今変えたい!変えたいと思った日が吉日」という気持ちを大切にしてください。
(※私は毎日が一粒万倍日のマインドで過ごしています)
「家」といえば、やはり清潔で気の通りが良い環境が心地よいですよね。
ですから、お金(エネルギー)のお家であるお財布の選び方も少々考え方が必要になります。
現代人の収入が減り、若者の低所得化が進む原因は様々あると思うのですが
小さい財布が流行ったりキャッシュレス化が進む一方で “お金に対する感情や思い入れの変化”が起こっているような気もします。
確かに小さい財布の方が楽ですし、キャッシュレスが進むことで財布を軽量化したくなる気持ちは分かります。(小さいの可愛いしね)
長い間使っている財布は愛着も湧き、ついつい色々入れすぎてパンパンになっちゃうこともありますよね。
ですが、
「普段家にいないから狭い家orベッドでいい」
「使えればいい、そこにいればいい」
「無理やり押し込める」
などなど、上記のような感情で自分を扱っているとしたら・・・
どれもこれも結局は肯定的感情なのか否定的感情なのか、気持ちの持ちようでもあるんですが、ご自身の社会的立場や現状とお金の出入り状況は比例していないでしょうか。
(この点は恋愛や対人関係に当てはめることもできます。)
お金に困っている人ほどお金に対しての罪悪感がある人も多いと思います。
自分のことが胸を張って大好きと言えるか、お金のことを胸を張って大好きと言えるか、両思いチェックをしてみることもお勧めします。買い物の際に罪悪感、お金を払うときに気分が落ち込む人も気を付けてみてください。
あらゆる「家」を見直すことについて少しお話ししましたが、正直どんな状況・環境を心地よいと感じるかは人それぞれだと思います。
小さい財布を使っていても、コンパクトな家に住んでいても幸せで豊さを感じる人はたくさんいるでしょう。
しかし、皆共通しているのは
綺麗な状態が心地よい。
自分にとって最適&快適な環境を理解して上で選択しているからこそ、ベストなコンディションで「外/社会」に出られる。
という点ではないかと思うのです。
内側の健康は必ず外側に滲み出ます。
思い当たる節がある方はぜひ、簡単なことから実践してみてください。
土星のお話に戻ると、
撒いた種は必ず収穫しなくてはなりません。
良くも悪くも今の現状はいつかのあなたが撒いた種.
因果応報が巡っているとしたら・・・「それは結構考えものだ、今すぐ変えたい」という人のためにこの記事を書いています。
まずは環境を整えるという観点から自分を見つめ直し、新しい循環を構築していきましょう。
お金に関してのお話はまた別のタイミングでお届けいたします。
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もう一点、今回の満月で印象的なアスペクトは火と風のエレメントで「ミスティックレクタングル」の長方形を形成していること。
12ハウス双子座
ドラゴンヘッド、リリス、逆行を終えたばかりの水星。
6ハウス射手座
ドラゴンテイル
3ハウス獅子座
火星
9ハウス水瓶座
土星(逆行中)
&援護攻撃
11ハウス牡羊座のカイロン
火と風と言えば男性性のエレメントですが、入室しているハウスが全て柔軟宮の変通モードであることも印象的。
能動性を活用するために、「ある種神秘的ともいえる出来事」によって新たな展開が起こる。
思い切って吐き出すように表現することが人生の課題を見直す結果につながる。
「出すことが怖い」という感情を、同種療法のような形で乗り越えていき希望を見出す。
(例:怖くないと思えるところまで出し切る成功体験を作る。)
これらによって、
「視点を変えた結果まだ見ぬ可能性や本当の意味での健康な能動性を育むきっかけが起こり、下半期に向けて新たな喜ばしい循環が生まれる」こともあるでしょう。
まさにKan参加者の皆さん!!!!
絶好のタイミングでプログラムに参加していただき、ありがとうございますなのです!!!
メインプログラムの募集は締め切りましたがオンライン講座コースは6月いっぱい募集中です。
Kanオンラインサロンのメンバーも、一期生も、まだまだ「省みること」これからも続けていきましょうね!
(最後は宣伝になっちゃってごめんなさい・・・でも本当にそう思っているから仕方なのです・・・)
確認のために過去記事掲載いたします。
🌟半年前の新月
🌟否定的循環と肯定的循環の仕組み
🌟「能動性」を理解するために
是非是非合わせておさらいしてみてください。
気づきのヒントがいっぱい溢れているはずです。
今回も最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。