2022年4月17日天秤座満月

2022年4月17日午前3時54分、牡羊座位置の太陽と天秤座位置の月が向かい合って満月を迎えました。

半年前の新月からの振り返り、約半年の自分の歩みを振り返ってみましょう。

今回の満月のサビアンシンボルは『頭上を飛んでいる飛行機』。

地上に立っているだけでは分からない自分の現在地を、よりマクロな視点で捉えること。

全体的や視野を持つことの大切さ、客観性の見直しを促すようなこと。

小さな小さな一つの「点」の積み重ねがいつしか大きな塊に、

「点の積み重ね」が未来の自分へ続いていくことを再確認するようなきっかけ。

_______

単調な日々の繰り返しの中で、私たちはついつい目の前の事象に囚われてしまい、客観性を見失ってしまいます。

「何のために自分はここにいるのだろう?」

「何のためにこんなことをしているのだろう?」

「誰も見ていないことをやる意味はない」

「今が良ければひとまずはOK!」

という感情は誰しも経験のあることだと思いますが

日々の小さな積み重ねのことを、ある規則性が織りなす「秩序」のようなものとします。

その秩序がいつしか積み重なり、未来の日々を作る。

まるで美しいメロディーを紡いでいくようなことだとします。

しかし、忙しない日々の中でその「秩序」が乱れ、不規則になり、やがてリズムが乱れてメロディーはいつしか不協和音に…

本来美しい姿をしているあなた自身も当然乱れていきますから、あなた自身の投影である「環境にまつわる全て(体も含む)」が乱れ、不本意な状態や結果になるでしょう。

しかし、客観性を失っている自我は、なぜかその原因が「自分である」と気がつけないのです。

取り戻すことも乱れさせることも鍵を握っているのは全て自分次第です。

この満月を節目として

・いつか形になるであろう小さな積み重ねを見直すこと

・改めて志を持ち直して、未来の自分のために改善していくこと

・自分のことを棚に上げず「鏡の法則」で客観的に分析すること

これらを改めて見直してみるのはいかがでしょうか。

今の自分をついつい悲観的に捉えたり棚に上げて考えてしまうことも一種の「客観性の欠如」のようなもの。

単調な積み重ねに見えるようなことでも、日々のあらゆることを自分の未来へと続くメロディーを紡ぐように積み重ねていくことが大切です。

“自分にとっての好転的な状況のためにどのようにリズムを作っていくか“

これらを見直した上で不要なものを離し、必要なものを取り入れる。

満月という排出の作用を味方につけてより良い循環に繋げていきましょう。

そして現在の状況を、躓いているように感じる必要はありません。

人生はトライアンドエラーの連続、経験値を積み重ねていくことが何よりの成長ですので

やってみて合わなかったことには見切りをつければ良いし、やり切れていないことには再挑戦すれば良いだけのこと。

__________

牡羊座の太陽の季節(春分から4月20日頃まで)は新しい何かをスタートすること、

その後の太陽は牡牛座へと歩みを進め「始まった物事をどのように形にするか」という課題に移っていきます。

まずは一歩進まなければ分からないことがたくさんあるのですから、現状自分を見直す地点にいるあなたは「改善して成長するきっかけ」を与えられているのです。

金星と天王星、水星の関わりは変化を求めるあなたにエールを。

・まさかの方向転換

・意外なスパイス(比喩)

これらがラッキーポイントです。

水星と天王星のコンジャンクション、食わず嫌いでマイペースなあなたの腰がようやく上がるようなきっかけ、驚くような知らせ。

4月17日からは季節の変わり目にあたる土用の季節が始まります。

初夏を前に安定しない気候の影響に振り回されぬように。

4月29日から冥王星が逆行を開始します。(~10月9日まで)

これによって2022年の全天体順行期間は終わり、この期間までに始まったあらゆることを形にしていくステップへ。

牡羊座、山羊座、天秤座、蟹座の25~29度に主要天体を持つ人。

※特に太陽、月、ASC、MC(1,4,7,10月15~20日生まれ)

人生のテーマが冥王星の影響下にあります。

今後生きている限り訪れないであろう、破壊と再生の時期。

一言で言うと「とにかくめちゃくちゃハード!!!!!」ですが、冥王星の人智を超える力が味方についているため、今後の自身のキャリアの中枢になるような大切な何かに向き合う時期でもあります。

2022年中の活動宮位置での満月は、冥王星の影響を大きく受けるターニングポイントでもあります。7月14日山羊座満月や10月10日牡羊座満月でも同じような状況に。

2025年に完全に水瓶座へ移行するまではこの冥王星、行ったりきたりでまだまだ落ち着かないですが、一生を過ごす中で体験できる人は限られている大変貴重な時期ですから、その究極の状況を味方につけられるように自分の限界を越えるような挑戦をしてみてください。

今向き合っていることは紛れもなく「今だからこそ体験できること」であり、

そして生まれてくる時にあなた自身が決めてきた伏線でもあるのです。

流れ弾(?)ですが、牡牛座と乙女座の25~29度に主要天体を持つ人にも何か驚くような運びが訪れているかもしれません。

魚座の影響を大きく受けている人(※特に3/15~20日生まれ、それ以外でも魚座の主要天体持ちであれば該当します)は木星と海王星のコンジャンクションがピーク。

これ以上ない曖昧さと混沌の状況の中に。

分かっているけど気持ちがグダグダ、なあなあ、手のつけようがない状況…

今回の満月でいうところの「客観性の欠如」を失いやすい配置とも言え、これまでの自分の弱い部分に向き合わざるを得なかったり、普段よりも調子が入りにくい人も。

「魚座が今年調子良い年って言った人誰?!」と憎まれ口を叩きたくなるかも・・?

もしよかったらこちらの記事も参照です。

【2022年の考察 by淡の間 - things that matter】

https://thingsthatmatter.jp/blogs/matter/2022senseijutu

13年ぶりの海王星と木星のコンジャンクション、さらにホーム魚座での会合は約165年ぶり。

木星は拡大や成長、正義、富の象徴を示す星。

海王星は夢や芸術、病や見えないものを示す星。

海王星の発見とともに発見された「石油」もまた海王星の象徴ですが、かの戦争で象徴化された石油資源を含む資源問題や、戦艦モスクワ(木星的シンボル)を撃沈させたネプチューンミサイル(海王星的名称)。過剰な陰謀論的組織の拡大はかのオウム真理教を彷彿とさせるかのよう。

この度の戦争によって表面化した「正義」や正統性の曖昧さ、

国際組織の形骸化された様は山羊座冥王星の最後の足掻き。

現状、土星は水瓶座の後半を移動。

1992~1993年生まれの水瓶座土星世代はサターンリターンのピーク。

それ以外にも水瓶座・牡牛座・獅子座・蠍座20~29度に主要天体を持つ人に大きな影響。

(※特に2,5,8,11/10~20日生まれ、太陽・月・ASC・MCなど)

精神的苦痛を伴う脱皮、成長の時。

強い責任を問われる。

行き場のない孤独を感じて精神的に不安定になる場面も。

土星は厳しい課題の後に置き土産を与えてくれる優しさも持っています。

現状対峙していることを意味のあることと捉え、乗り切ること。

新月、満月のリズムは地上に生きる生命のすべてに影響を与えるものですが

自分だけの月のリズムがあることをご存知ですか?

冥王星逆行の前日、ゴールデンウィークに自分を振り返るスペシャルとして

4月28日にスペシャルなワークデーを企画しています✨

名付けて「ルナリターン・リサーチ」

自分だけの月のリズムを知り、2022年中のサイクルを調べ、対策を練られるボリューム満点の内容を用意しています🌝

近々ローンチしますのでお楽しみに!!

この度も長い文章を読んでくださってありがとうございます。

淡の間

2022年3月18日乙女座満月、冬眠からの目覚め

占星学では太陽が牡羊座0度で重なることを春分と呼びます。

本日は3月18日、春分は3月21日です。

数日後に春分を控えて満ちる乙女座の満月は、まるで赤子が母胎の中で世界の外に出てくる前の日のように、新しい季節の始まりを今か今かと待っているかのよう。

165年ぶりに重なった木星と海王星、その側に寄り添う太陽と水星は魚座のもつ混沌とイマジネーションへの誘いを増幅させている最中。

世界単位で広がる混乱の渦。カオスティックな現在の世界情勢を投影するかのよう。

あらゆる情報が行き交うSNSの世界で翻弄されたり、心に決めたはずの決意が曖昧になったり…分かっているのに決めきれない、あるいはなんだかモヤモヤして力が入りきらないような気持ち、抱えていませんか?

罪悪感を抱えながら、何かやましいことを抱えている人もいるかもしれません。

世間的にはタブーと言われるようなことに誰にも言えず飲まれている。

分かっているのに、理性が言うことを聞かず、快楽に飲み込まれてしまうようなこと。

分かっているのについつい食べ過ぎてしまうこと、自分を律せないこと。

今は、春の目覚めを前にこれまでに蓄積された膿を噴出し、全てを包括して受け入れるための過程を過ごす合間の季節です。

このところずっと、頭がぼんやりとしてなかなかスイッチが入らなかった方も、この満月を境に、冬眠から覚めるように少しづつ動き出す打開策が見えてくるかもしれません。

どうしても倦怠感が抜けない方は、もしかするとこれまで頑張りすぎていたのでしょう。

時期が来れば自ずと準備が整いますから、必要な時はしっかり休んで養生をするのが一番です。

特に目の重み、脚に滞りが生まれやすい時期です。

念入りにレッグケアを。より美しい水質、味覚を意識して身体が喜ぶような食事を。

ここ数日(数ヶ月?)食欲のコントロールが難しかった人は

春分以降から本気出しましょう。

かかとケアなんかも、そろそろ始めてみても良さそう。

意図せずこの満月を機に、一念発起して新しく何かをスタートするために

いろいろなことを準備して動いていた人も多いかもしれませんね。

_____

満月のサビアンシンボルは乙女座28度「禿頭の男」。

何も繕わない、何にも迎合しないような身軽さがテーマ。

潔く、中途半端なことをせず、思い切った決意。

想像してみてください。

聞く限りなんだかとてもキャッチーなシンボルですよね。

すこ〜し散らかっているわけでもなく

カツラでもなく

潔い、禿頭です。

_

頭は私たちの理性が宿る大切な場所。

司思考の司令塔であり、理性(霊性)そのものです。

ちなみに乙女座の支配星は水星であり、知性や思考、情報やコミュニケーションを示します。

髪の毛は、神聖な頭を守る「緩衝材」のような役割を果たしています。

この満月を境に起こった出来事、用意されていた運びの向かう先は

本体の働きを取り戻すために「すでに不要となった緩衝材」を取り去って潔く開き直るようなこと。

冥王星やドラゴンヘッドなどの影響も相まって、蔓延っていたモヤモヤが無意識下で変容していくような、普段感じたことのない感情の中での変容への誘い。

言葉には表せないようなソワソワ感、逃げられないような渦の中にいる心地。

世間の大きな流れとともに人生の大きな転換を感じているかもしれません。

2019年、木星・土星とともに三つ巴を形成していた冥王星は、この社会、及び個人の感情の中にある「すでに形骸化した概念」を崩すため2023年3月に水瓶座に移る前の最後の仕上げに入っているのでしょう。

様々な葛藤の中で選択することは、すぐに結果が見えてくることではないかもしれません。

なぜなら、一旦取り壊した土壌の上にこれから先の未来を作るための新しい土台をこれから作るのですから、大変な大工事です。

人生を左右する選択も含まれています。

そのためには、なるべく不要なものを取り除いたまっさらな状態のあなたが必要です。

余計なものを削ぎ落とした「知性の象徴(あなたの思考)」は、この春分以降、何を選択するのでしょう?

「不要な緩衝材」で過剰に包んで見えてこなかった大切なものがようやく見えてくるかもしれません。

今はまだモヤがかかっていて見えない景色だとしても、後からボディーブローのようにじわじわ効いてくるのもまた、冥王星の力が加わった満月らしさ。

きっとこの考察のメッセージも、後から伏線のように効いてくるかもしれません。

ラッキーアクションもご紹介しちゃいます。

・断捨離⇨ただ捨てるだけじゃなくてマネタイズ(現金化)を

・季節の食べ物をいただく(特に苦味のあるもの)

・デトックスファスティング⇨味覚のリセット

乙女座の満月、それは春分(新しい季節)を前にした最後の調整。

赤子が生まれてくるのを今か今かと待ち受けている臨月の妊婦を見守る医療関係者であり

クライアントの要望を聞き、具現化のために整理しようとする建築士や、デザイナーであり

オーケストラを率いるコンダクターであり

緻密な推敲をこなす編集者であり

食材を前にあれやこれやと思案する料理家でもあり

・・・

イマジネーションの向かい側にある、思考して具現化する力や

世界の外側に飛び出す前の調整を司る部分が乙女座の領域です。

正しく考え、思考を取捨選択すること。

自らを律してあらゆるものを整えること。

境目の季節の移り変わりを柔軟に受け止め、すり抜けていくこと。

請け負った全てを受け止め、繊細なセンスを以ってまとめあげること。

この満月のメッセージがあなたの中に宿る「乙女座力」または正しい水星の作用を思い出し、新しい季節に向けて整えていくための一助となりましたら幸いです。

春分のメッセージもお楽しみに。

ーmeditation

目を閉じて、イメージしてみましょう

あなたは美しい海の中で揺蕩うように泳ぐ海月

光に反射するように身を委ねて

深呼吸をして

ゆっくりと息を吸って、吐いて

海の中に溶けていくように、身体を全て預けて

黄金色の泡が 自分の身体の周りを纏うように

ゆっくりと深呼吸をして

2022年2月17日獅子座満月 現状確認のための葛藤

2022年2月17日午前1時56分ごろ、獅子座の位置で満月です。

新月が種まき・始まりだとしたら、満月は収穫・振り返りのときです。

2月4日から4月29日までの2022年唯一の全天体順行期間の中で起こる満月は今回を含めて3回あります。私はこれを「いつも以上に前向きな振り返りができる時」と解釈しています。

2021年8月8日の新月の付近から自分が始めたこと、続けていること。

昨1月の逆行期間のうちは進まなかったことが進んでいること。

これらの期間に起こった出来事の進捗を見直してみましょう。

というのも、今回の満月は不動宮(獅子座の月、水瓶座の太陽、牡牛座のドラゴンヘッド、蠍座のドラゴンテイル)の中で『グランドクロス』という四角形の抑圧的なアスペクトを作り出しています。

この影響から、何かを新しく始めるには少々圧力がかかっているように感じるため「見直しをする、振り返る」という点が重要になってきます。

この四つの「不動宮」と呼ばれる区分の星座は、継続・維持・具現の性質を司りますが、陰に偏ると頑固さや融通の効かなさ、腰の重さなどが目立つことも。

特に、現在の状況においては現実的に身軽になるためのことや、新しいチャンスに恵まれる機会が目の前にあるにも関わらず意地を張ったり、プライドを捨てきれなかったり…

まるで視点の違うメガネ(比喩表現)で物事を見てしまい、現状を俯瞰できずにいる人も多いかもしれません。

一方で今回の満月は、まるで全天体順行中の天体たちに下から突き上げられるような配置となります。

この様子は、これまでの自分の頑張りたちに支えられて押しあげられながら頂上まで上り詰めたことを確認するような、またはこれまでの自分の頑張りを振り返り認めるよう。

これまで向き合ってきたことを通して得た自信を持って安心して心を決められるようにプライドや意地や恐怖心を捨てて、これまでの道のりを認めるための心の様子を表しているかのよう。

つまり、思っているより、悲観的な状況ではないのです。

ただ、現状のあなたが認めなければいけない課題が何かある様子。

獅子座という性質は、先述の不動宮の性質に加え、非常に気位が高くプライドに溢れたイメージを持つ火の星座です。そんな獅子座の性質が目立つ方もそうでない方も、心あたりがある方は自分の中でどうしても崩せなかった壁を壊すような行動を起こしてみて、少しでも自分のことを褒めてあげるきっかけを作ってみては。

何度も述べていることですが現在は時代の転換期です。これまでの常識とこれからのスタンダードが折り重なりながらアップデートを重ねている渦中、時には不具合が生じるように心の葛藤が増える場面も多いでしょう。多様性(水瓶座:個を認め合う、平等性)を目指す社会というのはそんなに安易なものではなく、一人一人が少しづつ折り合いをつけて共存していかなくてはなりません。

みんな平等に認め合う社会というのは、誰かを受け入れるために協力してバランスを取り合う必要があります。そのため、以前は見て見ぬ振りをされていたような問題行動やどこかの誰かが傷つくような発言を行うことがナンセンスになり、一挙手一投足にモラルが求められるようになったことで窮屈さを覚えている人もいます。「風の時代」というものは実際のところ全く甘くなく、むしろ時代錯誤の価値観などが浮き彫りになり袋叩きのような状態が続いたり、見せかけのダイバーシティを取り上げるムーブメントにはすでに辟易としている人もいるでしょう。物珍しさや一時のブームではなく、日常に浸透するまではまだまだ時間がかかります。

今回の満月のサビアンシンボルは、獅子座28度『大きな枝にとまる沢山の小鳥』。

「たくさんの小鳥」というモチーフは「視野を広げて多くの可能性を見出す、広げる」 という解釈にも捉えられ、視野の向こう側に行くことで人生の可能性を広げていけるのでは?というメッセージのほか、MC(空のてっぺん)にある月を他の天体たちが押し上げるようにしている今回の天体配置の様子にもどことなくリンクしますし、木の枝にみんなで一緒に小鳥がとまるように皆が協力しあいこの社会が安寧になりますように、という集合意識の願いにも感じます。(私の願望でしょうか?そうであったらいいなと本気で思っています。)

その他、金星と火星のコンジャンクションに天王星が調和する様子からは『正しく喜び、受け入れ(金星)/ 正しく動いて、頑張る(火星)ことが変化(天王星)への近道である』ということも見えてきます。

あまりひねくれず、無い物ねだりにもなりすぎず、今の自分の立ち位置を見回してみることで十分だと思えるよう、感謝の気持ちを忘れないこと。正しく現状の立ち位置を受け入れること。

頑固に構える時期はとうに過ぎているのだから、あまり意地を張らないでいること。

感謝の気持ちを忘れないこと。

たまには前に進むより、現状の自分を称えることも大切ですね。

ちなみに、なんだか心がモヤモヤ思い当たる方はメールやLINEでも十分なので、思いついた人に心残りのあるメッセージを送ってみてもいいですね。

皆さんにとっての前向きな区切りとなりますよう、以上を満月のメッセージとします。

長文を読んでくださりありがとうございました。

2021年12月19日双子座満月

2021年12月19日午後13時35分、双子座の位置で満月となります。

今年最後の満月のメッセージはなかなかに強烈…ですが、とても優しいもの。

簡単にまとめると、

・自分の設定した天井を軽々と超えていくために、慣れ親しんだパターンを脱却する。

・素直になりたいのに、なりきれないで意地を張ってしまうようなことをやめる。

・セルフイメージを前向きに変えていく。

この3点です。

この内容を天体のアスペクトを参考に解説していきたいと思います。

________________

満月時のアセンダントは牡牛座。

近くには天王星、革命の天体が鎮座しています。

チャートルーラー(支配星)である金星はMC(天頂)で冥王星と重なり、

月と150度の葛藤の角度を形成します。

150度は「違うものを認める」

金星は「慣れ親しんでいること」冥王星は「破壊と再生」。

合わせると「新しい自分にアップグレードするために、あえての方向転換でこれまでの自分を脱却してみる」。

150度の関係は、全く相入れないもの同士であるが故に、憧れの存在や本当は大好きなもの(気になって仕方ないもの)に対して少々の違和感や難色を示してしまうこともあります。

今回は山羊座(金星&冥王星)と双子座(月)の関係性ですから、「なかなかミーハーになりきれない自分」という葛藤があるのかもしれません。

すでに慣れている現状を脱出しなければいけないモヤモヤに向き合っている人も多いかも。(※特に1月半ば、5月半ば、9月半ば生まれの山羊座、牡牛座、乙女座。次点で蠍座、蟹座、魚座)

変わらなきゃいけないのは分かるんだけど、なんか嫌なんだよね・・・・って感じで、言語化できない状態に対しお尻を叩かれているように変化を促されている、ような人はいませんか?

ここまで来るともはや意地でしょうか。

変化することを必要以上にネガティブに捉えてしまい、今まで築いてきた自分の功績(伝統)を否定してしまうような気がしてなかなか殻を破りきれずにいるのかも。

アセンダント近くの天王星(革命/発見 )は土星(課題/修行 )とスクエアを形成。

成長していく課題の狭間で素直になりきれない心の様子をそのまま表しているようです。

究極のアップグレードした自分に会えるチャンスにも関わらず前に進むのが怖いというのは、それだけのこだわりと誇りを持ってこれまで取り組んできた過去の自分を裏切るような気持ちがするからでしょうか。

そんな中、葛藤している月(あなた自身)に木星から暖かいエールが届きます。

木星は12年ぶりに水瓶座に滞在し、2009年から始まった自分の役目を全うしようと最後の仕上げともいえる段階へ入っています。その最後の役目とは『約12年前の自分とは違うアップデートが必要だ』とあなたに伝えて成長を促すことです。

モヤモヤしている自分の気持ちとは裏腹に、あなたの仲間たちはその葛藤(殻)を脱却するあなたを待っている。その仲間たちは、あなたの「よさ」を心から理解してくれている信頼のおける仲間たち。例えあなたが「前向きに変わった」としても、とやかく何かを言ってくるような人たちではないのですから安心してください。そして、腹を括って生まれ変わったあなたをまた待っている人たちも大勢います。

日々確実に成長を積み重ねているあなたですから、凝り固まった「こだわり」という名の足枷を外し、新たなイメージをまた積み重ねていくことでこれまで築いてきた道のりがますます輝くでしょう。本来、変化は決してネガティブなことではなく、とても前向きなものです。

なぜならば新陳代謝なくして本当の成長はありえないから。

「心の葛藤」と表現した現象を超えていった先にあるものは新陳代謝を経て生まれ変わったピカピカの姿。どんな出来事も、そしてあなたの体の細胞もまた、幾多の新陳代謝を繰り返して今があるのです。

月のサビアンシンボルは双子座28度、破産宣告された男。

これまでのことが一変&一掃し、新しいことを始めようとする時。

一見絶望的でも思い切って行動することで気持ちはクリアに。

例えるなら、タロットカードの「The Fool 愚者」のような感じ?

あーだこうだと説明しましたが、意外と飛び越えて仕舞えば大したことはないと言うか、待ってました!とばかりに色んな嬉しいお知らせが舞い込んでくることもありそうです。

とにかく、このモヤモヤは2021年に置いていって、フレッシュな心持ちで新年を迎えたいですよね。

ちなみに、モヤモヤの原因は他にも有ります。

7ハウス(対人 / 客観的)の部屋にある火星はドラゴンテイルとコンジャンクションして、12ハウスの牡羊座カイロンとトライン。

火星は性、バイタリティ、本能的な欲求の他、男性性や「怒りの感情」を表す天体です。

カイロンは「魂の傷、コンプレックス」と言われますが、最近は「卑屈ポイント」と呼ぶことにしました。誰から何を言われても「だって私…どうせ…」ってなりがちな部分だからです。

人に対してどうしても見栄をはりたい。優位に立ちたいという気持ちが前に出てくる時。

過去の恥ずかしい経験から、恥をかきたくないという気持ちが前のめりになってしまって

相手についつい支配的な態度をとっていないでしょうか?

感情のコントロールを正しく行い、正しく怒り、正しく対話することはとても重要です。

人よりも見栄を張りたい、優位に立ちたい、支配欲による高圧的な態度を取る・・・という誤った男性性をアピールしたところでポジティブな印象にはなりえないと、ここで気がつくべきではないかと。

自分のプライドを守るために、怒るとすぐに感情的になってしまう人、

相手よりも優位に立ちたがる人、

過去の恥ずかしい体験が怒りの感情へと変換されている人。

人間関係に大きく影響が出ていないでしょうか。

取り返しがつかなくなる前に、今後は正しく怒り、正しく自分の感情を消化することを心がける他、現状の偏ったバランスや関係性を整えるタイミングなのかもしれません。

ポジティブな解釈だと、なりたい自分になるためのボディワークやトレーニング、主張が効果的です。過去の自分がどうだったか?ではなく、これからの自分がどうなりたいか?という目標を掲げることで前向きな能動性を働かせていけるでしょう。

「安定を / 壊す」ことで、究極にアップグレードした自分へと生まれ変われる分岐点。

ちょっと意外、まさかのそっち?!とも言えるくらいのイメージチェンジも有りですよ。

前向きに方向転換していきましょう。

今すぐではなくてもいいから、まずは目標を書いてみたりするのもおすすめです。

~オススメのワーク~

ノートの片方に憧れの人とすごく気に入らない人を書き出してみる。

「すごく気に入らない人」に対して「憧れの気持ち」が少々含まれていたら、素直に認めてみる。

心の中で、気に入らない人に「本当はあなたのことが大好きです、あなたのことをわかりたいです」と言ってみる。できるならイメージの中で抱きしめてみる。

少々無理かも?って思う目標を書いてみる。

せっかくなので読者の皆様はぜひ、aynoma diary 2022 へ書き込んでみてくださいね🥰リンク貼っておきます。

https://aynoma-aynoma.stores.jp

書いたら意識は現実へと動きます。いざ、行動あるのみ!

皆様の前向きな未来を心から応援しています。

今年最後の満月の考察を読んでくださりありがとうございます。

次は来週、冬至図を更新します。

淡の間