2022年5月16日13時14分、蠍座で満月。
月蝕。
月のサビアンシンボルは蠍座26度『キャンプを作っているインディアン』
🌕新しい環境に身を投じて新しい価値観を見出す
🌕協力しながら何かを生み出す、切磋琢磨
🌕本質を見抜く力を備え、次なる成長に向けた切符を手にする
見えない鎖のような繋がり、精神的抑圧から脱出するための切符
何かが終わり、生まれ変わるようにまた新たなサイクルが始まっていく
“満月前“の自分を過去にする
タロットカードで言うと『Death 死』のようなターニングポイント
細胞が一度死に、新陳代謝するように新しい自分へと変容していくための事象は、
蠍座的テーマから射手座的テーマへの移行のよう。
本当の自己解放について考えるとき。
逆行中の水星と入室したばかりの木星は早速連携し、物事に勢いをつける。
加えて牡羊座のカイロンは
” 人との関わりについて ”
” 男性性・能動性・支配欲求” への癒しをもたらす。
“怖くて仕方ない事” の正体、
自分の心の弱さとの対峙。
人と自分を比べないこと。
あなただけの輝きを信じること。
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約5ヶ月ぶりの水星逆行、12年ぶりの牡羊座木星入りと天体の位相による混乱が相次いだこの1週間は、日々更新しているストーリーへの反響も大きく、大きな意識の流れを共に体感しているような一体感を感じました。
私自身も環境が大きく変わったわけではありませんが心情に深く向き合う事があり、少なからず影響を受けました。この体験は出張・奄美大島編としてまとめたいと思います。(できるかな…)
不動宮のTスクエアに横入りするような山羊座の冥王星はまた、この社会においても個人においても重要な変容の促し。
大きな変化の前は不安な気持ちになる。
人によっては、自分がこれ以上誰かの役に立てるのかと疑心暗鬼になるような状態があったりします。
深く落ち込むようなことや、自分をとことん追い込むことは意識的に避けましょう。
何より、悩んでも仕方のないことであなた自身を傷つけないでください。
満月時、MC (天頂)付近にある水星がもたらすのは以下のようなこと。
☑︎自分自身の社会的役割に対する認識の変更
☑︎情報モラルやリテラシーにまつわること
☑︎「知らないことを知ること」が思わぬ選択肢につながっていく
☑︎今後のキャリアにつながる大切なお知らせ
水星逆行時は計画がずれたりケアレスミスが起こったりすると言われますが、過去の自分からの贈り物のような、昔出した手紙が届くようなこともあります。
或いは今年の前半に始まって停滞していたプロジェクトが進んだり、やり直すようなことがあったり。
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そして、今回の満月とは関係なく、「自身にとっての双子座のハウス」が何ハウスに該当するかで5/11~6/3の水星逆行のテーマ、あるいは、今回の満月における見直しのテーマを自分で考察する事もできます。
下記の無料サイトで自身のホロスコープチャートを調べて見てください。
(※出生時間が分単位で正確に分からないとハウスを調べることができません)
水星逆行のテーマ⇨♊️マークをチェック
満月のテーマ⇨♏️マークをチェック
【何を見直すべきか?】
1ハウス ▶︎ 自分自身について(見た目も含む)
2ハウス ▶︎ お金の稼ぎ方、才能について
3ハウス ▶︎ 学ぶこと、伝えること、移動にまつわること
4ハウス ▶︎ 家のこと、自分を支える土台(家族含む)
5ハウス ▶︎ クリエイティブ、恋愛、熱を持つこと(子育ても含む)
6ハウス ▶︎ 身体的健康面、働き方について
7ハウス ▶︎ パートナーシップ、自身が他人に向ける印象
8ハウス ▶︎契約ごと、お金のこと、結婚(家族のこと)
9ハウス ▶︎ 専門性、海外、出版など
10ハウス▶︎ 社会における自分の役割について
11ハウス▶︎ 友人関係、コミュニティ、これまでの成果について
12ハウス▶︎ 精神的健康面、潜在意識、スピリチュアル・イマジネーション領域
ざっくり、ご参考までに。
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今回の満月を迎えるにあたって、冥王星逆行の前日(4/28)に“Luna return Research” を経て、月についての考察をお届けできたことは、私にとってとても有意義な体験でした。
月が教えてくれることは決して永続的な幸せではなく、人生の大きなターニングポイントでもありません。
太陽が公転周期を一周する上で起こる通過点であり、己の未熟で成長の至らない部分を受け止めるための過程で起こること。
月経が肉体的な排出だとしたら、月回帰(ルナリターン)は精神的な排出を経て新陳代謝していくようなことだと思います。
しかし、月という精神的未熟な部分に大きな影響を持つ天体が接触(アスペクト)することで、その「未熟な部分」に対しての葛藤が生じることがあります。
この度の満月は、月(潜在的に未熟な部分)に対して、太陽(人生の目的)と土星(制裁、課題)でTスクエアという複合アスペクトが形成されることで、大きな感情の揺れを体感したり、周囲の変化、人生の転換期などを迎える方が多かったのではないでしょうか。
しかも、この度の満月は“月蝕“という通常の満月よりも宿命的な作用の強い月でしたので、その影響はますます大きいもの。
蠍座は精神的かつ、見えない繋がりに対して。
牡牛座はお金も含む三次元的な見える繋がりや物質的なものに対して。
それぞれ強いこだわりと執着を持つ性質であり、自分にとっての”譲れないもの”に対して徹底的に愛情を注ごうとします。
一方で、2020年から2023年までは水瓶座のポジションに土星が滞在している影響で、水瓶座的なテーマと土星の性質を掛け合わせた課題が生じています。
土星の性質とは、
☑︎課題
☑︎制裁
☑︎抑圧
水瓶座の性質とは
☑︎「1人はみんなのために、みんなは1人のために」
☑︎「多様性」
︎ ☑「進化した技術」
☑「人権の尊重」
☑「博愛」
☑「物理的距離を厭わない、発達した知性によるコミュニケーション(インターネット、ITなど)」
併せて考えると…
土星✖️水瓶座
⇨誰一人取りこぼさない社会を目指すための意識の変革
『大切なものは私だけのものにしたい』牡牛座と蠍座に対して
『この社会で生きているみんなのものとして考えよう』と水瓶座が仲裁するように呼びかけるようなイメージをしてみてください。
この度の満月付近で、ニコニコ動画の有名タイトルに対して個人ユーザーが権利を独占するような形で商標登録を行い炎上したことは、インターネット上の価値観・財産の共有に対する意識の衝突として、牡牛座・蠍座・水瓶座という不動宮のTスクエアの実例のような非常に興味深い例だと感じました。
まだまだ時代が追いついていないように感じること、認識が伴わずに取りこぼされるような、行き届かないことが多くみられて歯がゆい思いをすることもあると思います。
今はまだ通過点に過ぎず、この変容を長い目で見守る事が必要な時期です。
変わっていく過程では現状の問題点が大きく噴出する為、一見目を背けたくなることが多く投げ出したくなる事も沢山あります。
しかし、本当の意味での成長を体験出来る人・
または達成に到達できる人の共通点は
現状の課題から目を逸らさず
長い目で見て取り組む事が出来る人
執着に囚われず、常に解放的な視点を持って自分を成長させる事が出来る人です。
星読みと全く関係ないようなトピックに感じるかもしれませんが、今宇宙の星々の接触によって生じている影響はこのような事だと思います。
個人の体感においても、社会的な影響においても、非常に大きな変容に繋がる事が起こりやすい時。
この満月付近もしくは1週間単位の期間で何かが大きく変わる体験をした方は、自己解放のチャンスが与えられているのだと思います。
例えば、絶対に動かないと思っていた岩が、急に動き始めると動揺するでしょう。
どれほど変化を願っていたとしても準備が伴っていない自分に気がつき、まだまだ届かない目的の向こう側をみてため息をついたり、覚悟が伴わない自分(または何か)に対して辟易することもあるかもしれません。本当に大切なことを受け入れる覚悟ができていないと、機会が回ってきても上手く波に乗れない事も多いのです。
今後なにか選択に悩む事があれば、
☑︎あなた自身を長い目で見て成長させていくことと
☑︎”解放”に繋がるための方向性であるか
このポイントを意識してみてください。
きっと、誠心誠意向き合っているうちに様々なことがアップデートしたあなたが待っているはずです。
今月も長い文を読んでくださりありがとうございました。
そしていつもより公開が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
淡の間より